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ライトキャンパーで気軽に車中泊キャンプ!お勧めのお役立ちアイテム

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


日常使いと快適な車中泊旅を両立した「ライトキャンパー」ですが、その魅力は、なんといっても ”スニーカー感覚” で使える『気軽さ』ではないでしょうか。

コンパクトな車体で街でもフィールドでも軽快に乗りこなせるライトキャンパーは、「車中泊キャンプ」にもピッタリ。

気が向いたらヒョイと出かけられて、キャンプ初心者の方や女性、ソロキャンパーでも気軽にキャンプを楽しめます。

そこで今回は、いわゆるライトキャンパーでのキャンプ初心者の方向けに、車中泊キャンプをより快適にするお役立ちアイテムをご紹介します。

車中泊キャンプとは

筆者が言うところの「車中泊キャンプ」とは、車中で宿泊するキャンプのことです。

通常、「キャンプ」と言うとテント泊が一般的ですが、「車中泊キャンプ」では、就寝場所がテントではなく車内になります。

つまり、「車中泊キャンプ」は、タープを張り、車外に椅子やテーブルを展開し、屋外での調理や食事を楽しむ通常の「キャンプ」スタイルに、就寝場所を車内ベッドにする「寝る時だけ車中泊」をプラスしたスタイルと言えば分かりやすいでしょうか。

単に寝る場所を車内にするだけで多くのメリットが得られる「車中泊キャンプ」は、サイトまでクルマの乗り入れが許可されたキャンプ場や、特定のRVパークなどで行う事ができます(サイト:キャンプ区画の事)。

ちなみに、許可された道の駅やSAなどで行う「車中泊」は、椅子・テーブルなどを車外に展開する事はNGですので、本稿では「車中泊キャンプ」には含めません。

車中泊キャンプのメリット

テント設営・撤収の手間や時間を短縮できる

「キャンプは好きだけど、正直テントの設営・撤収は面倒」という方も多いのではないでしょうか。

慣れれば簡単とはいいますが、設営・撤収に各々20~30分、テントによっては1時間以上かかってしまうことも……。

その点、車中泊キャンプであれば、設営・撤収の必要がないので、その時間をもっとキャンプを楽しむ時間に充てることができます。

気軽にキャンプを楽しみたいという方や、ソロキャンパーにも車中泊キャンプはおすすめです。

就寝中の安全・安心の確保

天候の影響や動物の脅威、害虫の被害などを回避できます。

ちゃんと扉が閉じられて鍵をかけていれば、鉄板で覆われた車内ですから、外敵から身を守るという点で、テントとは比べ物にならない安心感があります。

手足を伸ばして眠れるフルフラットベッド

快適な睡眠をとるためには、就寝スペースがフラットな状態であるということはとても重要です。

ただ車内で眠るということであれば、ミニバンSUVでも車中泊は可能と思うかもしれませんが、手足を伸ばして横になれるフルフラットな「ベッド」での車中泊と、ミニバンやSUVの車内泊では快適性に大きな違いがあります。

自分流「車中泊キャンプ」をより楽しく快適にする定番アイテム

筆者のキャンプの目的は、「外メシ」と「のんびり過ごすこと」です。

テントでの宿泊をせず、車内での就寝を前提としているのが「車中泊キャンプ」ですが、車中泊であろうとテント泊であろうと、キャンプは基本的に自由に楽しむべきです。

もちろん、施設の定めたルールに従い、マナーや一般常識の範囲内で……という注釈はつきますが、「自分流の楽しみ方を見つけたもん勝ち」みたいな部分があると思っています。

以下では、そんな私が実体験をもとにおすすめしたい車中泊キャンプの定番アイテムやグッズをご紹介します。

カーサイドタープ~雨風・日差しをしのぐスペースを作る

キャンプ場に到着したら、まずはクルマを止める位置や向きを決めます。

クルマが水平になるように止めることは非常に重要で、傾いた車内で横になると非常に具合が悪いのです。

とは言え、自然の地形を利用したキャンプサイトでは水平が取りにくいケースもありますので、左右方向の傾きをできるだけなくし、前後方向は寝る向きを勘案して「頭下がり」にならないよう調整すると良いと思います。

