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【2023年版】車中泊も普段使いも!タウンエースキャンピングカー4選
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
ちょうどいいサイズで人気!
「軽自動車のバンやワゴンでは狭すぎる。でもハイエースは大き過ぎる」、「車中泊だけでなく普段使いもしたい」。
そんな要望にピッタリなのがトヨタ・タウンエースをベース車としたバンコンタイプのキャンピングカー。
クーラーが付くモデルもあり装備は本格的。
でも外観は普通のバンかワゴンにしか見えない。
トヨタのアクア並みの車両サイズなので運転もしやすい。
価格は400万円前後からと、キャンピングカーとしては比較的手が届きやすい。
といったメリットがたくさんで大人気。
そこで本記事ではトヨタ・タウンエースのキャンピングカーを4つまとめて紹介したいと思います。
トヨタ・タウンエースとは
タウンエースはトヨタの商用バン。
トヨタ・タウンエースの車両サイズは、全長4,065mm、全幅1,665mm、全高1930mm。
キャンピングカーのベース車として人気のハイエースの中でいちばん小さい標準ボディ(全長が4,695mm 車幅が1,695mm 全高が1,980mm)よりひと回りコンパクト。
軽自動車の規格は全長3,400 mm・全幅1,480 mm・全高2,000 mm以下なので、タウンエースは軽以上、ハイエース未満ということになります。
同じトヨタのアクアが全長,4050mm、全幅1,695mmでほぼ同サイズ。
タウンエースのエンジンは1,500ccで5人乗り。
運転しやすいサイズで、5名乗って移動できるので普段使いにも便利でしょう。
それではタウンエース(OEMのダイハツ・グランマックス含む)のキャンピングカーを4つ、紹介していきます。
【タウンエースキャンピングカー】専用エアロも付いて416万円から!
キャンパー鹿児島「Libero」
「Libero(リベロ)」は昨年(2022年)11月に発表の新型モデル。
トヨタのグループ会社・株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)とキャンピングカービルダー・キャンパー鹿児島(双日モビリティ)が協力して作ったタウンエースをベースにしたキャンピングカーです。
「Libero」には、トヨタ純正の装備として、運転席・助手席のSRSエアバッグをはじめ、衝突回避支援システム・スマートアシスト(スマアシ)やバックするときに安心なリアのコーナーセンサー、フロントのマッドガード(泥除け)、フロアマット、サイドバイザーが標準装備。
さらに外装では専用エアロパーツも標準で付いています。
見えないところでは天井に断熱素材を施工。
これも標準。
室内(車内)を見ると、前後に向きを変えられるセカンドシート(3人掛け)。
進行方向から向かって、後部右側にシンクと蛇口付きのキャビネット(家具)があります。
テーブルは簡単に着脱可能。
後部左側には横向きベンチシート(2人掛け)。
セカンドシート(3人掛け)と後部ベンチシートで、乗車定員5名が座れる席があります。
シンクと蛇口、容量各10Lの給排水タンク、720Wのポータブル電源を標準装備。
セカンドシートをフラットにして、横向きシートとキャビネットの間に背もたれにしていたマットを置くとあっという間にベッドに早変わり。
コンパクトなボディサイズながら、居室のほぼ全面がベッドになります。
2年車検の8ナンバー キャンピングカー登録。
価格は415万850円(税込)から。
キャンパー鹿児島の公式サイトはこちら
【タウンエースキャンピングカー】2人旅に最適!
