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【初心者必見】洗車機の使い方と洗車前にやっておくことを紹介!
洗車機を使うメリット・デメリット
洗車機は、短時間で簡単に愛車をきれいにできるため、多くの方が利用しています。ただし、細かい汚れが落とせないほか、愛車に傷がつくリスクがあります。メリットとデメリットを考慮したうえで、洗車機を使うか検討してみてください。
洗車機を使うメリット
洗車機を使うメリットは以下のとおりです。
- 短時間で洗車が完了する
- 業者に依頼するより費用を抑えられる
- 手間を省ける
短時間で洗車が完了する
手洗いした場合、自分で汚れを洗い流して拭き上げる必要があるため、最低でも30分程度はかかります。一方、洗車機の場合はワックスやコーディングをかけても、拭き上げまで10〜15分程度で洗車を終えることが可能です。
最後に風圧で水滴を飛ばしてくれるため、拭き上げる際の時間も短縮できます。洗車機は、時間がないときや忙しくても車をきれいにしておきたい場合におすすめです。
業者に依頼するより費用を抑えられる
洗車機は、業者に洗車を依頼するより料金が安いため、費用を抑えて愛車をきれいにできます。例えば、ミニバンの洗車を業者に依頼すると3,000〜5,000円程度の料金が発生します。
一方、洗車機は車種を問わずに300〜500円程度で、愛車をきれいにすることが可能です。ワックスやコーティングをかけても料金は1,000円程度なため、コストパフォーマンスに優れています。
手間を省ける
手洗い洗車する場合、洗車機を使うよりも多くの工程を要します。洗車機を使うと、自分で汚れを擦ったり洗い流したりする必要がないため、時間短縮が可能です。
なるべく自分で作業したくない方や、洗車グッズを用意するのが面倒など、手間を省いて愛車を洗車したい方におすすめです。
洗車機を使うデメリット
洗車機を使うデメリットは以下のとおりです。
- 細かい汚れを落とせない
- 傷がつく可能性がある
- 洗車するたびにコストがかかる
それぞれの内容を具体的に紹介します。
細かい汚れを落とせない
洗車機は、ブラシが届く範囲しか洗車できないため、愛車の細かい汚れを落とせないデメリットがあります。しつこい汚れがある場合でも、その箇所だけを念入りにブラッシングしてくれないため、思ったように車をきれいにできないでしょう。
水垢や油膜なども洗車機では除去しきれないため、しっかり洗い落とすには手洗いで洗車をする必要があります。
傷がつく可能性がある
洗車機は回転ブラシがボディを擦るため、愛車に傷がつく可能性があります。特に以下のボディーカラーの車は、傷が目立つ特徴があるため参考にしてみてください。
- ブラック
- レッド
- ブラウン
最近の回転ブラシは、傷がつきにくいよう改善されてはいるものの、100%つかないわけではないため注意しましょう。
洗車するたびにコストがかかる
洗車機は、1回の料金が低価格ではあるものの、洗車するたびにコストがかかります。
ただし、店舗によっては”初回のみシャンプー洗車が無料”や”ガソリンを入れると洗車代が割引”などの、キャンペーンを実施している店舗もあります。キャンペーンを上手に活用して、少しでもかかるコストを抑えてみてください。
洗車機の使い方
では、実際に洗車機の使い方をご紹介していきます。基本的に洗車機の使い方はドライブスルー洗車でも、全自動洗車機でも変わりません。
どちらの機械を使うとしても、以下の手順で操作をすれば誰でも簡単に洗車機を利用できます。
- 車を洗車機に入れる
- 機械の設定をする
- スタートボタンを押す
- 車を移動させる
1.車を洗車機に入れる
まずは車を洗車機の所定の位置に動かします。所定の位置の見分け方は、洗車機の手前に設置されているわだちにフロントタイヤを入れたところ。
もしくは洗車機前方に表示されている誘導が停止に変わったポイントです。
この位置まで車をまっすぐ前進させれば、車のセットは完了。大きな車などで、洗車機にまっすぐ入れることが難しい方は、洗車機の幅に合わせて引いてある“ガイドライン”を目安にするといいでしょう。
運転席の窓から地面を覗くと、ガイドラインが引いてあります。そのラインを踏まないように車を移動させれば、どんな車両でも洗車機にぶつかることはありません。
