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広い空間と充実した設備を両立!!快適な車中泊を実現する新型トレーラートーザイアテオ「Swift Sprite Alpine 4」
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
軽自動車やハイエースなどをベースに車内外を架装したキャンピングカーは数多く存在します。
しかし、「ガスコンロがない」「キッチンが狭い」「シャワーやトイレが設置できない」「マルチルームがない」といった悩みもチラホラ……。
車一台の広さは限られているため、設備なりスペースなり利便性の一部をどこか犠牲にせざるを得ません。
広さを求めると欲しい設備が入らないし、設備をたくさん詰め込むと狭くなる。
ああ、悩ましい。
「広くて、しかも自宅のような部屋の機能を備えた車はないの?」
もしそう考えることがあるなら、キャンピングトレーラーという選択はどうでしょうか。
今回紹介するのは、2022年式のこの新型車両。
けん引免許が必要ではありますが、その分快適な広さと、充実した装備の両方を手に入れられます。
車両は一台増えることになりますが、普段は切り離しておけるため、買い物に出かける際もストレスはありません。
今回は、そんな便利で魅力いっぱいのキャンピングトレーラー・Sprite Alpine 4を紹介します。
Sprite Alpine 4(スプライト アルファイン)
ビルダー:(日本正規輸入総代理店) Swift(トーザイアテオ)
価格:公式サイトにてお問い合わせください
乗車人数:けん引のため走行時は乗車不可
就寝人数:4人
全長:6,450mm
全幅:2,250mm
全高:2,590mm
目次
Swift Sprite Alpine 4の概要とレイアウト
Sprite Alpine 4は、イギリスのキャンピングトレーラー、モーターホームのメーカー・Swift(スイフト)社が開発。
室内高1,950mm、室内長は4,740mm。
長身の人でもラクラク室内(車内)を立って歩ける広さです。
最前部のダイネット(リビング)にはフロント、サイド、さらには天井にまで大きな窓があり、採光性抜群。
ソファをベッド展開すれば、2,020mm x 1,280mmという広々とした就寝スペースに早変わりできます。
車両中央のギャレー(キッチン)には、シンクのほか3口のガスコンロに電子レンジ、100Lの冷蔵庫を設置。
後部左側には、温水シャワーが使えるバスルームに独立洗面台、そして最後部には常設のベッドと、ワンルームマンション並みかそれ以上の快適装備を惜しげもなく搭載しています。
それでは、各部をくわしく見ていきましょう。
丈夫で洗練された外装
フロントには三面の窓があり、トップライトが付いています。
特急列車の先頭車両を彷彿とさせると思ったのは私だけでしょうか。
また、最前部のガスロッカーにはエアコンの室外機とプロパンガスを収納。
すっきりとして近未来的、デザインも優れています。
これらエクステリアの素材は、軽量かつ衝撃に強いFRP(繊維強化プラスチック)を採用していて、高い防水性と耐久性があります。
断熱加工もしっかり。
窓を二重構造にしている上、発砲素材を外壁・内壁材で挟み込んでいます。
これらにより、冬場の寒冷地といった過酷な環境でも快適な車中泊ができるでしょう。
他にも、昇降を楽にするエントランスステップや、自転車の持ち運びを楽にするサイクルキャリアを固定できるバーなど、標準装備も盛りだくさん。
その一例を挙げます。
● 32mm ルーフ ポリスチレン断熱
● 25mm 側面 ポリスチレン断熱
● 44mm フロア スタイロフォーム断熱
● 床下FRP仕上げ
● 3分割フロントウインドー
● パノラマサンルーフ
● 外部ロッカードアー
● 地デジアンテナ
● サイクルキャリア固定用バー
● エントランスステップ
収納力バツグンで明るい内装 気分を高揚させるエントランス
車内に入ると、明るい木目と白い壁が印象的です。
窓は大きく、明るく暖かい雰囲気のエントランスになっています。
こんな空間なら気分も一気に高まりますね。
独立したトレーラーなので広さ、高さも十分。
室内高と室内長はそれぞれ1,950mm、4,740mmあります。
日差しが入って広々としたこの空間、成人男性でも圧迫感を感じずリラックスして過ごせそうでしょう?
