更新
「買ったあとのほうがお金かかるやん…」車選びは“維持費”も含めて考えて!考えなかった人たちの話が切ない
車を購入する際は、車両価格だけではなく「その後の維持費」まで検討しておくことが大切です。しかし「大体このくらいかな」と見込んでいても、想定外の出費に苦労することもあるでしょう。
なかにはあまりの維持費の高さに、愛車の維持を諦めざるをえなくなることも……。今回はドライバーの方々から、「予想外の維持費に愛車を手放した経験」について話を聞きました。
知り合いに安く譲ってもらったのはいいけれど…
維持費をめぐる失敗にはさまざまなケースが考えられますが、はじめて車を所有する場合にはとくに、「その後の費用」まで考えが及ばないこともあるでしょう。
「免許を取ってから自分の車はもっていなかったんですけど、地方に就職して車が必要になり、何を買おうか迷っていたんです。そこでちょうど、兄から『友達が乗り替えるから安く譲ってやるって』といわれ、20万円でクラウンマジェスタを譲ってもらったんですよね。
当時で15年落ちの車でしたけど、内外装はキレイでしたし、高級感もあったので、最初は『20万円でほんとにいいのかな』と思っていました。
ただ乗っていると、燃費は悪いしハイオクだし……。通勤で毎日往復30kmくらい走るので、ボディブローのようにガソリン代が響いてきました。通勤以外ではあまり使っていませんでしたが、それでも月に3万円くらいはかかっていたと思います。
自動車税も9万円とかで、最初はケタを間違えているんじゃないかと思いましたね。さらに決定的だったのが車検でした。普通の整備工場に出したんですけど、30万円くらいの見積もりを提示されて。半分くらいがタイヤ代だったと思います。
30万円かけて、この金食い虫に乗りつづけるのかと思うと、さすがにゲンナリしてきて、車検を通さずに乗り替えることに決めました。中古のアクアを買いましたけど、ガソリン代は4分の1くらいになり、だいぶ楽になりましたね」(30代男性)
中古車情報サイトなどを眺めていると、「古い高級車」がお手頃価格に映ることもあるでしょう。しかし排気量の大きさや燃費の悪さなど、後になって維持費に苦しめるケースは珍しくありません。
タイヤ代など消耗品のコストも高くなる傾向にあり、整備費用などが嵩んだ結果、「総合的に見ると新車の方が安かった」といった事態に陥ることもあるようです。
「車はやっぱりドイツ車に限る!」インポートカーで人気トップの理由
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...