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イブも営業車で仕事なのに…クリスマスに起きた車にまつわるトホホなエピソード
1年のなかでも、クリスマスは多くの人にとって特別な日。華やぐ街の雰囲気を楽しみながら、ドライブに興じるのも楽しいものでしょう。
しかし、どこもかしこも人出が増え、浮かれ気分に包まれるクリスマスは、「イレギュラーな状況」が生まれやすくなるものです。
今回はドライバーの方々から、「クリスマスに起きた車にまつわるハプニング」のエピソードを集めました。
ドライブデート前に洗車しておこうと思ったのに……
大切な人との特別な時間を、ピカピカの車で過ごしたいと考えるのは自然な気持ちです。そのためか、クリスマスには「ガソリンスタンドや洗車場がいつになく混んでいる」という状況も。
「5年ほど前、久々にできた彼女とクリスマスにドライブデートすることになり、待ち合わせ前に車を洗っておこうとガソリンスタンドに寄りました。でも、最初に行ったところはもう洗車待ちの車でいっぱいの状態で。洗車機も手洗いも1時間は待つと伝えられました。
別のスタンドをいくつか回ってみましたが、やっぱりどこも混んでいるんですよね。『洗車は30分~40分済むだろう』と思って出発したので、待っているわけにもいかず……。
カー用品店も開いていない時間だったので、迷った挙げ句、コンビニでタオル2枚と食器用洗剤を買って。1枚をトイレで濡らして洗剤を染みこませ、もう1枚で拭き取るという応急処置に出ました。
パッと見はきれいになりましたが、コンビニの駐車場でボディを拭きながら、『こんなところを彼女に見られたらどう思われるだろう』と虚しい気持ちになったのを覚えています」(30代男性)
クリスマスなどの人出が増える日は、なるべく洗車は前日までに済ませておき、当日は水なし洗車用のワックスクロスなどで手早く終えるのがよいのかもしれません。
なお、施設の駐車場における本来の利用目的以外の駐車は、施設やほかの利用者への迷惑になる可能性もあるので、避けるようにしましょう。
いい曲だけど、無限リピートはつらすぎる
クリスマスシーズンに流れる定番ソングの数々は、イントロからしてクリスマス気分を盛り上げてくれるもの。しかしせっかくの名曲も、シチュエーション次第では台無しになってしまうこともあるようです。
「以前彼氏とクリスマスイブに車でデートに出かけたときの話です。出発して最初の信号待ちで、彼がオーディオを操作して、ワム!のラスト・クリスマスをかけました。一気に私もクリスマス気分になって、『やっぱコレだよね』みたいに盛り上がっていたんです。
曲が終わって、『次は何のクリスマスソングかな』なんて思っていると、また同じイントロが流れはじめて。最初は設定ミスかなと思ったのですが、本人は至ってノリノリなんですよ。今度は自分も歌いはじめて、しかもなぜかハモりのパートで。
これはもしや……と思ったら、やっぱり3回目が流れはじめました。さすがに『また聴くの?』と聞くと、『クリスマスといったらコレしかないでしょ』と一層気合いを入れて熱唱していました。
結局、目的地に着くまでの1時間ほど、ずっとラスト・クリスマスが流れていましたね。しばらくイントロが耳から離れませんでしたよ」(20代女性)
1つの曲に特別な思い入れを抱くのは珍しいことではありませんが、いきなり自分の好みを全開にしてしまうと、やはり周りから引かれてしまうこともあるでしょう。
デートの際、車内でかける音楽は悩ましいものですが、そうしたセンスも共有できる相手だと、ドライブも一層心地よくなるのかもしれません。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...