クルマを止める位置や方向が決まったら、タープを張りましょう。タープを張ることで、キャンプ中の雨風や直射日光を避蹴られる「屋根下スペース」を確保できます。

上の写真は、筆者が使用しているタープですが、300×400mmの大きさで、貼り方によって様々な形や用途に張り分けられますが、タープの一方の端を車体の屋根に固定することで、反対側の2か所にポールを立てやすくしています。

また、片方を車体に固定することで、車の屋根とタープの間から雨が侵入する事を防ぐことができるのですが、これは、雨中キャンプでの快適性にかなり影響があるのでお勧めです。

もちろん、タープを張らなくても車中泊キャンプは楽しめますが、特に山間部のキャンプ場は天候が変わりやすく、雨がパラつくことも珍しくありませんし、夏場でも雨にあたる事で急速に体温が奪われるケースもありますので、できればタープやカーサイドテントなどで屋根を作っておくことをお勧めします。

焚火台~直火の焚火禁止が一般的

キャンプの醍醐味は「焚火」です。暖を取るにしても、料理するにしても、BBQするにしても「火おこし」は必須作業になりますが、ただ焚火を眺めているだけ……、そんなキャンプもいいものです。

各社から様々なタイプの「焚火台」が発売されていますので、まずは人数に応じた焚火台を購入されることをお勧めします。

最近のキャンプ場は(地面に)直火での焚火を禁止していることが一般的です。

直火の焚火は土中のバクテリアを死滅させ再生不能な土にしてしまう上、炭化した薪や炭は土には戻らないため、火を起こす際には必ず「焚火台」や「BBQコンロ」を使用すべきです。

また、炭化した薪や炭は放置せず、所定の炭置き場に捨てるか、持ち帰らなければなりません。

薪や炭を使う場合には、鎮火させるための「炭壺」を必ず用意します。

専用のものでなくても蓋ができる菓子缶などで代用できます。蓋を閉じて酸欠状態にして鎮火させます。

消し炭は着火しやすいので、次回に再利用することができます。

誤解が多いのですが、焚火で燃やして炭化した薪や炭は自然には帰りませんので、絶対にその場に放棄しないでください。

炭は「おが炭」がおすすめ

現在は、焚火の上の鉄板で肉を焼くスタイルが主流ですが、筆者は断然炭火派です。

炭火は、遠赤外線の効果でお肉が美味しく焼けるので、自宅ではなかなか味わえない「炭火焼の塊肉」が筆者のキャンプの一番の楽しみです。

炭にも色々な種類がありますが、焚火や、一般的な炭は「爆跳(ばくちょう)」によってタープや、ダウンジャケットなどに穴を開いてしまうという欠点があります。※「爆跳」 … 木や炭が燃える際に爆ぜて火の粉が舞飛ぶ症状

そこで、「爆跳」について調べた結果、爆跳がほとんどない「おが炭」の存在を知り、以降は「おが炭」を愛用しています。

おが屑をプレスして作られる「おが炭」は、見た目は人工的であまり見栄えがよくありませんが、タープやダウンジャケットなどに穴が開くよりマシですし、価格も安く、火が長持ちするので気に入って使用しています。

メスティン~アウトドアでの炊飯グッズの定番

メスティンは今、最も人気がある炊飯道具と言えます。

吸水させたお米と水を入れ、「固形燃料」やアルコールバーナーで、火が消えるまで放置しておけば美味しいご飯が炊ける「自動炊飯」「放たらかし炊飯」が可能だとして、使い勝手の良さで高い人気となっています。

また、レトロな見た目が可愛いため、メスティンをお弁当箱した「メスティン弁当」がInstagramに数多く投稿されるなど、アウトドアでの「炊飯」の必須アイテムといってよい存在になっています。

写真は、筆者の炊飯時の「三種の神器」とも言える、トランギア社製メスティン&アルコールバーナー、ミニBBQコンロでの炊飯の様子ですが、こうして点火して放置しておけば、約15分で自動的に消火しご飯が炊き上がります。

その後、蒸らし時間を設ければ、美味しいご飯を食べることができます。

トランギア社製製品は、Amazonなどでは人気のために品切れや定価よりも割高な価格で販売されていますが、イワタニのネット通販であれば定価(+送料)で購入する事ができます。

