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エンジンオイルは色で劣化を判断できる?交換時期や液漏れのみきわめ

エンジンオイルの劣化を判断するには?

エンジンオイル
©New Africa/stock.adobe.com

エンジンオイルの量は、オイルレベルゲージによるオイル量で判断します。

オイルレベルゲージを引き抜き、拭き取った際、布(ウエス)にオイルが付着します。エンジンオイルの色はウエスに付着したオイルで確認できますが、劣化しているかどうかの判断材料には不十分です。

エンジンオイルの劣化は、走行距離やエンジンノイズの大きさや振動から判断する必要があります。

交換したてのオイルもすぐ黒くなる

エンジンオイルの劣化が色により判断できないのは、オイル交換直後にオイルレベルゲージに付着するエンジンオイルの色も、すでに黒っぽかったり茶色だったりするためです。

車を少し走らせただけでエンジンオイルの色は変わってしまいます。ただし、これは急激な劣化によるものではありませんので、安心してOK。オイル交換後は、オイルが漏れていなければ問題はありません。

新品のエンジンオイルの色は?

エンジンオイルには、着色剤により赤や緑、青色になっている製品があります。これは、オイル漏れが発生した場合にエンジンオイルなのかATF(ミッションオイル)なのかをすぐに見分けることができるようにと、かつて着色が流行した頃の名残だそうです。

現在も色のついているエンジンオイルも販売されていますが、製品やメーカー色を特徴づけるといった意味合いが強いとのこと。

オイルの着色にはコストがかかるため、現在、安いエンジンオイルは無着色製品も多くなっています。

無着色エンジンオイルもある

自然な色のオイルは、少し茶色がかった透明色~茶褐色です。こうした、新品状態から茶色、黒っぽいエンジンオイルの場合、色により劣化を判断するのはますまず難しくなります。

エンジンオイル交換時期と交換方法

エンジンオイルの交換時期は?

エンジンオイル交換のタイミングは、ガソリン車であれば1万5,000kmごと、ガソリンターボ車であれば5,000kmごとの交換が望ましいとされています。

使用頻度が低くても、ガソリン車であれば1年ごと、ガソリンターボ車であれば半年ごとに交換しましょう。

また、エンジンオイル量を確認して、減っていたら交換が必要です。このとき、量が減っているからといって新しいオイルを注ぎ足すのは絶対にやめましょう。

エンジンオイル 交換時期の目安や頻度は?主要メーカー公式回答まとめ

エンジンオイルの交換方法

エンジンオイル交換時は、古いオイルを車の下から抜く必要があります。一般的には車をジャッキアップしたりリフトで上げたりして、車の下に古いオイルを溜める容器を設置します。

古いオイルを抜いたあとは、ドレンボルト(オイルパンに付いているボルト。エンジンオイル漏れを防止するもの)のワッシャーを新品に交換する必要があります。

エンジンオイル交換の方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

エンジンオイルの交換方法と選び方&おすすめエンジンオイル3選

執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...

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