更新
宅八郎さんが死去…オタク評論家の愛車は「まるでガンダム」な超激レア車?
宅八郎さんとは
宅八郎さんは静岡県出身のコラムニストで、「オタク評論家」を自称しています。執筆活動のほか、タレントやホスト、政治家(出馬のみ)などマルチな活動をしていました。
”オタク”をお茶の間に普及させた
1980年代前半から執筆者として活動を開始。”宅八郎”として登場したのは90年代に入ってから。オタクという文化を世間に知らしめた人物の一人で、本人もオタクを連想させる独特のファッションに身を包んでいました。しかし実はファッションブランドに詳しく、オシャレには造詣が深かったと言われています。
こういった個性的なキャラクターがお茶の間にウケ、ビートたけしさんやとんねるずさんのTV番組に出演した経歴も。
ビートたけしの愛車遍歴すごすぎ…バイクもまとめて紹介【芸能人の愛車】
ホストデビューや政界への出馬など
それ以降、活動に過激さを増していった宅八郎さん。
2004年にはホストとして活動している姿が、ダウンタウン浜田さんの番組「オオカミ少年」で紹介されました。元からの知名度と優れたトークスキルも相まって、かなり人気だったとのこと。しかしそれが相まって体調不良を起こし、たった2年で引退しています。
浜田雅功さんの車まとめ!ダウンタウン浜ちゃんの愛車とは【芸能人の愛車】
2007年、宅さんはホストの次は政界デビューを目論みました。渋谷区長選に出馬した宅さんが、渋谷駅前にあるハチ公像で講演会を行った結果、マスコミ関係者でごった返す騒ぎに。
とんねるず木梨憲武さんの愛車をまとめてご紹介【芸能人の愛車】
宅八郎さんが乗っていた愛車は?
オタクと言うイメージが強い宅さんですが、どのような車に乗っていたのでしょうか。
アルファロメオ SZザガート
宅八郎さんが乗っていたとされるアルファロメオ SZザガート。宅さんが「あのガンダムみたいなカタチがいいと思う」と称賛したというエピソードがあることから、最も愛車として乗っていた可能性が高いと考えられます。
その挑戦的ともいえるルックスは世間に強烈なインパクトを与え、別名「イル・モストロ(Il Mostro=怪物)」と呼ばれました。
SZザガートの生産台数たった1,000台と超レアモデル。中古車を購入しようとしてもそもそも市場に出回ること自体稀で、それゆえに価格も高めです。ちなみに現在の相場は700万から800万ほど。
車好きで知られる加藤浩次さんが所有する生産台数1510台のアルファロメオとは…加藤さんの愛車を紹介
2020年8月に57歳で死去
2020年12月4日、宅八郎さんが同年8月に脳内出血によって亡くなっていたことが報道されました。57歳という若さでの訃報に、世間では悲しみの声が多数挙がっています。
今日のオタク文化の礎を築いたと言っても過言ではない宅さんの功績は、いつまでも語り継がれていくでしょう。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...