【シネマカー#3】ソード・フィッシュ

クライムアクション映画の名作、ソード・フィッシュのあらすじと車に関するちょっとした豆知識をご紹介。本記事は映画情報サイト「PLOTWIST」より提供を受けています。

「ソード・フィッシュ」の作品紹介

監督	ドミニク・セナ
脚本	スキップ・ウッズ
出演	ジョン・トラヴォルタ、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、ドン・チードル、ヴィニー・ジョーンズ、カムリン・グライムズ、サム・シェパード、ルドルフ・マーティン、ザック・グルニエ、ドレア・ド・マッテオ、アンジェロ・ペーガン

麻薬取締局の極秘作戦「ソードフィッシュ」は95億ドルもの利益を上げていた。この大金の強奪を企むガブリエル（ジョン・トラボルタ）は、元凄腕ハッカーを仲間に引き入れ、システムに侵入。白昼堂々と銀行を襲い、人質を取ってたてこもる。
シネマトゥデイ

本作の主人公は『グリース』や『パルプ・フィクション』の大御所俳優ジョン・トラヴォルタと、『グレイテスト・ショーマン』や『X-MEN』などでお馴染みの一流俳優ヒュー・ジャックマンのダブル主演。

ヒロインには『チョコレート』や『ザ・コール』のハル・ベリーを迎えています。

今では主演2人の人気が高すぎて実現不可能な豪華クライム・アクション映画です。

『ソード・フィッシュ』を一言で表すなら、スタイリッシュなB級クライムアクション映画と言えます。全体的なテンポの良さに加え、音楽も映像とマッチしたカッコいい曲ばかり。

映像では冒頭のシーンが特におしゃれです。映画のイントロもさることながら、 前半の爆破シーンには600台ものカメラを使い、バレットタイムという技法を用いることで、20年前の映画とは思えない演出を実現しています。

そんな、当時のCG技術をふんだんに使った迫力満点のアクションシーンはかなり見応えがあります。

ヒュー・ジャックマン演じる主人公の一人は名高いハッカーで、ジョン・トラボルタ演じるもうひとりの主人公、ガブリエルに雇われ、ともに銀行から大金を騙し取ります。

ハッキングと聞くと頭脳戦を連想しがちですが、蓋を開けると激しいアクションがメイン。特に爆破など、スケールの大きいアクションシーンが多いです。

人柄がいい役が多いジョン・トラボルタが、本作ではエキセントリックで掴めないヒール役を演じています。

その落ち着いた役柄がとってもカッコいいので、個人的にはジョン・トラボルタの役の中でもかなり好きなキャラクターです！

ヒュー・ジャックマンは本作が映画出演4作目なので、まだ若手役者だった彼の初々しい姿を楽しむことができます。

さらに、普段の武闘派というイメージとは違い、本作ではハッカーを演じているのですが「そんな、ムキムキのハッカーがいるか！」とツッコミたくなるような肉体美を披露しています。

話が緻密に組まれているものではなく、若干ツッコミどころがあるような展開があるので、しっかり作り込まれている映画を期待していると、少し期待外れになるかもしれません。

しかし、最後はしっかりどんでん返しが待っているので、どんでん返しのあるクライムサスペンス映画が好きな人には必見の映画です。

ジョン・トラボルタとヒュー・ジャックマンは、ともに歌うのが大好きだったため、撮影現場では『オクラホマ！』などのミュージカルの曲を一緒に歌うこともしばしばあった。
ヴィニー・ジョーンズは自らスタントをしようとしていたが、ジョン・トラボルタに止められ、代わりにスタントマンが行なった。すると撮影でワイヤーが切れ、スタントマンは20メートル下のコンクリートの床に落下し、背骨を骨折した。
ハル・ベリーがトップレスのシーンを行なったのは、ヌードシーンへの恐怖心を克服したかったからだと語っている。