更新
実際にあった恐怖体験‥。女性が安心して快適に車中泊するには!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
バンライフで日本一周している「とおるんよしみん」の妻よしみんです。
みなさん、車中泊は男性しているイメージが強くありませんか?
私たちは約8か月間、夫婦2人で車中泊をしながら全国を旅していますが、出会う方は男性ばかりで、女性にはたまに夫婦でされている方にお会いするくらい。
車中泊をしながらクルマ旅を楽しんでいる女性は圧倒的に少ないようです。
以前出会った車中泊旅をしている男性の話では、奥さんも誘ってはみたものの「不便そう」「危なそう」と断られてしまったそう。
私もバンライフを始めた頃は不便や不安を感じていましたが、工夫次第では女性でもより安全に快適なクルマ旅が楽しめます!
そこで今回は、私が実際に行なっている、安心かつ快適に車中泊ができる方法をお伝えします!
目次
女性が車中泊をする時に不便・不安な事 ①安全面
車中泊スポットはよく調べてから決めよう!
車中泊スポットは、事前によく調べてから決めましょう。
おもに『管理人がいるもしくは、人気のあるキャンプ場』『利用者が多い道の駅』が不安なく利用でき、オススメです。
自分と不審者以外の存在があることで、犯罪の抑止力になりますし、なにかあった時に助けを求めることができます。
また、いざという時、すぐに通報できるように電波が入るかどうかも確認し、特に女性一人での電波の入らない場所での車中泊は避けたほうが良いでしょう。
私たちも過去に一度、調べずに車中泊する場所を決めたために、ぞっ…とするような経験をしたことがあります。
その日は、夜中まで運転し、疲れてきたのでとある公園の駐車場で車中泊をすることにしました。
到着したのは夜中の1時過ぎ。
「トイレを済ませて、すぐに寝よう」と、就寝準備の前にトイレに行ったのですが、夜遅くにも関わらず駐車場には5、6人男性がいました。
「こんな時間になにをしているんだろう」と思っていましたが、その時はあまり気にしてはいなかったのです。
そして、車にもどり就寝準備や車内の片付けを終え、スマホを触ったりしていると、1時間程経った頃にもう1度トイレに行きたくなってきました。
トイレに行こうとドアを開けると、私たちの車の真後ろに50~60代の男性2人が立っていました。トイレから車に戻って来る時にも、2人はまだそこに立っています。
「広い駐車場で、なんでわざわざそんなところで話しているんだろ」と、不自然に思いながらも「たまたまかもなぁ」とも思い、その日はすぐに就寝。
結局、寝るのが夜中2時過ぎになったこともあり、すぐに寝て目が覚めることは1度もありませんでした。
そして、朝7時頃。私たちは車のドアを叩く音で起こされました。
寝起きのまだ頭がぼーっとしている状態で、誰がノックしているのか分からない状態。ただ、以前警察にノックされた時は「警察です」と言っていたので、警察ではなさそう。
出るか出ないか話している内に、また睡魔に襲われ2人とも寝てしまいました。
その後、目が覚め、なにもなかったかのように移動したのですが、その出来事が気になり調べてみると、ぞっとすることが判明。
その公園には夜中、駐車している車内を覗く人が多く集まるようです。
その公園のことはネットにも書いてあり、地元の方の中でも「あの公園は夜は危ない」と有名なようです。
当時、2月だったので夜中は特に冷え込みます。そんな中、駐車場に人が立っているのは確かに不自然。
しかもわざわざ私たちの車の真後ろに。
朝、ノックをされても私たちはドアを開けませんでしたが、もし、ドアを開けたらどうなっていたのか…。私たちが寝ている間は、外では覗こうと人が集まってたんじゃないか…。
想像すると、今でもぞっとします。。
そんなこともありますので、車中泊スポットは事前にしっかり調べる!もしくは、地元の方に聞いてみてもと良いかもしれません。
男っぽい物を車内に置こう!
そんな怖い思いをしないように、ちょっとした予防もしていきましょう!
女性しかいないのか?と思われると怖いので、男性が乗っているというアピールが重要。
男性用の服や下着、タオルなどを、外から目に付く所に置いたり、干したりするのがオススメです。
私は主人のTシャツや好きなロックバンドのタオルなどを運転席、もしくは助手席に干します。野球チームのタオルなども効果的かも知れません。
実際に男性が乗っていなくても男性がいるかのようにカモフラージュしましょう。
目隠しは必須!!
