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コンパクトカーでの車中泊を快適にするアイテム5選

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


日本でとても人気なルノー「カングー」。

その魅力はルックスだけでなく、車内空間の広さも大いにあり、特に「カングーで車中泊」というのは定番になりつつあるのではないでしょうか?

現に私もその魅力に取り憑かれ、カングーを購入して車中泊をしながら夫婦で日本一周の旅に出ています。

今回は、そんな私だからこそわかる「車中泊を快適に過ごせるアイテム」を紹介していきたいと思います。

カングーのみならず、「車中泊」全てに共通する必須アイテムでもありますので、車中泊に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

今回紹介する道具を揃えるだけで、より快適に車中泊を楽しむことができると思います。

目隠し

車中泊をするにあたって必要不可欠なのが「目隠し」です。

というより、車中泊を快適に過ごそうと思ったら目隠しが一番重要と言っても過言ではありません。

目隠しは外から車内を見えにくくするだけではなく、工夫次第で外気の影響を最小限にとどめることができる重要なアイテムです。

まずは目隠しとしての役割ですが、車中泊をする際に外から車内が見えてしまったら落ち着いて過ごすことができません。

目隠しがないとろくに就寝もできないので、私たちがカングーを車中泊仕様にDIYする際にまず取り掛かったのが、目隠しの作成でした。

材料はホームセンターで購入したスタイロフォームという断熱材と黒いプラダン(プラスチック段ボール)とアルミテープ、それから100円ショップで購入したアルミシートです。

まずは不要になった段ボールを利用して、フロントガラス以外の全ての窓の型取りをしました(フロントガラスは市販の銀のシートで目隠ししています)。

その後、型に沿ってスタイロフォームをカット。同様にカットしたプラダンとアルミシートで、スタイロフォームを挟み接着剤で接着して完成です。

側面が剥き出しになると見栄えが悪いので、アルミテープを貼り付けました。

裏面はこのような感じ。

このアルミシート側を外側にして窓枠にはめ込みます。

厚みは約25mmと分厚めですが、窓にはめ込むことを考えると丁度良い厚みです。

一番後ろの観音開きのドアの目隠しには、100円ショップで購入した強力磁石を装着し、内側から車体に直接貼り付けて使用しています。

最初はホームセンターで売っているシート状の磁石をカットして目隠しに装着していましたが、磁力が弱くドアを開閉するたびに衝撃で落ちてしまったため、100円ショップで強力な「ネオジウム磁石」を購入して装着しました。簡単には取れなくなったのでストレスがなくなり重宝しています。

スタイロフォームには断熱効果があり、冬は冷気を遮断し暖かく、夏は太陽光からの熱を遮断してくれます。

外気は主に窓から侵入するので、目隠し兼断熱材として、二つの効果で快適に過ごすことができます。

しかし、一枚25mmもあるので収納時にかさばるのが少しネック。週末だけ車中泊を楽しみたいという方は、アルミシートと吸盤などで簡単に作成できる目隠しを作るのもおすすめです。

