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長距離運転は特に注意!ストレス予防と疲労回復のポイント

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


空前のキャンピングカーブーム。

若い世代のひとり旅や、家族旅行で使う現役世代もかなり増えているのではないかと思います。

仕事や学校の休みは有限。効率的な旅を考えると、長距離の運転もあるでしょう。

私もいまでこそ時間の自由がきくフリーライターですが、フルタイムで勤めていたときには「どうしても帰り着かなくてはならないリミット」がありました。

「初日にできるだけ距離を稼ぎたい」「○日までには帰っていなければならない」と制約があるので、一日で本州を半分縦断するような日があったり、夜通し運転するような「移動日」もありました。

ただでさえキャンピングカーの運転は普通車より気をつかう部分もありますから、休憩は大事な旅の一部です。

今回は疲労を避けるポイントと、休憩についての話です。

わかっているけれど難しい「こまめな休憩」

キャンピングカーに限らず、ドライブでは疲労を感じる前に休憩をとることが基本です。

「道の駅」やSA・PAは道路利用者のための休憩施設ですから、積極的に利用しましょう。

機種によるかと思いますが、私の使っているカーナビゲーションシステム「Strada」には、高速道路走行中に数カ所先までのSA・PAが一覧表示されるモードがあります。

いくつ先のSAで休むか、という計画を走りながらでも立てられるため便利です。

また、一般道では「道の駅」を検索できるスマホアプリ(例:ロケスマ)を使って、休憩計画を立てています。

とはいえ、頭ではわかっていても、早く目的地に着きたいという意識からついつい休憩を軽視してしまうのが長距離運転。

私もひとりで走っていると距離を稼ぎたくなり、眠かったり疲れていたりしても無理をしがちになります。

自分が決断しない限り、だれからも「休憩しよう」といわれないので、こんなに危険なことはありません。

長距離運転のときは必ずコーヒーを飲みます。

眠気覚まし……というわけではなく、利尿作用で遠からずトイレに行きたくなります。

わざと停車回数が多くなるように、水分を摂りながら運転するのです。

ナビゲーションシステムによっては「そろそろ休憩しませんか?」と声をかけてくれる機種もありますね。

物理的に停まらざるを得ない状況を作る、というのも、無理をしがちなひとり旅ではポイントかもしれません。

休憩時間の過ごし方

休憩といえば、食事やおやつやストレッチ、人によってはワンちゃんの散歩や喫煙所で一服、という具合でしょうか。

私の場合、もっとも効果的なのはやはり5分でも10分でも横になることです。

普段から昼寝の習慣がないので寝つくのは難しいですが、目を閉じるだけでだいぶ違います。

キャンピングカーだからこそできる技、ともいえますね。

コーヒーやエナジードリンク、おやつでの糖分補給は、たしかに「気分を変える」ことには適していますが、本当の意味での疲労回復ではありません。

短時間の仮眠で生き返ったように体力や気力が回復することがあるので、普通車の場合でもシートを倒して横になることは本当にお勧めです。

疲労の原因

疲労の原因となるのは、長時間の運転だけではありません。

悪路、凍結路、渋滞、横風、通行しにくい道など「緊張」や「ストレス」の要素も大きいと思います。

個人的にもっとも運転に苦労する土地を挙げるならば、慢性的な渋滞と狭い路地に翻弄される京都市街、そして短時間に次々と車線変更を迫られる首都高速道路です。

京都市街では、土地も道路も広い田舎で育った私には信じられないほど細い街路を、バス、自家用車、自転車、歩行者が入り乱れるように通行していて、いまだに運転席で冷や汗をかきます。

また、いわゆる首都高は右へ、左へとテンポよく車線変更を繰り返さなければ目的地に向かえず、まるで高難度のゲームをプレイしている感覚になります。

正しいルートにのるまではチェックポイントの連続で気が抜けません。

キャンピングカーの車線変更はバックカメラが頼りで、目視と距離感が異なることも多く、慣れるまでは苦労するポイントでもあります。

幸いにもこれまで事故の経験はありませんが、難所を抜けた途端どっと疲れが押し寄せてくるのが毎回のパターンです。

ストレスを避ける工夫

こういった緊張やストレスを回避する、最大にしてもっとも簡単な方法は「すいているときに走ること」につきます。

どんなに難しい道でも、ほかの車や歩行者がいなければ普通の道と変わらず、困ることもありません。

たとえば両側から壁が迫るようで気をつかう首都高も、他車がいなければ圧迫感が大幅に軽減します。

そのため大都市や山間部など、難所を走るときはいつも「時間」を意識しています。

京都市内から高速道路に乗りたい、といった移動日には、夜も明けきらぬ早朝に出発したこともあります。

人気(ひとけ)のない道路は車線変更に困ることもなく、また昇る朝日が神々しいほど美しく、思い出深い出発になりました。

普段は多くの人でにぎわう東京の官庁街も、年の瀬にはまるで映画の世界のように無人になり、すいすいと走り抜けたことがあります。

同じ理屈から深夜に難所を通過するのもよいですが、そうなると今度は視界が気になるため、私は圧倒的に早朝出発派です。

私はバンコンなのであまり気になりませんが、横風に弱いキャブコンは天気予報のチェックも大事ですね。

強風時に海上の橋を通らないなど、気をつけている方も多いかと思います。

旅のスタイルや車種による違いも

オーナーさんによってはシートを入れ替える、足回りを調整する、腰痛防止グッズを導入する、などの工夫をされている方もいるでしょう。

私の場合は、これまでの人生で普通車、キャンピングカーを含めていくつかの車に乗ってきましたが、現在の標準ボディハイエースのバンコンがもっとも疲れにくく、走りやすいです。

快適に加速できるパワーがあり、適度な車重なので走行に影響することもなく、キャンピングカーであることを忘れるような軽快な走行ができることが気に入っています。

皆さんは、どんな工夫をされていますか?

ワンちゃんを連れている方は、散歩や水分補給を考えながら走行するために、私よりもずっと計画的に休憩をとれているように思います。

家族とおしゃべりしながら走るのが、もっとも疲労防止になる、という方もいますね。

どうぞ疲れをためず、安全なドライブにお出かけください。

ライター:SAYA

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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