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韓国人YouTuberがホンダN-VANをレビュー!?海外からみた日本の軽自動車とは
韓国人によるホンダ N-VANレビュー
ホンダ N-VANは正規輸出はされていないものの、そのユーティリティの高さに外国人の注目も集めています。しかし外国人に日本の軽自動車、それも軽商用車を正当にレビューできるのでしょうか。
運転&走行性能評価
Erin氏は、N-VANに先進運転支援システム「ホンダセンシング」が全グレード標準装備であることを高く評価。「1,000万円の車に装備されるような機能が商用車に装備されている点は驚き」とコメントしています。
適切なシートポジションが取れない
唯一、Erin氏が指摘したのはシートポジションについてです。ペダルに合わせるとハンドルが遠く、ハンドルに合わせるとペダルが近すぎるためベストな姿勢がでないと指摘。ハンドル位置が遠いのは多くの軽自動車に共通する問題であり、その理由として以下のような要因が挙げられます。
- スペースの制約から足元空間を狭くせざるを得ない
- 正面衝突時の安全性を確保のために、ハンドルから胴部を離しておきたい
- 極短距離移動になりがちであるため乗降性を優先したいなど
Erin氏はシートポジションが合わない点を「仕事で運転する商業車にしては問題」とコメントしていますが、このようになっているのは頻繁に乗り降りを繰り返す「仕事で運転する商用車だから」という側面もあります。
パッケージング評価
「パッケージング能力にすぐれた会社」とErin氏はホンダを評しています。「ホンダ N-VANの広さはキャビン以外のスペースを極端に減らしたことで実現しており、その努力の跡が見える」とN-VANの広さと使い勝手を高く評価していました。
N-VANの総評
「なぜ大きな空間を小さな車でつくろうとするのか」「荷物を運ぶための商用車を、なぜ軽自動車でつくるのか」外国人からみると不思議でならないとErin氏言います。
小さな軽自動車は日本独自の規格であるため、理解できないのは当然といえるでしょう。しかしErin氏は「おそらく、日本の狭い下町の隅々まで、何かを待っている誰かまで、ちゃんと届けるためのものだからでしょう」と高い機動性が特徴である軽商用車の意義についての理解を説いてみせました。
動画内の別の箇所では「日本の軽自動車は外国人から見るとどれも同じに見える」と率直な意見を述べつつも、すでに可能性の限界に近づいていると思われる「軽自動車の価値を探りつづけている日本の各自動車メーカーの努力が見える」とのコメントでホンダ N-VANのレビュー動画を締めくくっています。
動画のコメントはどうだった?
Erin氏が投稿したこの『ホンダ N-VANを 日本現地で乗ってみた!』のコメント欄には、動画を高く評価する日本語でのコメントが多く寄せられています。
「日本語が上手い」といった単純な褒め言葉から「シンプルな言葉でわかりやすい」「簡潔で丁寧」といったセリフ選びに対するコメントに加え、構成力の高さと動画編集技術の高さを評価するコメントがひときわ目立ちます。
巧みなカメラアングル・カメラワークはさることながら、コマ送りなどの視覚表現に加えてBGMのテンポに合わせたコマのつなげ方など、言語によるレビューだけでなく視覚表現を効果的に使い、短い動画のなかで端的に車の特徴がまとめられている点もErin氏の動画が高く評価されている理由のようです。
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- 執筆者プロフィール
- 伊藤友春
- 1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...