うまく所定の位置に車を動かせたらエンジンを切り、最後にドアミラーをたたんで準備完了です。
車を洗車機に入れるときの注意点
洗車機に車を入れたら以下のポイントに注意しましょう。
- 窓は閉まっているか
- ドアミラーは畳んであるか
- サイドブレーキはきちんと掛かっているか
- ギアはニュートラル、もしくはパーキングになっているか
- エンジンは止まっているか
これらの注意点は、洗車機を安全に使用するために絶対確認するようにしましょう。
特に洗車機の操作をするには一度車の外に出なくてはならないため、万が一、車が勝手に動き出してしまうと重大な事故に繋がってしまいます。
エンジンストップ、サイドブレーキ、ギアのニュートラルはの確認は必須事項です。
2.機械の設定をする
車のセットができたら次は洗車機を操作します。洗車機の操作方法は機械によってさまざまですが、基本的には
- メニューを選択する
- 車についている装飾品を選択する
- スタートボタンで開始
上記のような流れになります。
メニューの選択
まずは洗車のメニューを選択します。洗車のメニューは大きく分けて2つあり、水洗い洗車とワックス洗車があります。どちらのメニューを選んでも汚れはキレイに落とせますので好きな方を選びましょう。
ただし、ボディコーティングを施工している車両は水洗いの方がおすすめです。
ワックスの余計な油分はコーティングの撥水力を弱めてしまう可能性があり、水洗いよりも高額なワックス洗車を選ぶメリットはありません。
とはいえ、“ワックス洗車をしたからコーティングが落ちてしまった”ということもありませんので、コーティング施工から年数が経過し、撥水力が落ちた車両であれば、ワックス洗車を試してみるのもいいでしょう。
装飾品(オプションパーツ)の選択
次に車についている装飾品を選択します。
このとき車についている装飾品を選択しないと、洗車機のロールブラシに装飾品が巻き込まれてパーツが破損してしまう恐れがあります。
洗車機のトラブルで最も多いのが“巻き込みによるパーツの破損”と言われているので、洗車機をセットするときは特に注意しましょう。
選択する装飾品には以下のようなものが挙げられます。
- フェンダーポール
- フェンダーミラー
- アンダーミラー(ワンボックス車やRVに装着されている巻き込み防止ミラー)
- ルーフキャリア
- リアワイパー
- リアタイヤ
最新の全自動洗車機では、これらの装飾品を選択しなくてもセンサーが自動で装備を読み取ってロールブラシを回避してくれるようになっています。
しかし、センサーも万能ではありませんので、選択ボタンがあった場合は自分の車についている装備はすべて選択した方が無難です。
また、外車のドアミラーはロールブラシが当たった衝撃で破損する恐れがあるので、外車オーナーの方はドアミラーも回避した方がいいでしょう。
ちなみに、ドアミラーの回避ボタンはほぼすべての洗車機に用意されています。
3.スタートボタンを押す
洗車のメニュー、装飾品の選択に間違いが無ければ、最後にスタートボタンを押して車に乗り込みます。機械が動き出す前に、もう一度ドアミラーをたたんでいるか、窓は開いていないかを確認します。
後は機械が止まるのを待つだけです。
4.車を移動させる
車が洗い終わると、洗車機は“エアブロー”と言って風で車についた水を飛ばす工程に入ります。この作業が終われば洗車は終了です。
洗車機が止まったことを確認し、洗車終了のアナウンスが流れたらゆっくりと車を動かします。
特に“バック”で車を洗車機から出さなくてはいけないところは後方の人やモノを巻き込まないように注意しましょう。
洗車終わりの拭き上げ方
ドライブスルー洗車機、全自動洗車機で車を清潔にしたら、残った水滴を吸い取り、車を拭き上げなければなりません。洗車の仕上げ作業となり、怠ってしまうとボディやガラスに「ウォータースポット」「イオンデポジット」と呼ばれるダメージが残る可能性があります。
洗車を有意義にするためには、次の3つの項目で紹介する3つのポイントに取り組むとよいでしょう。車を長く愛するには大切な要素ですから、ぜひ参考にしてみてください。
ボディは“上から下”へ向かって拭き上げる
1つ目は、「ボディは上から下へ向かって吹き上げる」です。
