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「冬の車中泊」を快適に過ごすために、押さえておきたいポイントとは
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
冬に車中泊を経験したことがある方なら、寒さの厳しさや事前準備の大切さをきちんと理解されていると思います。
しかし初めて冬に車中泊をする方にとって「冬の車中泊のなにがそんなに大変なのか?」わからないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回の記事では、真冬に何度も車中泊をしたことがある筆者が、冬の車中泊で寒さに負けず、快適に過ごすために押さえておくべきポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
冬の車中泊を予定しているという方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
冬の車中泊は「対策なし」では難しい
冬の車中泊はなにかしらの対策をしなければ、寒さを感じず快適に過ごすことは難しいです。
当たり前のことですが、冬は気温が低くとても寒いです。
車内に入れば寒くないのかといえばそうではなく「車内と屋外の気温がほとんど変わらない」といった状況になることもよくあるんですよね。
また雨や雪が降ればさらに気温は下がり、体が芯から冷えて眠ることもできません。
「スタッドレスタイヤだから大丈夫」と思っても、それは走行面での対策ができているに過ぎず、車内で寝泊まりすることが可能になるわけではないんです。
ではいったいどんな対策をすれば、冬でも車内で暖かく、快適に過ごすことができるのでしょうか。
以下で筆者が実際に冬に車中泊をする際、工夫している点や準備しているものなどを6つほどご紹介していきますので、ぜひ参考になさってください。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント1.車中泊場所はできるだけ気温が高い地域で
冬に車中泊をするのであれば、あまり雪が降らず、年間を通じて比較的温暖な場所に滞在するのがおすすめ。
関東近県であれば熱海や伊豆あたりの沿岸部であれば、山など標高が高い場所に比べると気温はすこし高め。
雪が降ることも少なく気軽に冬の車中泊を楽しむことができます。
もちろん雪があまり降らず気温が若干高めといっても、朝晩はかなり冷えることがあります。
ある程度の防寒準備をしてから車中泊にでかけると、より安心です。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント2.エンジンは必ず切り、暖房器具を用意する
冬は寒さをしのぐためか、エンジンをかけて暖房をつけた状態で車中泊している方を時々みかけることがあります。
しかし基本的にアイドリングはマナー違反。
安全の観点からも、おすすめはできません。
特に雪が降っている状態では、マフラーの出口を雪が塞ぎ、排気ガスが車内に入り込んで一酸化中毒を起こす危険があります。
死に至るケースも決して少なくないことから、車中泊の際にはエンジンは必ず停止するようにしてください。
車内で暖かく過ごすためにおすすめの方法は、ポータブル電源を持参し、電気毛布や小型のセラミックヒーター、パネルヒーターを使用する方法。
これなら、一酸化炭素中毒の心配もなく、比較的安全に使用することができます。
電気毛布や小型のヒーターは消費電力も低いものが多く、さほどパワーの強くないポータブル電源でも使用が可能。
特に電気毛布は冬の車中泊では必須アイテムといえるほど人気が高く、現在車中泊を楽しまれている方の多くが使用しているようです。
睡眠時だけではなく、車内で過ごす時間ずっと電気毛布に包まれていれば、寒さを感じることはほとんどありません。
キャンピングカーにFFヒーターがついている場合は、FFヒーターを使用するのがベスト。
FFヒーターのみでしっかり暖まることができますが、予備的にポータブル電源と電気毛布程度を持参しておくとより安心です。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント3.暖房がないときには冬用の厚手のシェラフ&厚着がベスト
極寒の冬に、暖房器具なしの車中泊はおすすめできません。
