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【車中泊でヨーロッパ一周中の夫婦】中古で買ったイタリア産キャンピングカーを大公開!収納たっぷりで自宅と変わらない快適さ
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
日本を旅立ち、中古で買ったキャンピングカーでヨーロッパ一周中の夫婦です。
日本での4年間の準備期間を経て、ヨーロッパで念願のキャンピングカーを購入し、車中泊旅がスタートしました。現在はイタリアのジェノヴァを通過中。
今回は私たちが数ある中古車の中から探し当てた、お気に入りの愛車を紹介します。
あらためて自己紹介
登山、キャンプ、旅が大好きな夫婦です。
今まで17カ国ほどに訪れました。
そして、ずっと2人の夢だったキャンピングカーでヨーロッパ一周を叶えたく、長かった準備期間を終え、ついにヨーロッパでキャンピングカーの旅を始めました。
キャンピングカーに住み、好きな場所でリモートワークをしながら旅をするノマドワーカーです。
パソコンとインターネットさえあればどこにいても仕事ができるので、時間や場所に縛られることなく自由気ままにヨーロッパを巡ろうと考えています。
購入したキャンピングカーはこちら
ヨーロッパではキャンピングカー文化が根付いていて、中古キャンピングカー販売店もたくさんあります。
数ある中古のキャンピングカーの中から私たちが選んだのがイタリア製のRoller Team(ローラーチーム)Granduca 255(以下、グランデュカ)です。
2005年製で少し古いですが、走行距離が50,000Km程と少なかったので購入を決意しました。
車の大きさは、長さ6m70cm、幅2m20cm、高さ2m70cm。
ヨーロッパではこのくらいの大きさが主流。車内は普通の家と変わらないぐらい広々としていて快適に過ごせています。
グランデュカの外部設備について
まずは外部の紹介から。
私たちのグランデュカは中古で、見た目も少し古いですがまだまだ元気に走ります。
購入時の希望条件の一つだったのが、大きめのトランク。
希望よりは少し小さめのトランクになってしまいましたが、それでもたくさんの荷物を収納することができます。
私たちは登山とキャンプが趣味なので、キャンプ用品などを全部ここに入れています。
水道のホースや外部電源に接続するケーブルも全て入りました。
トランクの隣はガスボンベを収納するスペース。
10Lのガスボンベが2つ収まっています。
私たちのキャンピングカーの冷蔵庫、暖房システム、シャワーがガス式になっているので、ガスはとても大事。
ガスボンベをいつも2つ常備して、1つを使いきったらすぐに新しいものを購入。ガス欠にならないように気をつけています。
水タンクは2つ、100Lが一つと予備タンクが55Lで計155L。
私たち2人で4日間程持ちます。
グランデュカの気になる内装を紹介
グランデュカの車内には気に入っているポイントがたくさんあります。
各部を紹介していきますね。
収納たっぷり!広々としたリビング!
左右の窓上には全部で収納棚が9つ。
撮影で使う機材やパソコン類を収納していますが、まだまだ入ります。
リビングスペースには4人分のソファーと、運転席と助手席が回転式になっているので全て合わせると6人かゆったりと向き合って座れます。
2人なら食事を取るのにも十分なスペースです。
テーブルは折り畳み式で長さを変えられるタイプ。
食事やデスクワークにとても便利です。
テーブルを降ろしてソファーを引けば、セミダブルサイズのベッドが完成!
車両最後部にもダブルベッドがあるので、計4人でも就寝可能です。
さらに、びっくり収納が一つ!
