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レッカー車は運転できる?大型・中型などの種類から免許や中古車販売情報まで
目次
レッカー車とはどんな車?

レッカー車とは他の自動車をけん引する装置を持った、特殊用途自動車です。
車両が故障、事故など自走ができない状態になった時や、駐車違反をしたときなど移動させるときに使用します。
小型・中型・大型などレッカー車の装備や種類は?
レッカー車の主な装備は、レッカーしたい車両を下から持ち上げる「アンダーリフト」や車両をけん引するための「レッカーブーム」があります。
クレーンがついているレッカー車の場合は、横転した車を吊り上げることもできます。
また、レッカーする車両のタイヤが回転しない場合は、「ドーリー」という補助車輪を使ってけん引することもできます。
アンダーリフトで車両を持ち上げるレッカー車
また、レッカー車の小型・中型・大型車両の分類は、トラックの分類と同様の分け方をするようです。
それぞれレッカーできる目安は、小型タイプは軽自動車から普通自動車、中型タイプは2tトラックから大型車、大型タイプは大型トラックや大型バスをけん引できます。
他にも車を荷台にそのまま載せられるタイプの車両は「フルフラット型積載車」とも呼ばれます。
レッカー車の運転に必要な免許は?

大型免許やけん引免許は必須ではない!
例えば、小型トラックにレッカーの装備があるといった場合は、普通免許で運転できます。しかし、レッカー車の運転に「けん引免許は必要ではないのか?」と考える方もいると思いますが、必ずしも必要ではありません。
けん引免許が必要な場合は、自走しない状態の車両総重量が750kgを超える車をけん引する場合や、タンクローリー、トレーラー、キャンピングカーの運転をするときです。
けん引免許一種の試験を受けるための条件には、年齢が満18歳以上であることと、運転免許を持っていること、視力・色彩判別・聴力・深視力(物の奥行や遠近感を把握する能力)の検査に合格しないといけません。
また、レッカー車の種類が大型に分類されるものには、もちろん大型免許が必要です。
また、けん引免許二種はトレーラーバスなどの運転に必要です。
けん引免許に合格すると、免許証の種類の欄に「け引」「け引二」と記されます。
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レッカー車の動画紹介
レッカー車動画紹介1:JAFロードサービス(レッカー編)
自動車のバッテリーが上がった、故障で運転ができなくなってしまったなど、その場で対応できない場合にレッカー車で運んでもらうことがあります。
レッカー移動について詳しく知りたい方はこちら
レッカー車動画紹介2:レッカー車ダブルけん引車庫入れ
レッカー車を使った車庫入れです。大型車の駐車自体難しいのに、レッカー車でけん引しているトラックを駐車されるのは、非常に難易度が高いです!
けん引免許の条件の1つに、「深視力」の項目があることもうなずけます。
レッカー車はどこで販売しているの?中古車販売は?

レッカー車は普通のトラックに特殊な装備を付けたもので、トラックメーカーからの販売ではなく、レッカー専門のメーカーによる受注販売が主です。
ですが、中古車であれば既にレッカー装備のついた車両を購入することができ、インターネットで検索することも可能です。
金額も年式にもよりますが、130万円から400万円程度で購入することも可能です。
基本となるトラックは、「いすゞ・エルフトラック」「トヨタ・ダイナトラック」「三菱ふそう・キャンター」「日産・アトラストラック」などがあります。持っている運転免許に合わせて、車両を選んでみてはいかがでしょうか。
普通免許があればレッカー車は運転できます!

レッカー車は、大型トラックやけん引する重量が大きくなければ、特別な免許が必要なく運転できることがわかりました。
自分で運転する機会はなかなかありませんが、身の回りで見かけたときは、どのようなどんな活躍をするか、じっくり見てみるのもいいですね。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...