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雪上性能も走行性能も妥協しない!北欧生まれのスタッドレスをご存知?
欧州ナンバー1のスタッドレスタイヤメーカーが誇るフラッグシップモデル!



1898年にフィンランドで生まれた「ノキアンタイヤ」は、世界で初めてウインタータイヤを開発した欧州を代表するタイヤメーカーだ。極寒の北欧で鍛えられた性能により、欧州ではウインタータイヤのナンバー1メーカーとしてのポジショニングを確立する。BMWやジャガー、ランドローバー、テスラ、ボルボといった世界の自動車メーカーが推奨し、その絶大な信頼度がうかがえる。

日本ではスタッドレスタイヤといえば氷上性能ばかりを求めがちだが、冬道と一口に言っても、氷から雪でシャーベット状になった路面に加え、雪が積もっていないドライ路面の一般道や高速道路、雨に濡れたウェット路面などさまざま。
そんな“冬のあらゆる路面でしっかり効く!”をコンセプトに開発されたのが、ノキアンタイヤのフラッグシップモデル「ハッカペリッタR5」なのだ。

特筆すべきは、「乗用車」「SUV」「EV」という3つの車種に向けて専用開発しているところ。今回は、国内のウインタータイヤに新たな流れを呼び込む、ノキアンタイヤのフラッグシップモデル「ハッカペリッタR5」シリーズに注目する。
目次
- 降雪地帯はもちろん、都市部の方にオススメしたい 「ハッカペリッタR5シリーズ」
- スタッドレスタイヤのフラフラ感とは一線を画す 北欧仕込みの高性能ぶり!
- あらゆる路面にしっかり効くノキアンタイヤが誇る先進技術の数々
- 乗用車用とSUV、EV&ハイブリッド 3タイプの個性の違うスタッドレスを用意
- スタッドレスながら高い燃費性能を実現! 北欧ならではの環境への配慮にも注目!
- スタッドレスタイヤの交換時期が一目で分かるインジケーターを採用!
- あらゆる冬の路面にしっかり効く性能と、タイプ別の用意した“語れる”専用設計が魅力!
- ノキアンタイヤのスタッドレスを使っているユーザーの声は??
- スタッドレスにもしっかりとした乗り味を求めるならばチェックしたい!
降雪地帯はもちろん、都市部の方にオススメしたい
「ハッカペリッタR5シリーズ」

「欧州メーカーのスタッドレスタイヤは、日本の冬の道路環境にマッチしているのか?」。そんな疑問を持つ人もいるかもしれない。まず知っておきたいのが、日本と欧州のウインタータイヤへの意識の違いだ。日本では雪の上を走る時にウインタータイヤが必要という認識だが、欧州のEU圏内では降雪せずとも気温が7度以下になるとウインタータイヤを履くことが義務づけられる。
とはいえ、欧州は広く、地域によりウインタータイヤに求められる性能が違う。フィンランドをはじめとした北欧では高い氷上性能が求められるのに対し、スペインやポルトガルなど温暖な地域では氷雪以外の路面での性能も求められる。そこで、欧州では2種類のスタッドレスタイヤが用意されているのだ。



日本国内に目を移せば、氷上性能を高めたスタッドレスが一般的だ。1994年に廃止されたスパイクタイヤに準ずる性能を求めたという経緯もあり、国内メーカーのスタッドレスは氷上性能に特化した性能となっている。とはいえ、日本の冬の道は氷上ばかりじゃない。シャーベット路面からドライ&ウェット路面の高速道路までさまざま。そんな日本の冬のあらゆる路面にしっかり効くスタッドレスタイヤが求められているのだ。
スタッドレスタイヤのフラフラ感とは一線を画す
北欧仕込みの高性能ぶり!

