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「免許は最強の身分証」ゴールド免許のペーパードライバー、車なくても免許保有のワケ
運転免許保有者のうち6割以上がゴールド免許を保有
運転免許証は、有効期限の記載にグリーン、ブルー、ゴールドの3つのうちいずれかの色が使われていて、この色によって運転免許証の所有者が初心者なのか、免許取得からある程度年数が経ったのか、無事故・無違反なのかがひと目でわかるようになっています。
免許をはじめて取得し初回の更新がまだであれば「グリーン」、過去5年間に怪我人が発生する事故を起こしたり違反を犯していなければ「ゴールド」、それ以外は「ブルー」となります。それぞれの区分は、グリーンが「新規運転者」、ゴールドは「優良運転者」、ブルーは「一般運転者」「初回運転者」「違反運転者」です。
ゴールド免許は5年以上無事故・無違反であることの証となるため低リスクのドライバーとして扱われ、自動車保険の割引があるなどの優遇措置を受けることが可能です。
ゴールド免許はごく一部の人が手にできるもののように思えますが、警察庁が発表している運転免許統計によれば運転免許の更新時講習は全体の約6割が優良運転者講習を受講していることから、統計上は運転免許保有者の約6割がゴールド免許を所持していることになります。
免許証の写真、「盛れてない」という理由でも変更できるの?
ゴールド免許保有者の3人に1人が「ペーパードライバーの自覚あり」
5年以上無事故・無違反である「優良運転者」を示すゴールド免許は運転技術の高さを示すもののように思えますが、実際の運転歴によらず、5年以上無事故・無違反であれば交付されるため、車を運転していなくともゴールド免許になることが可能です。
運転免許を取得後、一度も車を運転せずに過ごせば、二度目の更新の際にゴールド免許が交付されます。そのため、運転免許はあるものの実際に車を運転することはほとんどないというペーパードライバーほど、ゴールド免許をとりやすいと言われています。
保険会社の調査によれば、ゴールド免許の保有者のうち3人に1人が「ペーパードライバーの自覚がある」と回答しているようです。ペーパードライバーでありながらゴールド免許を保有し続けるのはなぜでしょうか?
車に乗らなければ乗らないほど取りやすくなる「ゴールド免許」
運転免許証が「本人確認書類としてもっとも便利」
顔写真が本人確認書類として有効な書類はいくつかありますが、その中でも運転免許証がもっとも便利だという理由から、車を運転する予定がなくとも運転免許証だけは持ち続けるという選択をとる人が多いようです。
運転免許証と同じように、有効期限があり、顔写真と現住所が確認できる書類としてはマイナンバーカードがありますが、マイナンバーカードはその取扱により厳重な管理が求められるため、リスクを回避するためにマイナンバーカードでの身分確認は行わないという機関もあります。
運転免許は、日本国内であればほとんどの場合で本人確認の書類として認められています。さらに有効期限が長く、携帯性も良いという点にくわえ、もっとも安ければ1万円以内で取得でき、更新にかかる費用も3000円前後ですので、「コスパも優秀」だと評価されているようです。
「車以外の移動手段がない…」返納しない派の意見は?
ペーパードライバーのゴールド免許保有で起こる問題
すべての欄を埋めた免許証こと「フルビット免許」
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...