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一時不停止とは?反則金(罰金)と違反点数|トラブルの対処方法も

一時不停止とはどんな違反?

道路標識が指定する場所で一時停止しないこと

道路標識によって一時停止することが義務付けられている場所で、一時停止をしなかった場合に一時不停止となります。これは道路交通法第43条(指定場所における一時停止)に記載されている事項で、条文は次の通りです。

車両等は、交通整理が行なわれていない交差点又はその手前の直近において、道路標識等により一時停止すべきことが指定されているときは、道路標識等による停止線の直前(道路標識等による停止線が設けられていない場合にあつては、交差点の直前)で一時停止しなければならない。この場合において、当該車両等は、第三十六条第二項の規定に該当する場合のほか、交差道路を通行する車両等の進行妨害をしてはならない。

道路交通法より抜粋

事故を防ぐことが一時停止の目的

©[Masaharu Shirosuna]/stock.adobe.com

一時不停止が違反とされている理由として、その行為は交通事故を誘発する可能性が高いことが考えられます。

一時停止の道路標識が設置されている交差点は、インターチェンジの出口から本線への合流、狭くて見通しの悪い交差点、交通量の多くて広い道路と交わる道などが多いです。狭い道で歩行者や自転車が飛び出してきたり、本線をそこそこ速い速度で走行している目の前にいきなり他の車両が飛び出してきたら、交通事故が発生するリスクは高まります。

そのような危険な交差点(合流地点)における一時停止を義務化することは、未然に事故を防ぐことにつながるのです。それは安全運転であり、別の言い方をすれば一時不停止とは安全運転違反とも解釈できます。

一時停止に使われる道路標識

一時停止の道路標識には「止まれ(またはSTOP)」と記載された赤色の逆三角形のものが採用され、道路上に白色の停止線が引かれています。

中国の一時停止標識
中国の一時停止標識
©[Fast_Cyclone]/stock.adobe.com

また、日本では一時停止の標識は三角形ですが、世界に目を向けると円形や八角形の標識も存在します。日本のように「とまれ」と各国の言語で記載されたものがあれば、手が描かれた標識も。

なお、標識に赤色が採用されている点は、確認したかぎりほとんどの国で共通しているようです。

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一時不停止による反則金と違反点数

一時不停止違反の反則金額は次のようになっています。

車両の種類反則金額
大型車9,000円
普通車7,000円
二輪車6,000円
小型特殊車5,000円
原付5,000円

※警視庁「反則行為の種別及び反則金一覧表」を元に作成

一時不停止の基礎点数は、通常であれば2点です。ただし、0.25mg/l未満の酒気帯び運転の場合は14点、0.25mg/l以上の場合は25点が累積され、一発免停以上の行政処分が下されます。

飲酒運転の違反点数や罰則についてはコチラ!

一時不停止に関するよくある疑問

何秒一時停止すればいい?

先に紹介した道路交通法を読む限りでは一時停止する時間には言及されていないので、何秒停止すれば良いのかといった細かなルールはないことになります。

警察官による一時不停止の取締は行われている?

警察による一時不停止の取締は定番の中の定番となっていいます。運転している側から見つけづらい絶妙な位置に待機して、私たちを監視しているのです。

一時不停止で検挙される流れを説明すると、違反車両を発見後に警察(パトカーあるいは白バイ)が後方から近づき、違反車両の運転手に停車するように指示をする、という感じです。

移動中のパトロール車両を除けば、定番の取り締まり場所が各地で存在します。お住まいの地域の定番取り締まりスポットを把握しておくのも良いでしょう。スピード違反対策にもつながります。

「停まった」「停まらなかった」で揉めたらどうする?

運転手は一時停止したにもかかわらず、警察官が一時不停止だと指摘してきた場合はどうすればよいのでしょうか。対処法としては2つ挙げられます。

まず1つは、一時不停止をした客観的な証拠を警察官に提示してもらうことです。仮に警察官が「この目で見た」と言ったとしても、それは主観ですから、客観的ではありません。

もう1つは、一時停止したことを証明することです。車載のドライブレコーダーに記録が残っていれば、証拠として利用できます。

ドライブレコーダーの有効性・必要性についてはコチラ

踏切で一時停止をしなかったら「踏切不停止等違反」

©[ほじん]/stock.adobe.com

信号機のない踏切を通過する際には、踏切の直前で停止することが義務付けられています。これについては、道路交通法の第33条(踏切の通過)に記載されています。

車両等は、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止し、かつ、安全であることを確認した後でなければ進行してはならない。ただし、信号機の表示する信号に従うときは、踏切の直前で停止しないで進行することができる。

道路交通法より抜粋

踏切での一時停止をしなかった場合、「踏切不停止等違反」という反則行為に該当します。踏切不停止等違反における反則金額は次の通りです。

車両の種類反則金額
大型車12,000円
普通車9,000円
二輪車7,000円
小型特殊車6,000円
原付6,000円

※警視庁「反則行為の種別及び反則金一覧表」を元に作成

一時不停止違反と踏切不停止等違反の反則金額を比べると、後者はより反則金が高いことに気がつきます。これは、踏切で一時停止しないというのは、それだけ責任のある(危ない)違反行為であるためと考えられます。なお、踏切不停止等違反による違反点数は、指定場所一時不停止等と同じです。

駐車場でよくみかける「とまれ」を無視したら交通違反なのか

地元のスーパーやショッピングモール、さらには取引先の敷地内などに停止線が引かれていることがあります。これらの場所は私有地に該当しますので、法的効力はありません

つまり、これらの停止線を無視しても一時不停止で検挙されることはありませんが、安全のためあらゆる停止線で一時停止することをおすすめします。

道路交通法で定められているからではなく、交通事故を防ぐという意味でも、一時停止は大切なことです。一時停止できる余裕を持って安全運転に努めましょう。

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執筆者プロフィール
中華鍋振る人
中華鍋振る人
自動車とバイクに関連する記事を書いています。モータースポーツは観戦よりも参戦派。道交法や違反に関する情報を、法律に詳しくない人にもわかりやすく解説しています。
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