「ハッカペリッタR5」シリーズは、 “冬のあらゆる路面でしっかり効く!”をコンセプトに開発されたノキアンタイヤのフラッグシップモデルだ。氷上はもちろん、雪上やシャーベット路面に加えて、雪が積もっていないドライ路面や、雨に濡れたウエット路面といった、あらゆる路面でしっかりグリップ。コントロール性が高く、安心して走行できるスタッドレスタイヤとなっている。
なかでも、評価が高いのが高速域での性能だ。国産メーカーのスタッドレスタイヤが許容速度160km/hなのに対し、ノキアンタイヤでは170km/h(速度記号R)と1ランク上の許容最高速度を、扁平率45以下のサイズでは190km/h(速度記号T)までの許容最高速度に対応。速度に対して安全マージンを持たせた設計のため、高速域でのレーンチェンジやコーナリングの安定性が高く、スタッドレスにありがちなフラフラした乗り味はまったく感じさせない。
あらゆる路面にしっかり効くノキアンタイヤが誇る先進技術の数々

特徴のひとつが、「アークディックグリップクリスタル」だ。氷上性能を高めるにはタイヤトレッドのコンパウンドを柔らかくするのは一般的だが、ハッカペリッタR5ではミクロの結晶がスパイクのように機能し、氷上でも優れたグリップ性能を発揮する。タイヤが摩耗しても新たな結晶が表面に現れて、必要なグリップ力を継続してくれる。

その他、トレッドの内側と外側で異なる形状により雪道でも優れたハンドリングを可能にする「ダブルブロックグリップ」や、トレッドブロックの溝内部を3D形状にして、ブロック全体のヨレを防いで剛性をキープする「3Dロックサイプ」、豪雪エリアでも溝が目詰まりせずにグリップ性能を高める「ディレクショナルパターン」など、冬のあらゆる路面で安心して走行するために、先進の技術が採用されている。
乗用車用とSUV、EV&ハイブリッド
3タイプの個性の違うスタッドレスを用意

ハッカペリッタR5シリーズの最大の特徴が、乗用車用とSUV用、EV/HV用という3つのタイプに向けた専用タイヤを用意しているところ。同様のラインアップのスタッドレスは他にない。それぞれの車種タイプの弱点をカバーし、長所を伸ばすための設計がなされている。
重心が高いSUV車に向け、剛性を高めたコンパウンドを投入!




SUV車向けに設計した「ハッカペリッタR5 SUV」は、乗用車用に比べ剛性を高めた内部構造を採用。背があって重心が高くSUV車で柔らかいスタッドレスタイヤを履かせると、グラグラしてカーブを曲がるのに不安を感じる人が多い。そこで乗用車用に比べ、剛性の高いコンパウンドを採用し、安定性と耐摩耗性を向上。さらに頑丈な2プライ構造により強靱な作りに仕立てている。

注目が、タイヤのサイドウォール(側面部)に取り込んだ「アラミド繊維」だ。タイヤのなかで一番もろいとされるサイドウォールに、飛行機の機体や防弾チョッキなどで使われるアラミド繊維を取り込むことで、軽量ながら外部衝撃からタイヤを守り、耐久性を大幅に向上。悪路のみならず、街中の縁石などからもタイヤを守ってくれる。
エンジン音のないEV車に向け、スタッドレスながら吸音スポンジで静粛性をアップ!




EVやハイブリッド車専用に設計したのが、「ハッカペリッタR5 EV」だ。エンジン車に比べ、バッテリーを搭載するEV車の車重は、コンパクトなモデルで150kg程度、大型モデルだと500kgになることもある。にもかかわらず、EVはエンジン車に比べて発進時から高トルクが発揮されるためにタイヤにかかる負担は格段に高い。
「ハッカペリッタR5 EV」は、内部構造やトレッドプロファイルを最適化し、専用コンパウンドを使用することで、高重量・高トルクのEVに対応。加えて、EV車のエンジンがないEV車の車内へのノイズを減らすため、吸音スポンジを採用することで静粛性を大幅に向上している。

スタッドレスながら高い燃費性能を実現!
北欧ならではの環境への配慮にも注目!

