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運転免許ローンは学生でも使える?審査通らない人の特徴・おすすめ会社を紹介
目次
学生や主婦でも運転免許ローンは借りれる?
学生や主婦といったローンを借りにくい人でも、運転免許のローンは借りれるのでしょうか?
結論から言えば、学生や主婦でも運転免許ローンを借りることはできます。
運転免許ローンは、比較的高額な運転免許の取得費用を確保するために作られた商品設計となっているので、若年層や主婦層でも比較的借り入れしやすいのが特徴。
ただし借り入れには一定の条件や審査が必要です。
親の同意書や所得証明が必要になる場合もあるので、ローン会社の定める審査基準をよく読んでから申し込みをしましょう。
どのくらいの金額を借りたらいいの?
借り入れる金額は人によって様々です。
取得費用全額を借りるのであれば20~30万円程度必要になりますし、頭金を用意できるのであれば不足分のみを借入すれば問題ありません。
借入金にも最低額が設けられているのであまりに低い金額を借りることはできませんが、ローンで借りる金額は自由に決められます。
運転免許ローンの審査基準は?
運転免許証ローンの審査基準はローン会社によって異なります。
一般的には“信用情報”と呼ばれる過去のローン履歴やクレジットカードの利用履歴などからローンの可否を判断。
返せる見込みがあると判断された人は審査合格です。
これまでにクレジットカードなどを利用したことがなく、信用情報の無い方は現在の収入や、法定代理人(連帯保証人)の有無からローンの審査を行います。
具体的に“この条件を満たせばローンが通る”という基準はわかりませんが、携帯料金の滞納やクレジットカードの未払いなど、信用履歴に事故がなければほぼ間違いなく通ると思って問題ありません。
ただ、学生や主婦の方では安定した収入があるとはみなされないことが多く、審査をクリアするには法定代理人の署名が必要になる場合があります。
運転免許ローンに通らない人の特徴
運転免許ローンを利用するには、ローン会社の審査に通過する必要があるため、誰でも利用できるわけではありません。具体的な審査基準は公表されていないものの、以下に該当する場合は審査に通らない可能性があります。
- 支払いを遅延している
- 過去に金融事故を起こしている
- 期間を空けずに他社でローン審査した
- 他社で多額の借入をしている
続いて、運転免許ローンに通らない人の特徴を具体的に解説します。
支払いを遅延している
日常生活において、さまざまな支払いを遅延している場合は、運転免許ローンの審査に通らない可能性があります。なぜなら、契約後もローンの支払いが遅れる可能性があると、ローン会社に判断されるためです。
以下などの支払いを遅延すると、利用者の都合で支払日までに入金がなかったと信用情報機関に履歴が残るため、審査に影響する可能性があります。
- クレジットカード
- キャッシング
- 家賃
信用情報機関とは、借入金額や返済状況を管理している機関のことです。信用情報機関に登録された履歴は5〜10年消えないため、その期間はローンを組めない可能性があることを把握しておきましょう。
過去に金融事故を起こしている
支払いの遅延のほかに、過去に金融事故を起こしているケースでも、運転免許ローンの審査に通らない可能性が高い傾向があります。
金融事故とは、債務整理や自己破産、61日以上支払いを遅延したことによる強制解約などのことです。金融事故の記録は信用情報機関に5〜10年間残るため、その期間はローンを契約できない可能性が高いことを把握しておきましょう。
期間を空けずに他社でローン審査した
運転免許ローンの審査に落ちているにもかかわらず、期間を空けずに他社の審査を申し込むと、利用を断られる可能性があります。なぜなら、審査に落ちた履歴は信用情報機関に一定期間残るためです。
落ちた履歴がある場合“何らかの問題がある”と、新たに申し込んだローン会社に判断されるため、ローン審査を通過できない傾向があります。
審査に落ちた履歴は、6ヶ月でリセットされると言われているため、期間を空けてから再度ローンを申し込むとよいでしょう。なお、短期間で複数社のローン審査を行い、審査が通りにくくなった状態は「申込ブラック」とも呼ばれています。
他社で多額の借入をしている
他社で多額の借入をしていると、運転免許ローンの審査に通らない可能性があります。なぜなら「総量規制」により、貸金業者から借入できる金額の上限が決まっているためです。
総量規制とは、貸金業者から借入できる金額を“年収の1/3まで”と規制する法律のことです。たとえば、年収300万円の場合、貸金業者から借入できる金額は100万円までと制限されます。他社で90万円借入していると、10万円までのローン審査しか通過できません。
他社で多額の借入をしている場合は、審査前になるべく多く返済しておくとよいでしょう。
おすすめの運転免許ローン3社
運転免許ローンは信販会社や銀行、大学生協で扱われており、それぞれ特徴が異なります。
中でも以下の3社はおすすめのローン会社のため、参考にしてみてください。
- エポス 運転免許クレジット
- スルガ銀行 運転免許取得ローン
- 大学生協 通学免許
続いて、上記3社の特徴を紹介します。
【エポス】 運転免許クレジット
