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車中泊中の大雨&大雪!「急な天候悪化」にはどう対応する?
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
筆者は1年を通して車中泊にでかけています。
車中泊の際は毎回必ず天気予報を確認するようにしていますが、旅の最中で急な天候の変化に見舞われ、仕方なく予定変更をしたことが何度かありました。
大雨や台風・大雪などは事前にある程度把握し、中止などの判断をすることができます。
しかし大丈夫と思ってでかけても、予報よりも雨量が多かったり、想定していたよりも大雪になってしまうことがあるんですよね。
天候が悪化してしまえば当然「身の安全を守ること」が優先されるため、車中泊どころではありません。
実際に突然の大雨や大雪に見舞われた場合には、いったいどんな風に対応したらよいのでしょうか。
そこで今回の記事では、車中泊の途中で大雨や大雪、台風など急な天候の変化に見舞われてしまった場合の対処・対応方法についてお話をしていきたいと思います。
筆者のように1年を通して日常的に車中泊を楽しんでいる方、「バンライフ」など車で生活しながらの長期旅を予定している方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
目次
車中泊時の突然の天候悪化!そのとき、どう対応するのが正解か
車中泊旅の途中で台風の進路変更があったり、突然の大雨、大雪に見舞われてしまった場合、みなさんはどういった対応をされているのでしょうか。
筆者は何度か急な天候の変化に見舞われた後、夫婦でそういった場合どういう行動をとるのかをしっかりと話し合いました。
現在は話し合いにより決めたいくつかの方法で、毎回対処するようにしています。
「どうしよう」と不安になったりパニック状態になってしまうと、何をしたら良いのかパッと思い浮かばず対処に困ってしまいます。
緊急時に身を守るためどういった行動を取ればよいのか、筆者が夫婦で話し合い決めていることを以下にまとめてみました。
他の方法や手段もたくさんあるのですが、とりあえず以下の内容を頭にいれておくだけでも、天候悪化の際のヒントになると思います。
車中泊やバンライフに出発する前に、ひととおり目を通してみてください。
天候悪化の際の対応方法1.水辺の近くでの車中泊は即中止する
海や川など水辺近くでの車中泊はとても清々しく、気持ちがよいですよね。
筆者も車の窓から海や川が見える場所に滞在するのが大好きで、車中泊場所としてよく利用しています。
水辺近くに滞在する場合は、スマートフォンで天気予報を確認するなどし、こまめに天候をチェック!
急な天候の変化があった場合は車中泊を中止し、安全な場所に移動したり、帰宅を早めるようにしています。
もしかしたら数時間で天候が改善するかもしれません。
しかしその間の安全が確保できるか不安がある場合は、迷わず撤収する勇気が必要です。
移動・帰宅すると決めたら、できるだけ早めに行動を起こすことがとても大切。
雨や風が強くなりすぎると、車高の高いキャンピングカーは強風に煽られやすく、移動が困難になってしまうからです。
雨風が強くなってから移動を開始する場合は、できるだけ近隣で安全が確保できる場所をネットなどで焦らずに探してみましょう。
しっかりと目的地までの経路を確認し、スピードを出しすぎず、安全運転で移動をしてください。
天候悪化の際の対応方法2.車を停めるなら「立体駐車場」へ
自宅が遠く帰宅が困難な場合は、近隣で「立体駐車場」を探してみましょう。
滞在先からあまり遠くない場所に駅や繁華街があれば、その周辺に立体駐車場があることが多いです。
雨や雪から車の守るためにも、立体駐車場のような高さのある場所が安心。
立体駐車場は屋根もあり、トイレ完備の場所も多いです。
天気が回復するまで数時間程度過ごすのであれば、駐車場内に滞在しても良いでしょう。
駅周辺の立体駐車場だけでなく、ホテルやネットカフェなども立体駐車場になっている場所があります。
3階建以上の駐車場をネットで探したり、ツイッターなどで情報を集めてみるのがおすすめです。
天候悪化の際の対応方法3.車を停めたら「ホテル泊」が理想
無事立体駐車場に車を停めることができたら、駐車場内でそのまま車中泊をせず、できるだけ近隣のホテルやネットカフェなどに宿泊をしましょう。
土地勘のない場所では、なにかあったときの対応が遅れてしまうことが考えられます。
ホテルなどの宿泊施設であればホテルスタッフから情報を得ることができたり、宿泊客同士で情報の共有をすることも可能です。
わからないことをすぐ聞ける状況に身を置くことで、安心度がかなり変わります。
特に災害級の悪天候に見舞われた場合などは土地勘のない場所で不安の中過ごすより、雨風をしのぎ安心して過ごせる宿泊施設を利用するのがおすすめです。
もちろん、立体駐車場から移動すること自体が危険な場合には車内に留まるのがベスト。
いずれにせよ、その時の状況をみながらネットで情報を集め、自分が安心できる&安全であると思える手段を選択するようにしてください。
天候悪化の際の対応方法4.大雪の場合はすぐに近隣のホテルへ!
大雪の場合は立体駐車場などを探さず、すぐに近隣の宿泊施設を探して予約をいれて、できるだけ早めに移動を開始しましょう。
大雪の中万が一立ち往生してしまうと車外に出ることすらできなくなり、最悪の場合は命に関わります。
すぐに近隣のホテルなど宿泊施設を調べ、一番近いホテルに避難(宿泊)するようにしてください。
また冬に標高が高い場所など、寒さが厳しく降雪が予想される場所へ車中泊に行く予定がある方は、遅くとも11月末頃にはスタッドレスタイヤに履き替えてしまうのがベスト。
筆者は神奈川県の箱根町に住んでいますが、実は箱根もよく雪が降るんです。
毎年秋頃にはスタッドレスタイヤに履き替えて、いつ雪が降っても良いようにしています。
一度スタッドレスタイヤに履き替えてしまえば、春までは雪を気にせず車中泊にでかけることができるようになります。
安心安全な走行のためにも、早め早めの行動を心がけるのがおすすめです。
天候悪化の際の対応方法5.自宅から近い場合は即帰宅
天候が悪化するのが分かった時点で「どこにいるのか」も、その先の行動を決定するためにとても重要です。
自宅からかなり離れてしまったときには、周辺の立体駐車場や宿泊施設に滞在するのがベストですが、現在地から自宅まであまり距離がない場合、その場で思い切ってUターンを。
自宅に戻る選択をすることが、結果的に身の安全を守ることにも繋がります。
すこしでも天候に不安がある場合は、スマートフォンなどで天気予報をチェックしながら行動を。
走行も難しいような悪天候に見舞われる前に、車中泊を中止して自宅に帰る判断をしてください。
天候悪化や災害時など「緊急時」の行動について考えておこう
今回は、車中泊時に天候が悪化したときの対応方法についてお話をしました。
楽しい旅の予定を変更するのはとても残念ですが、無理は禁物。
安全な場所に移動する、ホテル泊に切り替えるなど臨機応変に対応し、車と自分を守る行動をとることが大切です。
車中泊を中止したとしても、車と自分が無事であればまた別の機会にでかけることができます。
「せっかく来たから」という気持ちもあるとは思いますが、楽しむのはまた次の機会にし、安全のための行動を心がけてください。
この記事をきっかけとして、車中泊時の緊急時の行動を考えたり、ご家族で話をする機会に繋がれば幸いです。
ライター:haru.
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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