スタッドレスタイヤながら燃費の良さもポイント。同クラスのプレミアムスタッドレスタイヤに比べて、燃料消費が約2.8%少なく、転がり抵抗は平均15.5%低減。欧州のタイヤラベル(EUラベル)によると、燃費の良さを示す「転がり抵抗性能」が「B」で、日本での低燃費ラベリングだと上から2番目に燃費のよい「AA」に相当する。サマータイヤと同等、もしくはそれ以上の低燃費性能を示しているのだ。燃料代の節約に加えて二酸化炭素排出量も削減するというわけ。
さらに天然ゴムやカノーラオイルなどを配合した「グリーントレースコンパウンド」もポイント。素材全体の25%以上、リニューアブル・リサイクル素材を使用し、生産時の二酸化炭素排出力を抑えていることも付け加えておきたい。
スタッドレスタイヤの交換時期が一目で分かる
インジケーターを採用!

スタッドレスタイヤの交換時期ってわかりにくいもの。そこで、ノキアンタイヤではタイヤの溝の深さが一目で分かるインジケーターを採用。タイヤ表面に「❄︎468」のマークを4カ所に設置。溝が8mm以下になると「8」のマークが消え、残っている数字で残りの溝の深さがチェックできるのだ。ちなみに、4mm以下になると「4」「❄︎」マークが一緒に消えていき、「❄︎」が消えたらスタッドレスタイヤの交換タイミングとなる。

サイドウォールには、空気圧やタイヤ装着位置をメモできるエリアもあり。車両の適性空気圧をマーカーなどでチェックできるほか、タイヤを外した際の装着位置をメモができ、次の装着時に迷うことがない。
あらゆる冬の路面にしっかり効く性能と、
タイプ別の用意した“語れる”専用設計が魅力!

では、実際に販売店ではノキアンタイヤのウインタータイヤをどのように捉えているのかを、国内700店舗以上を展開するカー用品の総合販売チェーン「イエローハット」タイヤホイール商品部の戸谷徳志さんに伺った。
「国産メーカーにはない魅力がありますね。北海道をのぞく東北や北陸地方は、氷上だけでなくシャーベット状や轍路面が多く、滑りやすく事故が起きやすい。そんな冬のあらゆる路面に効く設計であること。そしてスタッドレスなのにフワフワせずしっかりした乗り味なのが強みですね。降雪地帯はもちろん、都市部のユーザーにもおすすめのスタッドレスです。
乗用車用とSUV用、EV&ハイブリッド用と、3つのタイプを用意しているのもポイント。悪路を走りがちなSUVに向けては、パンクのリスクを軽減するために、サイドウォールに飛行機や防弾チョッキに使われるアラミド繊維を取り込んでいたり、EV向けには室内の静粛性を高めるためにスタッドレスタイヤながら吸音スポンジを入れるなど、それぞれ語れるストーリーを持っているのもいい。

他メーカーではない大口径サイズ(22インチまで)がラインアップされていることもあり、当社ではBMW XシリーズやアウディQシリーズ、マツダCXシリーズといったSUVユーザーに選ばれるケースも多いですね。
販売の際には、北欧ブランドであることを打ち出しています。環境性能に厳しい北欧メーカーであり、欧州でのスタッドレスタイヤのシェアナンバー1であること。繰り返しになりますが、国産メーカーにはない冬の道をオールラウンドにカバーする設計であり、クルマのタイプ別に用意していることなど、コダワリの強い方に好まれるスタッドレスタイヤです」
ノキアンタイヤのスタッドレスを使っているユーザーの声は??



ノキアンタイヤ公式のユーザーレビューページでは、実際にスタッドレスタイヤを使用しているユーザーの声が多数掲載されている。実際の使用感や体験談は、タイヤ選びの際に大いに参考になるはずだ。ぜひチェックしてほしい。
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スタッドレスにもしっかりとした乗り味を求めるならばチェックしたい!

欧州のスタッドレスタイヤでナンバー1シェアを誇る「ノキアンタイヤ」。国産スタッドレスとは狙いの違う、冬のあらゆる路面によく効く安心のスタッドレスタイヤとなっている。フラッグシップモデルの「ハッカペリッタR5」シリーズは、乗用車とSUV、EV&ハイブリッド車に向け、個性の違う3つのタイヤをラインアップ。スタッドレスでは珍しい20インチを超える大口径サイズがあるのもいい。冬でもあらゆる路面に効いて、しっかりとした乗り味を求めるユーザーを必ずや満足させてくれるはずだ。
(編集協力:株式会社阿部商会)
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...