エポスの運転免許クレジットは、学生の運転免許取得を応援している信販会社であり、高校3年生でも本人名義でローンを申し込めます。エポスの運転免許クレジットの概要は以下のとおりです。
- 保証人:不要
- 返済プラン:1〜36回払い
- 実質年利:13.2%
- Web申込:可能
実質年利とは、利息のほかに「手数料」や「保証料」などが含まれた実質上の金利のことです。“金利○%”の表示は、利息の割合だけのため混同しないようにしましょう。
また、6ヶ月以内であれば、返済開始月を自由に選べる「学生応援スキップ払い」を利用できます。たとえば、高校3年生であれば家庭研修期間に入る2月から教習所に通い、就職後の初任給が出る5月から返済を開始できます。据え置いた期間は手数料が発生しないため、安心して利用することが可能です。
なお、エポスの運転免許クレジットは収入が低い若者をターゲットにしているため、審査基準は緩い傾向にあります。審査基準は緩いとはいえ、落ちるケースもあるため、通過できなかった場合は親権者名義で申し込むとよいでしょう。
【スルガ銀行】 運転免許取得ローン
運転免許取得ローンは、静岡県や神奈川県を営業エリアにしている「スルガ銀行」が取り扱っており、18歳以上で安定した収入があれば申し込めます。スルガ銀行の運転免許取得ローンの概要は、以下のとおりです。
- 年利:一律 2.5%
- 返済プラン:6〜120回
- Web申込:可能
- 口座開設:不要
スルガ銀行の運転免許取得ローンは、他社と比べて比較的低金利なため、お得に運転免許を取得できます。年利は変動型ではないため、見直しにより金利が上昇しても総支払額が変わらないメリットもあります。
また、繰上げ返済は無料ででき、余裕がある月は多く返済して返済回数を短縮することが可能です。ただし、信販会社よりも審査基準が厳しいため、誰でも利用できるわけではないことを把握しておきましょう。
【大学生協】 通学免許
大学生協の通学免許は、大学生が利用できる運転免許ローンであり、信販会社よりも実質年利が低いため支払総額を抑えられます。大学生協の通学免許の概要は以下のとおりです。
- 実質年利:9%
- 返済プラン:3〜36回
- Web申込:可能
以下の選択もできるため、自分に合ったプランを選ぶことも可能です。
- 通学
- 短期集中
- 合宿
また、大学生協を介して教習所に申し込むと、5,000円〜4万5,000円安くなるため、お得に免許を取得できます。教習所によってはキャンペーンを実施しているケースもあり、より得できるでしょう。
ただし、ローンを利用するには大学生協への加入のほか、仕送り額や親権者の収入などを提示する必要があります。学生本人の収入がない場合は、親権者を連帯保証人にする必要があることも把握しておきましょう。
運転免許ローンの申し込み方法
運転免許ローンの申し込み方法は、どの種類のローンを組むのかで異なります。
銀行系ローンの場合
銀行系ローンの場合、フリーローンであればインターネットからの申し込みですぐに借りられます。
マイカーローンの場合は店頭・インターネットのどちらかで申し込み、審査が通り次第融資が受けられます。
マイカーローンの一般的な申し込み方法は
- 仮審査申し込み
- 本人確認資料の送付
- 口座開設
- 融資完了
といった流れになります。インターネットで簡単に仮審査ができるので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
信販系ローンの場合
信販系ローンの場合は教習所で申し込みをします。必要書類などは事前に教習所で案内してもらえるので、まずは問い合わせをしてみましょう。
審査もその場でしてもらえるので、入校手続きに必要な書類も合わせて準備しておくのがおすすめです。
生協系ローンの場合
生協系ローンは大学の生協受付カウンターかweb受付のどちらかになります。必要なものは、
- 学生証
- 親権者の同意書
上記の2点。審査が通ればすぐに融資してもらえます。
【シミュレーション】運転免許ローンを借りて月々いくら?
ここからは実際に運転免許ローンを借りたときの月々の支払額をシミュレーションします。詳細な支払金額はローン会社によって多少異なるので、あくまで“目安”として参考にしてみて下さい。
ローン会社 | 銀行系 | 信販系 | 生協系 |
借入金 | 30万円 | 30万円 | 20万円 |
金利 | 3% | 14% | 9% |
返済期間 | 10年(120回払い) | 5年(60回払い) | 3年(36回払い) |
月々の支払額 | 2,896円 | 6,980円 | 6,359円 |
返済総額 | 347,520円 | 418,800円 | 228,936円 |
月々の返済額は1万円未満
運転免許ローンを組んだ場合の月々の支払額はおおよそ1万円以下となります。
このシュミレーションは返済期間を最大まで引き延ばしたときの返済金額なので、借入期間を短くしたりすると月々の返済額が増加します。
月々の支払額を増やした場合は、金利支払が減るので返済総額を抑えられるので、余裕がある方は月々の支払額を増やしてローン金利を節約するのも大切ですね。
ご自身の収支のバランスを考えて、無理のない返済計画を立てましょう。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...