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スズキ「ジムニー」オーナー必見!“かゆいところに手が届く”ジムニー専用カスタムグッズでもっと快適に

1970年に登場したスズキ ジムニー。はしごのような形状のラダーフレームを採用した本格四輪駆動車は軽自動車として唯一の存在であり、高い走破性から営林署や土木建築業といった過酷な道路環境で使うユーザーからの評価も高かった。そして、2018年に登場したのが4代目のジムニー(JB64、JB74)だ。フルモデルチェンジは実に20年ぶり。先代の丸みを帯びた形状から一変し、4代目ジムニーはスクエアなデザインへと変貌した。タフな印象を強め、それでいて使い勝手はさらに向上したとあって大ブレイク。歴代ジムニーを乗り継いできたジムニーフリークはもちろん、乗用車からの乗り換え組も多く誕生し、4代目の発売から7年が経過し街を走るジムニーもかなり見られるようになった。4代目ジムニー JB64、JB74が一大ブームとなったことで、ジムニーの使い方や、ユーザーの求める性能がこれまでと異なっているという。
そこで今回は軽自動車のジムニー・JB64と、普通車のジムニー シエラ・JB74のユーザーに向けて、使い勝手を向上すべく、ジムニーのカスタムパーツに強いオフロードサービスタニグチの製品を紹介しよう!

1983年に創業したオフロードサービスタニグチでは、歴代ジムニーのユーザーが求める様々な要望に応えてきた。今回紹介するアイテムも現行ジムニーに乗るユーザーが「これ、どうにかならないかな?」という問題を解消することで生まれたものなのだ。
目次
現行ジムニーのJB64、JB74は、半ドアになりやすい……
「どうにかなりませんかタニグチさん!!」の声に応えて誕生

現行ジムニー(JB64、JB74)は、老若男女問わず大人気。クラシカルなイメージのエクステリアから、オシャレなユーザーや、アクティビティを楽しむユーザー、歴代ジムニーを乗り継いでいるユーザーなど、様々なユーザー層の心を捉えた。当然、普段乗りにも使用し、様々なカスタムメーカーもそれを見越して街乗りでの快適性を重視したカスタムを行っている。
しかし、現行ジムニーが発売開始されてから徐々に囁かれていたのが、『半ドアになりやすくね?』という事象。現行ジムニーは最新の車両とあってボディ剛性は高く、気密性や防音性も高い。
これはJB64、JB74に限った話で、先代のJB23、JB43では『半ドアになりやすい』という話は聞かない。理由は室内容積がJB23からJB64になった際に大きくなり、ドア面積もそれに乗じて大きくなったことが原因。ドアの開閉時に車内へ多くの空気を押し込めることになり、車内の内圧が上がる。この内圧が抵抗となってドアを閉まりにくくし、結果として半ドアになってしまうのだ。
男性であれば腕力も強いため、力技でドアを閉めてしまうという手もあるが、力任せに乱暴に閉めるというのも気が引ける。とはいえ何気なくドアの開閉を行うと、まず間違いなく半ドアになってしまう。女性なら尚更だ。この頻繁に半ドアになるJB64、JB74の現象、閉め直しを繰り返すほどに若干ではあるが、げんなりするオーナーもいるのではないだろうか。
「トラブルでは無いが、解消できるならなんとかしてほしい」という声にオフロードサービスタニグチが答えた。それが今回紹介する「半ドア防止コントローラー」だ。

半ドアを防止する『半ドア防止コントローラー』とは?
この製品、具体的に何を行うものなのかというと、ドア開閉時に助手席の窓を少し開けて車内の気密性を落とすというもの。そして、ドアが閉まった状態になれば再び自動で窓を閉めてくれる。メルセデスでは昔から装備されている機能で、レクサスやBMW、Audiなどの欧州車や価格の高い車両に装備されている。
ドアの窓を開けて空気の逃げ道を作り車内の気密を意図的に落とすことで、軽い力でドアを閉めても半ドアにならないのだ。
※機能をオン・オフできるスイッチも装備しており、状況によっては動作させないことも可能。

『半ドア防止コントローラー』を装着することで、半ドアの締め直しの手間が減るのは、小さなことだけどジムニーの日常での使い勝手を大きく上げてくれる。とくに、JB64、JB74のジムニーに普段乗っていない人を助手席に乗せる際などには、この効果はてきめん! 半ドアをオーナーが指摘することもなくなる。まさに「あったらいいな」をカタチにした現行ジムニー乗りの誰もが経験しているトラブル防止のアイテムなのだ。
電気系の知識があれば、機器の装着はオーナー自身でも可能
半ドア防止コントローラーの装着は配線加工が必要になる。初心者がDIYというわけにはいかないが、ある程度配線の知識があれば作業は可能。とはいえ、ショップ等の専門知識のあるところに依頼した方が良いだろう。
JB64、JB74のリアゲートが意に反して大きく開きすぎる!!
リアゲートの開口角度が狭い……そんな問題を解決するアイテム