さすがワイン大国イタリア、なんとワインボトル専用の収納があるんです。
走行中もボトルが倒れることがなく、ピッタリフィットで私たちも愛用しています。
使い勝手抜群のキッチン
続いてキッチンです。
コンパクトですが、とても使い勝手がよいです。
コンロはガス式で4口も付いていて、日本で住んでいたアパートでさえ2口だったのでびっくりでした。
さらにオーブンまで付いています。
イタリアではピザやオーブン料理が多いので欠かせないみたいです。
キッチンにも収納がたくさんあってとても料理がしやすいです。
上に収納棚が2つ、シンクの下も収納で、引き出し式になっていてとても便利。
私たちは上の段に鍋類や調理器具、下の段には調味料など入れて使っています。
続いては、冷蔵庫。
このキャンピングカーを選んだポイントの1つがこの冷蔵庫です。
キャンピングカーの冷蔵庫というと、大体100L以下のサイズが多いですが、こちらは150Lの大きめサイズ。
私たちは短期間の旅行ではなく、365日車に住みながら移動します。
食費を抑えるためにも外食を控えて、キャンピングカーで自炊をしたいので、自宅と変わらないぐらいの大きさの冷蔵庫を求めていました。
私たちのグランデュカの冷蔵庫は、冷凍庫も付いている2ドア式の3WAYタイプ。
3WAYタイプというのは、
●車を走行中の時はDC12Vで冷却
●外部AC電源に繋いでいる時は家庭用と同じく230Vで冷却
●外部電源に繋いでない時はガスを使って冷却
と3つの冷却方法をその時々で使い分けできるというもの。
冷蔵庫の中はとても広く、冷蔵庫に入りきらないからと食材を少なめに買わなければいけないといった悩みもありません。
2人で生活していくには十分なサイズで満足しています。
バスルームも広々としていてきれい
バスルームには、シャワースペース、トイレ、洗面台があります。
それぞれが別々になっているので、シャワー中に便座が濡れるといった心配もないです。
シャワーはガス式で十分な暖かさのあるお湯が出て、気持ちよく使えています。
トイレはカセット式で16L。車の外からタンクを取り出して汚水を捨てるタイプなので、車内を清潔に保てます。
タンク内に専用の薬品を入れて汚物を分解し、匂いや色も無くなり、2日に1回程専用の処理場所で流せば、家庭用と変わらない感覚で使用できます。
洗面台は大きな鏡付きで、収納棚もたっぷり。
少し狭いですが、車内にあるバスルームとしてはこれで十分だと思っています。
窓からいつでも風景が見られるベッドスペース
最後部にあるベッドは200cm×130cmと2人で寝るには十分な大きさ。
ベッドスペース上には収納棚もあり、洋服やタオルなどの衣類をしまっています。
ベッドには後方と横に窓があり絶景スポットに車を止めて、ベッドからきれいな景色を眺めてくつろぐのが最高の楽しみとなっています。
ベッド下がトランクと繋がっていて、ベッドを持ち上げてトランクの荷物を取ることもできます。
電装類とシステムパネル
私たちはグランデュカに車のバッテリーとは別に、2つサブバッテリーとソーラーパネルを取り付けました。
短期間の旅行ならサブバッテリー一つで十分ですが、私たちはパソコンで仕事をしながらの旅なので電気はたくさん蓄えないといけません。
他にもインバータといって、車の12Vを230Vに変換する電装品を取り付けました。
これでパソコンや、カメラなど問題なく充電できます。
ただし、ソーラーパネルやバッテリーにも限界があり、どんなに晴れていても車内でがんがんパソコンを使って仕事したりすると3日が限界です。
なので頻繁に外部AC電源に繋げられる施設などに行って、バッテリーに充電するようにしています。
キャンピングカーのシステムパネルには、車内全体の電気、水道のオン、オフのボタンの他に、水の残量と排水タンクの容量が表示されます。
バッテリー残量の確認もここでするので一番頻繁に見るのがこのシステムパネルになります。
ヨーロッパ一周中の愛車の紹介でした。
まだまだ旅は始まったばかりで、車中泊の生活で慣れないこともたくさんありますが、車内をちょっとずつ我が家っぽくもっと快適にカスタマイズしていきたいです。
そしてもっとあちこち素敵な場所を訪れて、車中泊旅を堪能したいと考えています。
ライター:Luana
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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