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送りハンドルとは?クロスハンドルとの違いや内掛けハンドルなどを解説!
目次
送りハンドルとは?
送りハンドルとは、ハンドルを握っている手の位置をほとんど変えずに進行方向へ曲がることです。
例えば、右折する際は基本的には左手でハンドルを掴んでそれを右方向へ倒し、そのまま左手はハンドルを掴んだままですが、送りハンドルの場合は右方向へ少し倒した後に、また左手を元の位置に戻します。
自動車学校では送りハンドルは教えていません
自動車教習所でも送りハンドルは運転方法としては適切ではないと指導されます。
その理由としては、右左折時に大きくハンドルを回さないため、突然の危険の回避に即座にハンドル操作ができないからです。
上の動画では送りハンドルの操作方法を解説していますが、推奨はされません。
安全性の高い推奨されるハンドル操作方法は何なのでしょうか?
順を追ってその方法をご紹介していきます。
基本的なハンドル操作との送りハンドルの違い
通常の運転時には、右折する場合は左手を右ハンドル方向へ、左折する際は右手を左ハンドル方向へ回しますが、送りハンドルは、左手は左ハンドル方向、右手は右ハンドル方向のままで運転します。
わかりやすいイメージだと、曲がるときは両手に握っているハンドルを進行方向へ滑らせる感じです。
要するに、送りハンドルは両手が交差することなく上下を行ったり来たりする運転方法なのです。
クロスハンドルとは?送りハンドルとの比較
↓送りハンドルの解説
クロスハンドルとは、右左折する際に手をクロスする運転方法です。
例えば、右折する際には左手でハンドルを掴んでそれを右方向に倒し、左手はハンドルを掴んだままで、右手は最初に左手があった位置に置きます。
そうすると、手が交差しているように見えるので、クロスハンドルと呼ばれているのです。
自動車教習所で習うハンドル操作は送りハンドルではなくクロスハンドルになります。
実際に車を運転している方でも、クロスハンドルで右左折している方が多いのではないでしょうか。
内掛けハンドル(逆手ハンドル)とは?送りハンドルと安全性はどちらが高いか
そう言えば潤くん逆手ハンドルだったな。最初の車のハンドル重たかったのかな… pic.twitter.com/dHNeSh2fTn— すももっち♡⃛ (@sumomo_0830) 2014年11月2日
内掛けハンドルという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
内掛けハンドルとは、ハンドルを内側から握る運転方法です。
逆手ハンドルとも言われています。
この運転方法は推奨されていないので、やらないようにしましょう。
内掛けハンドルは大きく簡単にハンドルを切ることが出来ますが、何かあったときに咄嗟に素早いハンドル操作が出来なくなってしまいます。
例えば、子どもが突然飛び出してきた際に、内掛けハンドルだと素早くかわすことが出来ません。
「送りハンドル」と「内掛けハンドル」どちらが安全?
内掛けハンドルは、送りハンドルよりも危険性が高いといえますが、送りハンドルの方が安全性が高いとはいえません。
いずれも推奨されない安全性の低いハンドル操作となります。
正しいハンドル操作を心がけましょう。
送りハンドル・クロスハンドル・内掛けハンドル…どれが一番いいの?
送りハンドル・クロスハンドル・内掛けハンドルの3つのハンドル操作を比較しますと、クロスハンドルが一番安全性が高いといえます。
自動車教習所で習うのもこのクロスハンドルですし、国から推奨されているといっても過言ではありません。
旧式の大型車では送りハンドルになりやすい?
年式の古い大型トラックや大型バスなど、パワーステアリングがついてない時代のハンドルは回す負荷を軽減するため、大きな直径のハンドルとなったため、クロスハンドルでは物理的に操作が大変で送りハンドルになったという経緯があります。
安全に運転しよう!
送りハンドルのついてのまとめ記事は、いかがでしたでしょうか?
送りハンドルとはどうようなハンドル操作で、どのような危険があるのかがお判りいただけたのではないでしょうか?
また、クロスハンドルや内掛けハンドルの方法、これらのハンドル操作のうち、何が一番適切なのかについてもご理解いただけたのではないでしょうか?
この機会に運転操作の見直しをして、安全運転についての再認識をしてみましょう!
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...