家の掃除でも、天井から床に向けてホコリを落とすように進めますが、ほぼ同じ原理と考えてよいでしょう。車もルーフ部分から水分が下に流れ落ちるため、先に吸い取ってしまえばその他の箇所に影響を与えずに済みます。
また、拭き上げは時間をかけてしまうとウォータースポットやイオンデポジットができる原因のひとつとなるため、洗車機での作業が終わったら直ぐに拭きはじめるのをおすすめします。
ガラスウインドウは外周から拭き上げる
2つ目は、「ガラスウインドウは外周から内側へ拭き上げる」です。
ガラスウインドウは、外側の端からなぞる、あるいは円を一周描くイメージでタオルクロスを使い表面を拭き上げます。続いて、ボディと同様に上から下へ向かうイメージで、ガラスウインドウを磨くとよいでしょう。
また、ウインドウを拭き上げる際は、濡れたものと乾いたものと、両方のタオルクロスを用意して「2度拭き」をすると清潔に仕上がります。
ホイールやボンネット・トランクなどの水滴も取り除くのを忘れずに
3つ目は、「ホイールやボンネット・トランクなどの水滴も取り除く」です。
ボディやガラスウインドウの水気を吸い取ることに気を取られて、ホイールなどの外観や、ボンネット・トランクなどドアの開け閉め部分に水気が残ったままとなってしまうケースが多いようです。
吹き忘れのないよう、洗車の仕上げ時にはドアを開けたり、ホイールの汚れをチェックしたりする習慣をつけるとよさそうです。
洗車前にやっておくこと
洗車機は自動で車を洗ってくれる反面、作業を機械に委ねるため、人間のように途中で作業を止めるのが容易ではありません。
一歩間違えたら車両や洗車機の故障・破損、あるいは人やモノが絡んだ事故に繋がる可能性があります。故障や破損、事故を防ぐべく、洗車作業前に取り組みたい3つのポイントをピックアップしました。
水で車体についた泥や砂を洗い流しておく
1つ目は「水で車体についた泥や砂を洗い流しておく」です。
洗車機へ入れたら汚れは何でも落とせるとお考えの人が多いかもしれません。一方で、泥や砂がボディに貼りついている状態で洗車機に入れてしまうと、ブラシで磨く際に引っかき傷となる可能性があります。
ボディを傷つけないようにするには、事前に自宅で水道ホースを使う、あるいは洗車場に設置されている手洗い洗車を利用して、泥や砂を洗い流しておくとよさそうです。
装飾品をガムテープで留めたり収納したりする
2つ目は「装飾品をガムテープで留めたり収納したりする」です。
車のボディにはドアミラーをはじめ細かいパーツが装着されていますが、出っ張っていたりとがっていたりしていて、洗車機を動かした際にブラシが引っかかって破損する可能性があります。
特に、ボディのルーフ部分に装着されているアンテナで“折り畳み式タイプ”(ポールアンテナとも呼称)が使用されていると、洗車機を使用している間に動いてしまい、折れてしまうリスクがあるようです。
近年では“シャークフィン”と呼ばれる、洗車機を使っても影響を受けないボディ形状に沿ったタイプのアンテナも登場しましたが、いまだ折り畳み式タイプも存在します。
故障を防ぐため、ガムテープでアンテナをボディにくっつけるよう留めておくなど対策を施しましょう。ガソリンスタンドの洗車機では、受付用機械の横にガムテープを置いていることも多く、注意喚起で「装飾品の有無を設定してください」などの但し書きもあり、有効活用すると安心です。
ドアウインドウが閉まりきっているかチェックする
3つ目は「ドアウインドウが閉まりきっているかチェックする」です。
ドアウインドウが閉まり切っていないまま、洗車機に入れていたら車内に水分が入り込んできてしまったなどのアクシデントを経験した人は多いのではないでしょうか。
洗車機を操作する前に、いま一度車の外観を見渡し、ドアウインドウが開いていないかを確認してから洗車機を操作するのをおすすめします。
洗車機を使うときの注意点
簡単に車をキレイにできる洗車機は大変便利です。特に冬場の洗車なんかは冷たい水に触らなくていいので機械洗車は重宝しますよね。
しかし、洗車機はいくつかの注意点を守らないと車を洗うどころか壊してしまう可能性があります。
初めて洗車機を使う方、ドレスアップカーや改造車に乗っている方など、洗車機の利用に不安がある方は是非この注意点を参考にして洗車機を利用してくださいね。
注意点①車のサイズは大きすぎないか?