車内が見えないように目隠しは必須。
寝るだけではなく、着替えなども車内で行います。そのため、周囲から見えないようにした方がベストです。
私たちは断熱材のスタイロフォームとプラ段を接着したものをDIYし、窓ガラスにつけていますが、もちろん市販のものでもOK。
ネットやカー用品店で車用のカーテンやサンシェードが販売されています。
車内のプライバシーをしっかり確保しましょう。
女性が車中泊をする時に不便・不安な事 ②女性ならではの心配
生理中のお風呂はどうしているのか?
私たちのバンにはシャワー装備がないため、日本各地の温泉に入ることが多いです。
しかし生理の間は、おもにネットカフェのシャワーを利用しています。
利用したことのある方は少ないと思いますが、店舗によっては、タオルを無料で貸してくれるところもありますし、コンセントやWi-Fiはもちろん、洗濯機が使用できたりと、とても便利なんです。さらにジュースも飲み放題!(笑)
雑誌や漫画も読めるので気分転換もでき、ランチや朝食がリーズナブルなお店もあります。
車中泊旅をされている方には、オススメのリフレッシュスポットです。
女性が車中泊をする時に不便・不安な事 ③料理
野菜は冷凍食品を使用しよう!
私たちのバンには水道やシンクがありません。
そのため、バンライフを始めた頃は、車内でご飯を作ろうにも、泥のついたような野菜を洗うこともできず、料理したとしても茹で汁が出るような料理は捨てる場所もないため、車内で作れるご飯のレパートリーはほんの少ししかありませんでした。
そこで、なんとか料理のレパートリーを増やせないだろうかと考え、利用し始めたのが、スーパーやコンビニでも売られている冷凍のカット野菜です。
冷凍のカット野菜を上手に使うことで、今ではシチューも車内で作れています。
惣菜を上手に使おう!
そして、惣菜をうまく利用するのも、料理の幅を広げる一つの手です!
例えば、カツ丼がどうしても食べたい時。
車内では揚げるのも大変だけど、揚げた後の油の処分も大変。
そこで、チキンカツを利用すれば、簡単にカツ丼が作れます。
全て車内で作るのではなく、惣菜をうまく利用することでも料理の幅が広がります。
そして、もうひとつ私たちのオススメが「ホットサンドメーカーであんまんを挟んで焼く」です。
一時期ネットでも話題になったので、やったことのある方も多いかも知れませんが、外の皮がパリッとして本当においしいです!
あんまんだと、デザートにもいいし、肉まんやピザまんだとランチにもオススメです!
一から作ろうとせずに、市販の冷凍食品や揚げ物などの惣菜をうまく利用すると、レパートリーが広がり、料理がラクに楽しくなります。
もちろん、せっかくの旅なので、旅先での美味しいご飯を外で食べるのもクルマ旅の楽しみのひとつですよね!
女性が車中泊をする時に不便・不安な事 ④車内でのヘアセット方法
ポータブル電源でコテが使用できます!
私たちは現在2つのポータブル電源を使用しています。
以前は1つのポータブル電源を使用していたのですが、パソコンを使うことが多く、充電がなくなることがたまにありました。
私としてはそのポータブル電源で、コテを使用してヘアセットをしたかったけど、我慢していたわけです。
しかし、ポータブル電源を2つにすることにより、電源にゆとりができ、コテが使えるようになりました。
コテの種類によるのですが、私が使っているコテはあまり電力を大量には消費しないので、のんびりヘアセットをしても大丈夫。
少し時間に余裕がある時や観光する時は、ヘアセットしてお出掛けすると気分がとても上がります!
オシャレするだけで、女性はご機嫌になりやすいので、コテが使えるようにポータブル電源があると更に車中泊での旅が楽しくなります。
まとめ
車中泊は不便で危ないというイメージがあるかもしれませんが、対策をすれば、より快適に安全にクルマ旅ができます。
確かに、家やホテルのように何もかも充実しているわけではないのですが、不便を嫌だなーと思うのではなく、不便すらも楽しんじゃおう!というスタンスで過ごしていると、不思議と本当に楽しく思えてきます。
皆さんもぜひ、クルマ旅に出かけてみませんか?
ライター:よしみん
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...