しかし「暖房器具がないけれどどうしても車中泊しなければならない」というときには、可能な限り服を着込み、冬用の厚手のシェラフに入ることで寒さをしのぐことは可能です。
冬用シェラフは夏用や3シーズン用と比べるとかなりお値段が高め。
特に保温力の高いダウンのシェラフはとても高価になりますが、その分厚手で暖かく、密着性もアップ。
「シェラフに入ってさえいれば問題なく暖かい」という状態を保つことができるので、冬の車中泊には冬用のダウンシェラフが最適といえます。
折り畳んでコンパクトに持ち運ぶこともできます。
特に軽バンなど、車内スペースがあまり取れない車での車中泊におすすめです。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント4.車内に冷気が入らないような工夫をする
窓やドアをきちんと閉めていても、わずかな隙間から車内に冷気が少しずつ入ってきます。
さらに雨・雪の影響で車体や窓についた水分が凍れば、車内の温度はどんどん下がっていき、眠るのが難しい状態になってしまうこともあるんです。
できるだけ冷気を入れず、車内温度が下がるのを防ぐためにも、「カーテン」や「窓用のシェード」を使って冷気対策を施しましょう。
セカンドドアのステップ部分やドア・窓の隙間、バッグドアの隙間から入る冷気には、「厚手のカーテン」や「断熱効果のあるカーテン」がおすすめ。
セカンドドア付近は、写真のようにカーテンの丈を床面よりも長くしておくことで、外気が入るのをかなり防ぐことができるんです。
窓には窓にぴったりのサイズの「窓用シェード」を貼り付けて。
窓用シェードを使えば、窓の隙間から入る冷気を防いだり、窓が冷えたり凍ったりした際に、車内の温度が下がるのを防ぐことが可能になります。
カーテンとシェードを合わせて使えば、車内の冷えや室内温度の低下を大幅に防ぐことができますよ。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント5.「保温グッズ」を用意しよう
車内で暖かく快適に過ごすために、携帯カイロや湯たんぽなどの「保温グッズ」も、いくつか用意しておきましょう。
筆者は寒くなってくると、車内に「携帯カイロ」を複数個常備するようにしています。
おすすめは衣類に貼るタイプの携帯カイロ。
筆者は下腹部や腰を暖める大きめの携帯カイロと、足裏に貼るタイプの2種類を常に車に積み、冷えを感じたときにペタペタと貼り付けて使っています。
寒さを強く感じたり体が冷えすぎて眠れないときには「湯たんぽ」がおすすめです。
事前に市販の湯たんぽを用意しておくのがベストですが、気温が下がり急に必要になった場合には、小さめのペットボトルにぬるま湯を入れ、湯たんぽ代わりに使用することも可能です。
冬の車中泊で快適に過ごすためのポイント6.「底冷え対策」も忘れずに
車内はかなり底冷えするため、なにかしらの対策が必要です。
何もない状態で車内で過ごしていると、床からダイレクトに冷たさを感じ、特に冷え性の方などは足先が冷えて辛くなってしまいます。
車内の底冷え対策には、断熱効果のあるシートやマットがおすすめ。
完全とはいえませんが、居住スペースの床部分に敷くことで、多少は冷えを防ぐことができます。
また断熱効果のあるシートやマットがないという場合でも、自宅にあるものでよいので、厚めのマットなどを敷いておきましょう。
当然断熱効果は期待できませんが、あるとないとでは体感温度が大きく変わります。
筆者1番のおすすめは、小型サイズの電気カーペット。
ポータブル電源を一緒に持参する必要がありますが、電気の力でしっかりと足元から暖めることが可能です。
しっかりと準備をして、冬の車中泊を楽しもう!
今回は、冬の車中泊で寒さに負けず、快適に過ごすために押さえておくべきポイントをいくつかご紹介しました。
冬の車中泊は、工夫や対策がまったくない状態ではかなり厳しいというのが現実です。
しかしアイテムを用意したり装備を整えたりと、事前にしっかりと準備をしておくことで、想像よりも快適に過ごすことが可能になります。
この冬車中泊を予定しているという方は、ぜひこの記事を参考に、準備万端の状態で冬の車中泊を楽しんでくださいね!
ライター:haru.
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- 執筆者プロフィール
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