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【カーシェアorマイカー】「カーシェアで十分でしょ」思い切ってマイカーからカーシェア生活へ切り替えたら快適だった人たちのエピソード
同級生が続々と車購入、自分も買ってみたけれど…

居住エリアや世代によって、「車を所有するかどうか」についての考え方は大きく異なります。周囲が当たり前にマイカーを維持している環境であれば、おのずと「自分も車を買おう」と考えるようになるものでしょう。
「高校の友達に就職組が多くて、卒業後に集まると車の話になることが多かったんですよね。何度か車に乗せてもらうこともあって、『自分の車っていいな』とずっと憧れていました。
なので大学を出て就職し、間もなくホンダのヴェゼルを中古で買ったんです。買ってしばらくは『自分も大人になったんだ』というワクワク感で、毎週末どこかに出かけたり、友達を乗せたりもしていましたね。
ただ2年くらい経つと、徐々に乗るペースも落ちていって、週末の買い物くらいにしか使わなくなっていったんですよ。もともと通勤は電車ですし、どうしても車が必要なわけじゃなかったんですよね。
それでもなんとなく車は維持していたんですけど、ちょうどヴェゼルの車検前に、大学の同期6人と旅行に行くことになって。ヴェゼルには乗りきらないので、大きめのミニバンを借りて1台で出かけたんですね。
そのとき、『どうせあまり乗らないのなら、状況にあわせてタイプを選べるレンタカーの方がいいじゃん』と思ったんですよ。そのまま思い切って車検のタイミングで手放して……。
寂しさはありましたが、毎回違う車をレンタルする楽しさもありますし、何より維持費のぶんをほかの趣味にあてられるのが大きいですね。今は高校の友達と集まる機会も減っていて、『車を買った頃は雰囲気に流されていたのかな』という気もします」(20代男性)
このように、周囲に車を維持している人が多かったとしても、『自分にもマイカーが必要』だとはかぎりません。自分自身の環境をあらためて検討してみると、必要性がそこまで高くないことに気づくケースもあるようです。
「こういう人はフルサービスに行ったほうが…」店員が見たセルフ式ガソリンスタンド利用者の“謎ムーブ”
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...