一見とても設備の大きい洗車機は、どの様な車でも洗えそうですが、洗えるサイズには限界があります。
例えば200系トヨタ ハイエース スーパーロング・ワイド・ハイルーフやハマー H1などは洗車機によっては入りません。
無理に入れてしまうとルーフを傷つけたり、サイドのロールブラシが強くあたりすぎたりしてミラーを破損することがあります。
ほとんどの洗車場では機械に入る車のサイズが明記されていますので、大型車に乗っている方は車両寸法を確認してから洗車機を利用するといいでしょう。
注意点②アンテナは収納していますか?
意外と盲点なのが、アンテナのしまい忘れによる巻き込み破損。
最近の車はアンテナが短く可倒式になっていたり、フィンタイプになっていたりするのでアンテナに気を使うことはありません。
しかし、脱着式のアンテナや昔ながらの伸縮アンテナはそのままだと洗車機に巻き込まれてしまいます。必ず外すか、収納してから洗車機を動かすようにしましょう。
また、どうしてもアンテナが外れない場合は、アンテナの先端をガムテープなどでボディに固定する方法もあります。
長いアンテナがついている車両を洗うときは注意してくださいね。
注意点③破損している部品はないか?
バンパーの一部やエアロパーツ、装飾品など、ボディの外観が破損している車は洗車機で洗ってはいけません。
洗車機のロールブラシは意外と強い力で回っています。そんなとき、割れて外れかかっているエアロパーツにブラシが引っかかるとパーツを巻き込んで他の部品まで破損させるかもしれません。
さらに巻き込んだパーツがそのまま回転すれば、ボディにパーツが当たり、大きな傷になるでしょう。
こういったケースは自身の車も傷つくばかりか、洗車機本体の故障にも繋がる恐れがあるので、洗車機で洗うのは控えたほうがいいでしょう。
注意点④極端に洗車傷が気になる方は洗車機を利用しない方が良い
洗車機は非常に便利な反面、洗車傷が付きやすい洗い方でもあります。濃淡色のお車や、極端に洗車の磨き傷を気にする方は洗車機の利用はおすすめできません。
とはいえ、最近の洗車機はロールブラシの材質が布や毛ブラシからスポンジに変化しているため、洗車傷はとても付きにくくなりました。
「濃淡色の車だけれどボディコーティングを施工している」「多少の洗車傷ならあまり気にならない」こういった方は積極的に洗車機を利用しても問題はありません。
注意点⑤ドレスアップカーの機械洗車は慎重に
派手なリアウイングや、リップスポイラー、後付けのワイドフェンダーなどを装着した車両は、パーツが洗車機に巻き込まれる事故が多く発生するので注意しましょう。
これらのエアロパーツを装飾品として回避した場合、ほとんどロールブラシがボディに当たらず、車が全く洗えていないことにもなりますので、フルエアロの車を洗うときは機械洗車か手洗い洗車か悩むところです。
また、どうしても機械で洗いたい場合は、エアロパーツを手で触ってみて、ガタつきや割れがないか確認してみましょう。
取り付けに問題が無ければ洗車機で破損する可能性はグッと低くなります。ドレスアップカーを洗車機で洗う前の確認として参考にしてみてください。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...