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車中泊旅行に!普段使いできる「防災」便利グッズ8選
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
みなさんは車中泊でどのような便利グッズを使っていますか?
私も車内で快適に過ごすための道具や、季節柄持っている道具、寝るときに使うものなど、車内スペースを考えつつ色々と用意しています。
そんな車中泊の便利グッズ、災害時のいざという時にも使えれば一石二鳥ですよね!
さらに普段から使い慣れておけば、災害時にも慌てません。
そこで今回は、普段の車中泊にも防災対策にもなる便利グッズをご紹介します。
災害と車中泊
キャンピングカーやバンを所有するみなさんは「災害時に車を活用しよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。
私もそうです。避難所の位置を把握してはいるものの、コロナ禍で密になる不安や、子供を抱えての雑魚寝の不安、女性特有の心配などがあります。
一方、車中泊ならプライベートな部分を確保できて安心なうえ、車中泊仕様のバンなら広く、ソーラーパネルや大容量バッテリーもあるため、食料があれば何日か過ごすせると考えています。
ただ災害時、国は「避難所の利用」を推奨しています。
または「自宅避難」。もちろん自宅に問題がない場合の選択肢です。
車中泊については各自の判断となるところ。国からは推奨されていないんです。
災害時の車中泊で気をつけること
それでもコロナ禍では、車中泊避難が増えると予想されています。
車中泊はなぜ推奨されないのか、災害時に車中泊を考えているならば知っておくことがあります。
それはこれまでの災害時、「災害関連死として車中泊していた方が含まれている」という点です。
理由はエコノミー症候群や脱水など。つまり車中泊避難をする場合、快適に過ごせるように準備しておく必要があると言えそうです。
キャンピングカーはさておき、普通の車は寝るためにはできていません。1泊ならまだしも何日も車に寝泊まりするとなれば、相応の準備が大切です。
またキャンピングカーや車中泊仕様のバンでも、何泊もするとなると普段の旅行以上の準備が必要になるという訳ですね。
そういった意味では、普段から1泊であれ、数泊であれ、車中泊旅行である意味”予行演習”しているのは、良いことだなと感じます。
災害時の車中泊準備
災害時の車中泊では、できるだけ体の負担を減らすように心がけましょう。
例えば、こんなことを考えたり、準備しておくと良いです。
- 家族全員で誰がどこに眠るか想定しておく。車が狭い場合は無理に車中泊せず避難所を利用する。(ペットを連れて避難する場合はペットをどうするのか)
- 全員がフルフラットで眠れるようにする
- エコノミー症候群に注意し、適度な運動を心がける
- 水分補給をしっかりとる
もちろん普段の車中泊旅行であっても、体の負担を減らすと旅を楽しく続けられますね!
車中泊旅行で使えて、防災対策にもなる便利グッズ
ここからは普段使いしつつ、災害時にも活躍する「車中泊×防災グッズ」をご紹介していきます。
床からの冷えを予防する「銀マット」
Mozambique(モザンビーク) キャンプ マット アウトドアマット レジャーマット 車中泊 極厚20mm【何年も使え…
キャンピングカーに備え付けの温かいベッドがある場合は不要かもしれません。
バンを改造している方や、避難所でも使いたい、という方は床にひくものとしておすすめです。
薄いタイプは持ち運びにも便利ですが、眠るのに使うなら厚みがあった方が快適なうえ、床からの冷気もより防いでくれます。
荷物になるので、リュックに入れて持ち運ぶものではありませんが、普段から車中泊道具として使っておけば、どんな状況になっても活躍しますよ。
キャンプ好きな方は、テント泊の時にも使えます。
電力を貯める「ポータブル電源」
Jackery ポータブル電源1000 ポータブルバッテリー 大容量 278400mAh/1002Wh 家庭用 アウトドア用 バックア…
車中泊旅行で役立つポータブル電源。電気が使えるかどうかで、普段の旅行もかなり快適度が違いますね!
わが家のバンもソーラーパネルと繋げて電力を貯めています。
ポータブル電源のおかげで停車時にも冷房や換気扇をまわせたり、寝ている間にスマホを充電したりと、家と同じように過ごせています。
おすすめはアウトドア好きに好評な、アメリカ発のポータブル電源専門メーカーJackery。
こちらは電池容量が1002Whの大容量。電力を貯めるのにコンセントからの充電はもちろん、シガーソケット、ソーラーパネル、ジェネレーターが繋げられます。
また出力もコンセント穴が3つ、USB-Aが2つ、USB-Cが2つ、シガーソケットが1つと、様々な出力式に対応。同時充電も可能です。
これだけできて重量は10キロ。持ち運びにも便利です。その分、値段は上がるため、「ここまで高性能な必要はないけど、防災グッズとして備えておきたい」という方には、ワンランク下の708whタイプもあります。
Jackery ポータブル電源 708 発電機 ポータブルバッテリー 大容量 191400mAh/708Wh 家庭用 アウトドア用 バ…
BOS非常用トイレセット
非常用トイレセットは普段の渋滞時はもちろん、災害時にもとても有効です。
キャンピングカーにトイレがあるから大丈夫!という方も、そのトイレは一週間もちますか?災害時はゴミ出しできませんが、においは大丈夫でしょうか?