キャンピングマット

私は長い期間の車旅なので、自宅で使っていたマットレスを加工したものを使用していますが、たまに車中泊をするくらいであればキャンプ用のマットがおすすめです。

積載能力があるカングーの車中泊とはいえ、商用車バンのようにものすごく広いわけではないので、快適に車中泊をするのならコンパクトになるアイテムかどうかは非常に重要。

私のおすすめは、キャンプ用のインフレータブルマットです。

インフレータブルというのは空気で膨らますタイプのマットのことで、収納時にはかなりコンパクトになりますが、使用するときはフカフカで快適という優れものです。

たまに車中泊の際に薄めのマットレスなどを持っていく方を見かけますが、インフレータブルマットならコンパクトなのに寝心地が良いのでおすすめです。

膨らますと5cm以上の厚みになるマットレスなら、後部座席を倒しただけでも十分快適に眠れると思います。

寝袋・枕

就寝時に必要なものと言えば寝具。

マットを手に入れれば次は布団を手に入れなければなりませんが、家から毛布などを持っていくと少しかさばります。そんなときにキャンプ用の寝袋と枕は非常におすすめです。

かなりコンパクトになりますし、キャンプ用なのでそれなりの製品であれば十分温かいです。

ちなみに私達夫婦が使用しているシュラフはこちら。一番左の小さいのは枕です(1人用)。

※枕に関しては、奥さんは家から持ってきたクッションを使用しています。

iphone11と比べるとこれだけコンパクトです。現在(11月中旬)四国をまわっていますが、この2つだけでも夜も全然寒くありません。

広げてみるとこのような感じです。

この状態のまま一人ずつ寝袋に入るだけではやはり寒いのですが、寝袋はチャックを開けると展開することができます。

展開すると一枚の布団のようになり、それを二枚重ねて夫婦で寝ています。お互いの体温もあるのでかなり温かいです。

枕は空気を入れて膨らますタイプのもので、高さ調節も容易ですし、コンパクトになってとても便利です。

上の写真が目一杯膨らませた状態。

こちらが少ししぼませた状態です。

空気の入れ具合で高さ調節をしています。

寝袋を選ぶ際の注意点

寝袋を選ぶ際にはいくつか注意点があります。

それは「素材を確認すること」「最低使用温度をよく見ること」です。

寝袋には大きく分けてダウンシュラフと化繊(かせん)シュラフという種類があります。

ダウンの特徴は、値段が高く洗濯も大変ですが、コンパクトになり化繊シュラフよりも温かいです。

化繊シュラフというのは、名前の通り「化学繊維」でできたシュラフのことで、ダウンシュラフに比べて安く、洗濯なども容易ですが、コンパクトさや性能に関しては、ダウンと比べると劣ります。

あまりシュラフのことを知らない人は値段を見て化繊シュラフを購入する方が多いですが、同じ最低使用温度のダウンシュラフと化繊シュラフを比べると、化繊シュラフの方がサイズが圧倒的に大きくなってしまいます。

2倍から3倍は大きいサイズになるので、カングーなどあまり大きくない車での車中泊では、かさばらないダウンシュラフをおすすめします。

高級なダウンシュラフだと冬用のもので3万~などザラにありますが、Amazonなどで安価なダウンシュラフを購入すると冬用でも1万円以下で購入することもできます。

化繊シュラフでも冬用だと4千円くらいするので、総合的に見てダウンシュラフの方がコスパは高いです。

また、「最低使用温度5度」「最低使用温度マイナス5度」などの表記が多く見られますが、高級なシュラフを除いてその温度のプラス10度くらいを目安にした方がいいかもしれません。

私が現在使用しているシュラフはこちらです。※黄緑のシュラフは数年前に購入したものなのでもう販売していませんでした。

ちなみにシュラフには「封筒型」と「マミー型」という形があり、チャックを開けて1枚の布団のように利用できる「封筒型」が車中泊には適していると思います

ランタン

カングーだけでなく全ての車種で言えますが、やはり明かりは必須。車内灯だけではバッテリー上がりの原因にもなりますし暗いです。

そのなかで私が愛用しているランタンがこちらです。

「ジェントス」というメーカーの定番ランタンです。値段も安いですし、ランタンのメーカーとしては有名なので安心できます。

私はDIYで照明を付けていますが、キャンプや夜の助手席でのPC作業などで大変役に立っています。

カングーは天井部分に引っ掛けることができる突起が多いので、S字フックなどがあれば簡単に吊るすことができて加工などは必要ないと思います。

耳栓・アイマスク

カングーでの車中泊を快適に過ごすためのおすすめアイテムの最後は、耳栓とアイマスクです。

私が使用している耳栓は、100円ショップで購入したものです。

カングーでの車中泊では耳栓なしでは眠ることは難しいです……。

特に初めて土砂降りの中で車中泊したときには、ルーフに打ち付ける雨音で眠れませんでした。カングーはあまり防音性能が良くないですからね……(笑)。

雨のときだけでなく、近くでトラックがエンジンを付けたまま休憩していたり、道路の騒音などで目を覚まさないように耳栓は必須だと思います。

アイマスクは現在使用していませんが、あったほうが絶対に睡眠の質が上がると思います。私も近日中に購入予定です。

さいごに

いかがでしたか?

カングーなどの小型車で車中泊をするとなると、使用するアイテムがコンパクトになるかどうかというのは非常に重要になります。

私はもともとキャンプが趣味なのでこのような道具を知っていましたが、「車中泊をしたい!」と思っていても、キャンプギアの知識がない方は多いと思います。

そのような方に今回の記事が参考になればとても嬉しいです。

今回紹介した道具を揃えれば快適な車中泊ができると思いますので、車中泊を最大限楽しんでいただければと思います。

ライター:ゆうま

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執筆者プロフィール
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