フィールドライフのRobby(ロビー)
ジャパンキャンピングカーショー2022でデビューしたのが、フィールドライフのRobby(ロビー)。
フィールドライフは群馬県渋川市にある1991年設立の老舗キャンピングカービルダーです。
ベース車はダイハツ・グランマックス=トヨタ・タウンエースのOEM“元”。
もともとダイハツが海外で販売していたグランマックスを、トヨタが日本国内でタウンエースとして販売。遅れてダイハツも国内販売しました。
スペックはすべて、トヨタ・タウンエースと同様です。
Robbyは当初4ナンバー貨物登録で発売。その後、法改正がありキャンピングカーとしての構造要件が満たせるようになったため8ナンバー(キャンピングカー登録)モデルが追加。
現在も4ナンバー・8ナンバー、どちらも選べますが、主流は4名乗車できて2年車検の8ナンバーとのことです。
室内レイアウトはいたってシンプル。
後部左側にキッチン兼収納キャビネット。
後部右側には2人掛けソファ。
対面式ではなく、キッチンキャビネットの収納式テーブルを使って横並びのリビングとなります。
運転席の後ろには「3WAYベッドフレーム」と呼ぶアルミ製フレームが置かれています。
通常時は上下に積み重ねて棚として利用。
就寝時は、ベッドフレームを横に並べ、後部のソファ座面と背もたれをスライドさせるだけでベッドメイクが完了します(幅1030mm×長さ1960mm)。
そのほか、シャワーシンクセット(給排水各10L)と鉛バッテリー105Ah+充電システムが標準装備(8ナンバーモデル)となっています。
フィールドライフの公式サイトはこちら
【タウンエースキャンピングカー】クーラー、冷蔵庫、レンジ、TVモニターまで標準装備!!Stage21「ResortDuo LUXIO Pro」
神奈川県相模原市にあるキャンピングカービルダー・Stage21の「ResortDuo LUXIO Pro(リゾートデュオ ルクシオ プロ)」。
コンセプトは「どこへでも気軽に行けるコンパクトキャンピングカー」ということで、ソーラーパネルに冷蔵庫、レンジ、TVモニター、クーラーまで標準装備しているのが特長。
広いベッドスペースを確保するため、キッチンと電化製品のほとんどをリアにまとめています。
室内は、艶感のある木目調と、黒を基調としたステッチマット。
シートの色と生地は選択可能で生地は3種用意され、色の選択肢は数十色。
自分好みの内装にカスタマイズできるのもルクシオ プロの魅力です。
天井とボディ側面には断熱材を入れて、暑さ・寒さ対策がしっかり施されています。
リビングはテーブルを囲み、4人がゆったり座れそうです。
ソファを展開すると、180cm × 137cmのベッドに。
運転席と助手席を前にスライドさせれば20cmほどスペースを拡張できるので180cm+20cmで縦200cmになります。
かなり身長の高い人でも足を伸ばして寝られますね。
105Ahディープサイクルバッテリーを標準装備。
冷蔵庫の下には集中スイッチパネルがあり、インバーター、ソーラー電源のON/OFF、バッテリー残量の確認が可能。
コンセントも挿せるため、スマートフォンやパソコンを充電したり、IHクッキングヒーターを接続して中央のテーブルで調理したりもできます。
乗車定員は4名、就寝定員2名。
8ナンバー登録で車検は2年ごと。
価格は418万4,000円(税込)からとなっています。
Stage21の公式サイトはこちら
【タウンエースキャンピングカー】2011年発売のロングセラー!4種類のレイアウトから選べる!フロットモビール「シュピーレン」
長野県上高井郡にあるキャンピングカービルダー・フロットモビールのシュピーレン。
ここ最近「軽自動車では小さい。でも、ハイエースベースのキャンピングカーは大きすぎる」という人に向けて、タウンエースベースのキャンピングカーが増えていますが、シュピーレンはそんなニーズを先取りして2011年の発売。
長く売れ続けているロングセラーキャンピングカーです。
室内レイアウトを選べるのがシュピーレンの特長。
1人掛け(3人乗り)、2人掛け(4人乗り)、3人掛け(5人乗り)、そして後席でゆったり座れるように独立した1人掛けシートをぜいたくに2脚取り付けた1人掛け+1人掛けの4種類から、用途や好みに合わせて選べます。
セカンドシートは4種類のレイアウトのどれを選んでも、前後に向きを変えられます。
セカンドシートを後ろ向きにして、分割式のベッドマットもイスとして使用。
キッチンの側面のスライドレールに脱着式のテーブルを付ければ、簡易なリビングになります。
全面ベッドにした場合は2,050mm×1,200〜1,300mm。
セカンドシートに1人掛け、2人掛けのどちらを選んでも同じサイズです。
外部電源入力コネクタ、サブバッテリー105Ah、走行充電システムなど、車中泊にあると便利な電装類が標準装備。
オプション装備としては、インバーター、天井の換気扇やFFヒーター、LEDライト、フリップダウンモニターが選べます。
乗車定員は4名、就寝定員2名。
2022年4月より、8ナンバー(キャンピングカー)登録が可能になりました。
価格は337万7,000円(税込)から。
フロットモビールの公式サイトはこちら
普段使いも車中泊も1台で、という人にタウンエースキャンピングカー
本記事で紹介した4モデルは、ベース車のタウンエースの外観にはほぼ手を加えないバンコンタイプのキャンピングカー。
ぱっと見てもキャンピングカーとは気付かれにくいと思います。
車両サイズはコンパクトカー並み。
街中でも運転しやすいでしょう。
ベッドスペースは広々。車中泊のための装備はハイエースなどのバンコンと比べても見劣りしません。
タウンエースベースのキャンピングカー、普段使いも車中泊も1台でこなしたいという人に、ピッタリではないでしょうか。
※本記事で紹介したタウンエースベースのキャンピングカー各モデルの価格・仕様・装備は変更となる場合があります。
ライター:DRIMO編集部
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
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