ジムニーのJB64、JB74オーナーのもう一つの悩みと言えば、「オーナーの意に反してリアゲートが大きく開いてしまう」ことだろう。
現行ジムニーのリアゲートは、純正でダンパーが装着されている。このダンパー、実はひとクセあって反発力がやたら強い。ドアハンドルを操作し、ゲートを開けると全開までどんどん開いていってしまう……。広い場所であれば問題はないのだが、後方に壁や車が停まっている状況だと、リアゲートが当たるまで開き続けてしまうのだ。自宅の壁なら自分のクルマが傷つくだけだが(それも結構いや)、他人のクルマがあった場合、物損事故になってしまう。
このどんな状況でも全開まで開くリアゲートの動きを抑制する装備が『フリクションドアオープナー』なのだ。
任意の位置でリアゲートの開閉をストップ&直角まで大きく開く!
『フリクションドアオープナー』

オフロードサービスタニグチでは、今まで任意の場所で留まる「ツーストップドアオープナー」、どこでも好きな場所で留まる「フリーストップドアオープナー」などの製品をラインナップしていた。
今回新たに紹介するのは、『フリクションドアオープナー』と名付けられた新しい製品だ。
どこでも好きな場所で留まるという基本動作はフリーストップドアオープナーと共通なのだが、ゲート開閉角度が大きくなっている。ほぼ90度までゲートが開くのだ。
現行ジムニーのJB64、JB74オーナーならご存じのことだろうが、リアゲートの開口角度が意外と少ないのだ。ほぼ70度未満といった開き具合で、大きな荷物や、長い荷物を積もうとした際に、ゲートが邪魔になる。これがしっかり開いてくれればなぁという意見は結構聞いていた。
今回紹介するオフロードサービスタニグチのフリクションドアオープナーは、開閉度は90度全開、さらにどこでも留まる性能を持ったゲートダンパーなのだ。リアに荷物を積む際にこれ以上の製品はないだろう。
冬のジムニーライフをもっと快適に!
今回の取材では、これから訪れる冬シーズンに向けておすすめしたいタニグチ製アイテムをピックアップした。ウインタースポーツや雪道ドライブなど、寒い季節のアクティビティを快適にしてくれる便利グッズばかりだ。
車内に泥汚れや雪を持ち込まない!
『サイドステップ』

一般的にサイドステップは、ルーフラック装着時の足場や、リフトアップ後の乗降を補助する目的で使われる。しかし、オフロードサービスタニグチのサイドステップはそれだけではない。最大の特徴はメッシュ構造であること。靴底についた泥や雪を踏み落とせるため、車内を汚さずに済むのだ。冬のアウトドアシーンでは特に重宝するアイテムである。コンパクトなサイドステップと、ボディと一体感のあるバータイプの2種類が用意されている。
シートヒーターでカバーできない腰部分もポッカポカ
『ヒートサコッシュ』

ちょっとした荷物を入れる定番アイテム、サコッシュにもタニグチ流の工夫が光る。超薄型ヒートパッドを内蔵し、モバイルバッテリーを接続すれば発熱してしっかり暖かい。さらに車内ではUSB接続してシートヒーターとして使用可能だ。現行ジムニーの純正シートヒーターは座面のみを温める構造だが、このサコッシュなら腰もポカポカ。ロングドライブ時の快適性が格段に向上する。
乗り降りでキズがつきがちなドアをガード
『マジカルアート ウッドシート キックガード』

無機質な車内空間を上質に変えるドレスアップアイテムが、この「マジカルアート ウッドシート キックガード」だ。ただ見た目を良くするだけでなく、実用性も兼ね備える。ドアトリム部分に貼ればキックガードとして機能し、靴が当たっても傷や汚れを防止。グローブボックスやバックドアパネル用も用意されており、荷物の接触による傷つきを防げる。美観と保護性能を両立したプロテクションシートである。

シートをフラットにした時のヘッドレストの置き場問題解消
『ヘッドレストホルダー 助手席用』

リアシートを倒してフラット化して使うオーナーが多いJB64/JB74。だが、その際に困るのがヘッドレストの置き場だ。この「ヘッドレストホルダー」は、リアシートのヘッドレストをスマートに保持できる便利グッズ。フロントシート用もラインナップされており、両方を併用してもOK。車内整理の悩みをすっきり解消してくれる。
使いにくい純正ドリンクホルダーに変わる決定版!
ドリンクホルダー タイプ3

そして最後に紹介するのが、使い勝手抜群のドリンクホルダー。2本のドリンクを収納できるだけでなく、背面にはスマートフォンや小物を置けるスペースを確保。滑り止めシート付きで走行中でも安心だ。助手席での喫煙や車中泊時の小物置きにも便利で、取り付けは加工不要のボルトオン式。DIY初心者でも手軽に装着できるのがうれしい。
まとめ

今回紹介したアイテムは、どれも実際のジムニーライフを便利に、そして快適にしてくれるものばかりだ。オフロードサービスタニグチは、ユーザーの声を反映した製品開発を行い、さらに谷口社長(通称ぐっさん)自身のアウトドアガイドとしての経験を活かしている。その結果、見た目のカッコよさだけでなく、実用性と快適性を兼ね備えた製品が生まれているのだ。
これらのアイテムを取り入れれば、冬のドライブやアウトドアが一層楽しくなること間違いなし。タニグチのアイテムで、あなたのジムニーライフをアップデートしてみてはいかがだろうか。
- 執筆者プロフィール

- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...