スリーピングマット+寝袋+α~暖かく眠るための準備は快適キャンプの最重要素

キャンプ時、ゆっくり身体を休めるためには、手足を伸ばせる平らな場所で暖かく眠る事が重要です。

車中泊キャンプと言うと、テント泊よりも外気温の影響を受けにくいと思われがちですが、断熱加工されていない車の場合は実は逆。

テントは、インナーテントとフライシートの二重構造になっていて空気の層を作っていますが、断熱加工されていない車はボディーの鉄板から直に車外の冷気・熱気が伝わるため、外気温の影響を受けやすいのです。

また、ベッド下からも冷気が伝わってくるので充分な対策が必要です。

上の写真は筆者の春秋の標準的な寝具の構成です。

スリーピングマット2種+3シーズン寝袋+マイクロフリース毛布という構成が基本で、暖かく眠れるよう寒さに応じて組み合わせを変えて利用しています。

この構成でも、山間部のキャンプ場では暖かさを保てないケースもありますので、最終手段としてポータブルバッテリーから電源を取る電気毛布を用意しています。

暖かく眠るには……というと、上にかけるものを増やしたくなりますが、ライトキャンパーの車中泊の場合は、ベッド下からの冷気を如何にシャットアウトするかが重要で、スリーピングマットは地味ですが非常に重要なアイテムです。

スリーピングマットはベッド下からの冷気を遮断するとともに、ベッドに柔らかさを加えますが、一口にマットと言っても、3種類のマットがあり、用途に応じて使い分けられています。

  • クローズドセルマット … 発砲素材の安価なクッションマット。耐久性あり。水に強い。収納時嵩張る。
  • インフレータブルマット … バルブを開けば自動で吸気。ウレタンと空気で薄くてもクッション性あり。小さく収納できる。
  • エアマット … 最近利用者増加。断熱効果抜群。穴が開くと使えない。耐久性に難点。フワフワした寝心地。

筆者は、エアマットのフワフワ感が嫌いで、1と2を併用していますが、冷気遮断+クッション性に満足しています。

LEDランタン~車内での使用も安全・安心

ガスやオイルで炎を燃やすタイプのランタンは、ゆらゆらと揺れる炎が非常に雰囲気のよいアイテムですが、車内での使用を想定しているなら、酸欠や引火の心配がなく、安価で扱いやすいLED式ランタンがお勧めです。

一口にLEDランタンといっても種類は様々で、乾電池式のもの、充電式のもの、ソーラー充電可能なもの、スマホ充電機能が付いたもの、明るさ調節ができるもの、色合いを変更できるものなど、千差万別です。

そんな種類豊富なLEDランタンですが、筆者は、

  • 明るさ調整可能
  • 最大輝度(一番明るくした場合)1000ルーメン(電球換算75W電球なみ)
  • 昼光色と電球色に色合いが変更できる
  • 充電式(ソーラー充電可能ならモアベター)

のLEDランタンを選びました。

車外でのキャンプ時には昼光色で明るく照らしてくれて、車内での就寝時には落ち着いた電球色で明るさを落として使用できるように……と考えました。

電球色(300LM)時で、20時間以上点灯してくれるので、就寝時に点け放しもOKです。

自分流車中泊キャンプ まとめ

今回は、車中泊キャンプにあればGOODなアイテムをご紹介してみました。

キャンプ用品を紹介するとなれば、他にも、椅子・テーブル、食器、調理器具、刃物、冷蔵庫orクーラーボックスなど、紹介したいアイテムはまだまだたくさんあります。

キャンプのやり方、楽しみ方は人それぞれ千差万別で、ルールやマナーを守っている限り、何が正解で、何が良い・悪いはないと思いますので、ぜひ自分流の楽しみ方を見つけて頂きたいと思います。

SNSで映えるような格好いいキャンプも素敵ですが、見栄えなど気にせずに、自分がキャンプで楽しみたい事、大事にしたい事を「核」にして、それを実現するような「肉付け」をしてゆけば、自ずと自分にとって楽しいキャンプになるはずです。

出典:小川テント

もし1枚タープは面倒ということであれば、上の写真のようなタープであれば、車体屋根への固定と骨組みを2本通すだけでカーサイドに屋根のあるスペースを作ることができます。同タイプのタープは各社から発売されています。

皆さんも、ご自分のキャンプスタイルにあったアイテムを探してみてください!

ライター: Enjoy Camper

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執筆者プロフィール
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