更新
「あのポールってぶつかるとそうなるんだ…」運転免許の技能試験で「あ、落ちたな」と思った瞬間はある?合格できたポイントは“ヤケクソ”
半クラの感覚を忘れ…発進できない!
運転免許の技能試験は、仮免・本免ともに減点方式であり、「100点満点中70点以上」で合格とされています。上の「脱輪」のように大きな減点項目もありますが(仮免試験で縁石などに乗り上げてから1.5m未満で停止した場合には20点の減点)、致命的な減点にはならない「細かいミス」も、積み重なれば不合格の原因になってしまいます。
「大学生の頃、サークルやバイトをしながら教習所に通っていたので、スケジュールがかなり空いてしまうことがありました。そのせいで毎回乗るたび、感覚がリセットされちゃうというか。みきわめから仮免試験までの間も、10日以上空いてしまって、かなり不安ではありました。
一応技能試験のポイントはおさらいして向かったのですが、MT免許だったので、そもそもクラッチの操作に不安があって。緊張しながら試験を迎えた直後、案の定最初の発進でエンストしてしまいました。しかも、2回連続で。『あ、もうダメだ』と一気に弱気になってしまいましたね。
その後も坂道発進で1回、クランクで1回、合計で4回もエンストしてしまい、最後は完全に諦めムードでした。その後も仮免の技能で2回落ちて、かなりギリギリのスケジュールで取得したんですよね」(20代男性)
運転免許試験においてMT車のエンストは「特別減点細目」とされ、これは「よくあるミスなので1回目は減点を保留するが、2回目以降は減点対象とし、1回目の保留分も含めて減点する」という措置がなされる項目です。
つまり試験中にエンストをしてしまっても、1回だけなら減点されませんが、2回目をしてしまうと2回分の点数が一気に引かれてしまうのです。仮免試験でのエンストは「5点」の減点対象ですので、4回のエンストにより20点が引かれてしまうことになります。
「遅いくせに信号は無視かよ」信号や一時停止のルールは守らないドライバーにイラッ
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...