「経営は大丈夫なの？」ニッチすぎる中古車の“専門店”…経営者が語った「人気モデルをあえて売らない理由」わかった人は頭良い？

“専門店”なのに実は専門外の車も普通に販売してる？

「ノウハウがあるからということで、車をお買い上げのあともメンテナンスやカスタムなどの相談も多いですよ。うちのような小さい店が生き残るためには、売っておしまいにならない関係を作ることが大切だと思います。

あと、表に在庫として並べているのは特定の車ばかりですが、実はそれ以外の車のほうが販売数は多いですね。お客さんたちから、次の車に乗り換えたいとか追加でこの車が欲しいとか、そういったご用命をいただきますので。だからうちは専門店とは呼ばれますが、それ以外の車は一切やらない、ということはないんです。

生産終了モデルをやる以上、将来は在庫が枯渇しますからね。ただ、お客さんと最初に接点を作るきっかけが特定の車なだけで、そこから信頼関係を築いてなんでも相談しようと思える店を作ることが重要なのは、どの商売でも同じだと思いますね。」

実際に、その店が専門的に扱うモデルを買ったのは1台だけながら、その後すべての車をその店で買っているという常連客もいるようです。その車に精通した販売店はその車のオーナーからすれば心強い存在ですが、永く付き合える販売店かどうかを決めるのはやはり信頼。

店側が客に信頼される経営を行うことはもちろんですが、利用する客側としても、その店が信頼できるかどうかを見極めることは、快適なカーライフを送るために重要なことのひとつなのかもしれません。

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