ただでさえ余裕のない災害時に、トイレのにおいが気になって眠れない!なんてことも想定されますよね。
そんな時におすすめなのが、「BOSの非常用トイレセット」です。
子育てをしている方にはとても有名な「BOSの臭わない袋」。
赤ちゃんの汚れたオムツを入れるものとして有名で、ベビー用品店では必ず見かけます。
ほかにもペット用や介護用の防臭袋の販売していて、とにかく優秀なんです!
非常用トイレセットは様々な会社から販売されていますが、元々医療向け開発から生れたBOSの防臭袋を使ったトイレセットは非常におすすめ。
コンパクトで場所も取らないので、1セット車に積んでおくとどんな時にも安心です。
車中泊&防災用ランタン
ちょっと変わった車中泊にも防災にも役立つランタンがこちら。
パッと見たところ置き型のよくあるランタン。
実はLEDライトと2個の懐中電灯がひとつになっているんです。
車中泊時には置き型として、車から降りる時には一部を分離して懐中電灯として利用できます。
分離できるのは家族で使う時にとても便利。
例えば1人が車中でのんびり、もう1人は外のトイレに行きたい、なんて時にひとつのライトを分離して各々で使うことができるのです。
車中泊だけでなく、キャンプなんかの時にも便利ですね!
電源はUSB充電と電池の両方が利用できるので、災害時に電源が無いときでも電池があれば安心です。
ただしライトを切り離して使う場合は、電池が必要になります。(ランタンにセットしている時はランタンから給電)
金属の持ち手がついているので、ランタンとして使用する時は置き型でも、吊り下げでも使うことができます。
いざという時に役立つ救急セット
車中泊の際に救急セットを積んでいる方は少ないのではないでしょうか。
ちょっとした怪我をした時や応急処置用、災害時にひとつ積んでおくと安心です。
特に災害時には思わぬ怪我がつきもの。
家の片付けで手や足を怪我してしまうことも。
手当する道具が家の中で、散乱した家具に埋もれていて出せない、見つけられない、なんてことも想定されます。
そんな時にひとつ車に積んでおけば、すぐに手当てできます。
備えあれば憂いなし。使う機会が無い方が良いものですが、防災のマストアイテムです。
エコノミー症候群対策に「着圧ソックス」
足のむくみを和らげてくれる「着圧ソックス」。
一般的に女性の方が足がむくみやすいと言われていますが、男性も例外ではありません。
冒頭でもご紹介した通り、足のむくみはエコノミー症候群を引き起こします。
せまい車内でずっと同じような体制でいることは足に負担をかけてしまいます。
着圧ソックスは一晩使うと、足が驚くほど軽くなります。
私も普段からむくみやすく、立ち仕事が続くときや、飛行機に乗る時などによく利用しますが、使った翌日は驚くほど足が軽く感じます。
男性で着圧ソックスを使う方は、女性ほど多くはないと思いますが、ぜひ使用してみて欲しいと思います。
こちらの着圧ソックスは順天堂大学客員教授も推奨しており、スポーツをする方にもおすすめされています。
練習効率が良くなるうえに、スポーツをした次の日への疲労軽減にもつながるそう。
まさに普段使いにも防災にもなる、一石二鳥のアイテムです。
長期保存の非常食セット
大規模な災害が起きた時、非常用物資が届くのには時間がかかります。
そんな時のために常備しておきたい非常食。
なかなか自分でスーパーで買い集めるのは面倒ですし、日持ちがせず、気づいたら賞味期限が切れていた、なんてことも。
こちらは賞味期限がすべて4年以上。
しかも栄養士監修のご飯とおかずがセットなった34個アソートセットです。
震災時は慣れない環境で体力も消耗します。
そんな時には栄養素がしっかり計算された食事が大切。
もちろん防災用とはいえ、普段食べても良いのです。
車中泊で疲れた時、食べに行くのや作るのが面倒、なんて時にも役立ちますよ!
洗濯機で洗えるコールマンの寝袋
封筒型の寝袋は、寝袋としても掛布団としても利用できてとっても便利。
通年使えるタイプなので、極寒な状況でこれ一枚では足りませんが、すでに布団のあるキャンピングカーで毛布変わりに使えます。
しかも寝袋だから小さくたためる上に、洗濯機での丸洗いも可能。
使い勝手の良いものと言えます。
そんな普段使いはもちろん、避難所に滞在する時にも簡単に持ち運べるので、床に敷いたりかけ布団にしたりと万能です。
外側はシンプルで、内側に柄がついているのもオシャレです。
防災アイテムは、車中泊で普段使いしてこそ!
今回は車中泊で使える防災グッズをご紹介しました。
いざという時には、使い慣れたものが一番。
普段から使いなれておくことで、災害時にも難なく使えます。
いつかくるかもしれない災害に備えながら、車中泊を楽しみましょう!
ライター:まのあつこ
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...