更新
タッチアップペンでキレイに直す方法や色合わせのコツ、失敗したときの対処法など
目次
タッチペンと一緒にあると便利商品5選
タッチアップペンを使う際、一緒に用意しておきたいアイテムを5つ紹介します。
ステンレストレー
料理用のバットとしても販売されていますが、100円均一などで販売される小さいタイプで十分です。
塗装以外の作業でもネジ受けや工具置き場としても利用できるのでおすすめです。
爪楊枝や綿棒・スポンジ(切れ端)
爪楊枝や綿棒はペンでも太いと感じる部分を塗装する際に使用します。
また綿棒やスポンジ(切れ端)は、塗料の付いていない状態だと塗りすぎた面を消すこともできます。
すでに自宅にある場合、作業の際は近くに置いておくとよいでしょう。
マスキングテープ
マスキングテープとは簡単にはがせるテープのことです。塗装のはみ出しを防いだり、作業するポイントを区切る役割があります。
スプレーなど他の場所に塗料が飛散しやすい場合にも力を発揮します。
液体コンパウンドセット
タッチアップペンをキレイに仕上げるためには必須のアイテムです。
タッチアップ跡が目立つ理由のひとつは、塗料の塗りすぎで補修箇所に厚みが生じることです。液体コンパウンドは、その面を均すために削る役割があります。
コンパウンドセットは概ね、3000番前後(荒目)、7500番前後(中目)、10000番前後(細目)と、数字が少ないものから大きいものの3段階で削るようになっています。
簡易コーティング剤
コンパウンドで削り作業をして剥離したワックスやコーティングの補修に使用します。
普段洗車で使っているカーワックスでも問題ありません。無くても問題ありませんが、気になる方は用意必須といえます。
塗り方の手順
キズの周りの汚れを落とす
水洗いしても良いですが塗料を塗るのに水が邪魔なため、さっと拭き取る程度で問題ありません。
拭き取り時にキズを増やさないように気をつけましょう。
塗布する傷をマスキングで囲む
タッチアップペンの塗料の量は非常に少ないので、ある程度傷のターゲットを絞るとよいでしょう。
塗料を塗る
ある程度広い範囲はハケ、細い傷は爪楊枝の先端、その中間は綿棒といった使い分けをするとうまく塗ることが出来ます。
爪楊枝を使用する際はキズに塗料を置くイメージを持つといいでしょう。
乾燥すると塗料は縮まるので、できれば塗料を山型にした方がいいですが垂れると面倒なので深追いしすぎないのもポイントです。
一晩乾燥させる
塗料の硬化までは時間がかかります。どこを塗ったか忘れないためにもマスキングテープはそのままにしておきましょう。
磨く
余計な塗料を削り落として平らにします。コンパウンドを利用して、粗目→中目→細目で仕上げていきます。
このとき、タオルにウレタンやゴムブロックなどの当て板をして、コンパウンド仕上げをするときれいに仕上がります。
車用コンパウンドおすすめ人気6選|コンパウンドで消せる傷・消せない傷の見分け方
ワックスやコーティング剤で保護する
本来はクリア塗装を拭くべきですが、安く手っ取り早く済ませたいタッチアップペンの需要を考えれば、省略するのも悪くないでしょう。
その代わり、磨き作業で落ちたワックスやコーティングを放置、塗布面がそのままにすることは、あまり良いことではありません。いつも使っているワックス洗車を利用するなど、コーティング剤を塗っておくのもひとつの方法といえます。
失敗した際の対処法
意図しない箇所に塗料が付着した場合、塗料を落とす必要があります。
お手軽なものにマニキュアの除光液がありますが、これでも落ちない場合はラッカーシンナーを使いましょう。これらを使用することで塗料を落とすことが出来ます。
注意点としてラッカーシンナーを使いすぎると元の塗料まで落としてしまうことがあります。適正量を超えないように注意しましょう。
道具の特性を理解して使い分けよう
タッチアップペンの使いどころというのは判断に悩む部分です。スプレーで補修すべきなのか、そもそもコンパウンドで消せるキズなのか、といった選択肢もあるからです。
コンパウンドで済ませるのがベストなので、まずはここから検討してみましょう。ほかの方法よりも簡単に終えることができます。
その傷がコンパウンドで消えない場合、タッチアップペンの使用やスプレーの使用を考えるというのが自然な流れです。
判断に困ったら専門家に相談を
目視でのキズ具合の判断は、このような経験から培われるものが多くあります。自分で判断しきれない場合は、カー用品店やガソリンスタンドで聞いてみるのも良いかもしれません。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...