フロントには大きな三面窓に加え、左右とギャレー、さらに天井にも大きな窓が設置されています。
日光が自然と入りやすく、日中は電気が不要なほど、採光しやすいデザイン的な工夫もなされています。
機能的でくつろげるダイネット
ダイネットには、クッションのきいた対面式のソファが設置されています。
ダイネットを囲むようにしてフロント、両サイド、そして天井に大きな窓があるのが特徴です。
これにより明るい空間で、食事を取ったりくつろいだりできます。
天井のサンルーフからは、夜、ロマンチックに月や星が眺められそうですね。
フロントと左右の窓には、網戸やカーテンが設置されるなど、窓周りの調度も充実しています。
就寝時にソファをベッド展開すれば、2,020mm x 1,280mmとかなり広いベッドスペースになります。
足元には、FFヒーターの吹き出し口のほか、USBとコンセントも設置。
クッションの間からコードを通すことで、寝ながらスマートフォンやパソコンを充電できます。
機能的で、読書したり仕事したりするのにもよさそうなスペースですね。
ストレスなく調理できるギャレー
ギャレーも一般的なキャンピングカーよりも広めです。
丸いシンクの隣には、まな板や調理器具、食材を置くのに十分なスペースが確保されています。
また、ここも真正面には窓が。
採光性がいいのも、うれしいポイントです。
そして、食器をしまうスペースも十分。
扉付きで奥行きのあるウォールキャビネットと、その右手には調味料を並べる棚があり、収納スペースに困ることもなさそうです。
コンロは、プロパンガスの3口コンロを設置。
もちろん、冷蔵庫と電子レンジも。
冷蔵庫は、モバイル家電で有名なスウェーデン・Dometic(ドメティック)の製品です。容量は100L。
これで夏でも安心して食材が保管でき、家庭と変わらない感覚で調理を楽しめるでしょう。
バスルームと独立洗面台
用途を拡張できるバスルームは、シャワーも利用できるようになっています。
プロパンガスを利用し、温水シャワーを浴びることも可能。
温浴施設が近くになくても、気持ちよく汗を洗い流せます。
また、シャワー以外にも、Thetford(セットフォード)製のカセットトイレC260が設置されています。
道の駅やオートキャンプ場を利用せずとも、トレーラーの中で生活が成り立ちそうです。
このバスルームがあれば、車旅の途中であれこれ心配することなく旅行を楽しめますね。
さらに、マルチルームの外には、洗面台まで別に完備。
手洗いや身だしなみを整えるスペースが独立しているのも、自宅と変わらないような快適さを実現しているポイントです。
2カ所のベッドスペース
バスルームの左手は常設のベッドスペースになっています。
そのサイズは1,890mmx 1,320mm。一般的な成人男性2人が横になっても十分な広さです。
ベッド横には窓があり、寝ていて閉塞感はありません。
また、上部には奥行きがある複数のウォールキャビネットが並び、普段使わないアイテムもここへ収納できます。
リア部にあるこのベッドと、ダイネットにあるダブル展開できるソファ2つが、Sprite Alpine 4が備える就寝設備となります。
旅の満足度を上げるには、充実した睡眠も欠かせません。
ここでゆっくり疲れを癒し、いい朝を迎えましょう!
ここにも収納スペースが
多数設置されているオーバーヘッド収納に加え、ギャレーの反対側にはさらに大きな収納スペースが用意されています。
中はハンガーが掛けられるようになっていて、クローゼットとして使用したり、大きな荷物を収納したりできます。
電装系はオーディオまで標準装備
ここまで外装と内装を見てきましたが、利便性の高い電装系装備を備えていることもSprito Alpine 4の強みです。
たとえば、ヒーターと空調システムをコントロールするのは、シンプルに操作できるデジタルパネル。
その隣には、車のバッテリー状況が確認でき、ライトのオンオフを切り替えられるLCD集中コントロールパネルが配置されています。
さらに、車内のスピーカーで音楽を流せるオーディオまで標準装備していて、まさに至れり尽くせり。
好きな曲を聞きながら気分も一層盛り上がることでしょう。
ブレーカーやバッテリーなど、その他にも様々な標準装備があるので一例を挙げておきます。
● バッテリーBOX
● スイッチング電源25A/バッテリーチャージャー
● 100Vブレーカー
● 100Vソケット
● USBソケット
空調設備について
冷房設備は、ダイネットの頭上に家庭用のエアコンがオプションで設置可能です。
一方、暖房設備はFFヒーターを備え、ダイネットの足元に吹き出し口があります。
まとめ
注目の新型トレーラー、Swift Sprite Alpine 4を紹介しました。
広いキッチンに広いソファ、広いベッド――さらにシャワーとトイレに洗面台、クローゼットまで備え、ゆったりした広さと充実した設備が印象的でした。
冷暖房まで完備し、まさに「移動する部屋」といえますね。
このように“広さ”と“設備”を兼ね備えたSwift Sprite Alpine4。
けん引免許こそ必要ではありますが、その免許を取ってでも購入したくなる魅力的なキャンピングトレーラーです。
これがあれば、旅行が楽しく快適になること間違いなし!
近くの展示場に行った際は、ぜひ実車をご覧になってはいかがでしょうか?
ライター:DRIMO編集部
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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