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【車中泊】旅の準備は大丈夫?!車に積んでおくといざという時に役に立つ常備品!!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


自慢ではないが、私は忘れ物をする回数と探し物に費やす時間は人並み以上だと自覚している。

車中泊の旅でそれを解決する最も手っ取り早い方法は、必需品を車内に常備してしまうことだ。

また、車中泊の必需品を常に車にセットしておけば、そのまま防災セットにもなる。

昨年、「初心者必見!案外思いつかない車中泊の必需品や持っておくと便利なアイテムをご紹介」というタイトルの記事を書いたが、忘れ物名人なだけに案の定書き忘れた物がある。

また、新たに加わった物や今後導入したいと思っているアイテムもある。

今回の記事ではそんな車内常備品をご紹介しようと思う。

尚「初心者必見!案外思いつかない…」で紹介したものは省いているが、そのほとんどがやはり常備品なので、こちらも併せてお読みいただければと思う。

また、今回も食料飲料・調理器具や食器類・寝袋やマットなどの寝具・車載工具や予備パーツなど基本中の基本の装備品やポータブル電源などは除外しているので、肝心なものが抜けていると誤解のないように。

絶対に忘れてはいけないもの

車で移動しているのであれば、忘れ物をしても途中で買い足したり代替品を購入することは難しくない。

しかし、それが不可能な物もある。

絶対に持って行くのを忘れてはいけないのは、当たり前と言えば当たり前だけど、旅先で入手することのできない必需品だ。

しかし、「初心者必見!案外思いつかない…」では、タイトル通り便利なアイテム中心で、そうしたものについては触れていなかった。

まずは絶対に忘れてはいけない替えの効かない物について。

例えば、目の良い人には関係のない話だが、視力矯正の必要な人だったら予備のメガネやコンタクトレンズが第一に挙げられる。

メガネやコンタクトレンズは旅の途中で簡単に入手できるものではない(老眼鏡は100均でも買えるけど)が、紛失してしまったり壊してしまう可能性も十分ある。

しかし、なければ肝心な車の運転ができなくなってしまい、例え眼鏡屋さんがあったとしてもそこまで車を運転して行くことができない。

紛失したり壊したら致命的だ。

実例として、海でメガネを流して車の運転ができなくなってしまい、家の人に電車で2時間かけて海岸までメガネを持ってきてもらった人がいた。

辛うじて持ってきてもらうことができたから良かったが、もっと遠いところだったらそれも不可能。

こんなことにならないためにも、メガネやコンタクトレンズの必要な人は日帰りでも必ず予備を常備すべきだ。

私は、出かける時に予備のメガネも持つように心掛けてはいるが、やはり忘れることもある。

しかし、予備専用のメガネを2台の車に一つずつ常備しておくのも勿体ない。

そこで、私は使い捨てのコンタクトレンズをいくつか車内に常備している。

これなら安価で場所も取らなくて便利だ。

持病があって処方薬を服用している人は、最低旅の日数分の薬が必要だが、日帰りでも昼の分を持って行くのを忘れたり、予定より帰宅が遅くなることもある。

泊まれる車に乗っていると急に一泊してしまうようなこともある。

また、旅先で頭痛薬などが欲しくなることもある。

深夜でも営業しているドラッグストアは全国各地に点在するが、店が開いていても薬剤師さんが不在の際は薬を購入することはできない。

心配な人は常備薬のようなものも車に積んでおくと安心だ。

私は持病があるので、2~3日分の処方薬と一応痛み止め・目薬・絆創膏(絆創膏はコンビニでも買えるが、急な出血を伴う怪我に備えて)程度は常備している。

ついでに、必需品とまでは言えないけど、お裁縫セットなどもこの引き出しには入れてある。

こうして見ると、なんだか普通の家の引き出しの中のようだ。

逆に車に常備しておくことはできないが、忘れてはならないのに絶対に購入できないのが運転免許証と健康保険証。

免許証の不携帯は違反点数はないようだが、反則金3,000円が課せられてしまうそうだ。

忘れ物をしただけで何故3,000円も取られるのか理由は不明だが、ともかくこれは勿体ない。

健康保険証を持たずに医療機関を受診した場合は、後から差額を返金してもらうことは可能だが、一旦は保険適用前の全額を支払わなければならないのが基本ルール(例外もなくはないが、何れにしても後日受診した医療機関に保険証を持参しなければならない)だ。

旅先で病院のお世話になった場合、返金してもらうために保険証を持って再度遠い旅先の病院を訪れるのは難しいし、時間と交通費を浪費してしまうことになる。

必要にならないことが一番だが、旅に出る時は健康保険証も忘れないように心掛けている。

その他、自分にとって必要不可欠なものは人それぞれあると思う。

予めそういったものをリストアップしておき、車内に常備したり、必ず持っていくものをセットにしておくと良いのではないかと思う。

ETCカードも忘れずに。

身に着けるもの

旅に持って行く着替えの他に、車に常備している衣類などもあるのだが、「初心者必見!案外思いつかない…」ではそれについても触れていなかった。

レインジャケット

レインジャケットを私は車に常備している。

そもそも私は年に数回しか傘を使うことがないのだが、雨の降る中作業をしなければならない時のことも考えると、寒い時には防寒着にもなるし、どちらか一つと言うのなら、車に積んでおく雨具は傘よりレインジャケットの方が合理的だ。

そして、これはすぐに取り出せなければ意味がないし、どこに仕舞ったのか忘れて探すのも面倒なので、現在はこうして出入り口付近にかけて(オレンジ色のがレインジャケット)いる。

最低限の着替え

持参した着替えだけでは足りず、旅先でどうしても着替えが必要になった場合、車で一日走ってもユニクロやしまむらなどのような店に辿り着けないことなど、現在の日本ではほぼないと言えると思う。

着替えはいざとなればリーズナブルな店で買ってしまえば良い。

しかし、急な体調不良や何かの間違いで悲しく最悪の緊急事態に遭う可能性もなくはない。

私は普段からロンT1枚と、下着のトランクスと、メッシュのインナーブリーフ付きのトランクス(下着の要らない水陸両用ショーツ)も車内に常備している。

グローブ

衣類と言うよりは道具の一種のグローブのことも書き忘れていたが、これもやはり必需品だ。冬以外は2種類、冬は3種類車に常備している。

黒いのは掌側にゴムがコーティングされて滑りにくくなっている軍手の進化版のようなやつ。

軍手よりは高いけど束で売っている作業用使い捨て手袋だ。

使い捨てと言っても結構長持ちする。

最近は野良仕事のような時にも、軍手よりこれを使う機会が多いのだが、便利なので車にも常備している。

黄土色の革手袋はワークマンの人気商品。

着け心地が良く本革で質感も良いのに、なんと500円もしないお買い得品。

売り切れている店舗もあると聞いたのでリピート買いしてしまい、これも2台の車各々に一双ずつ常備している。

革手袋は焚き火をするときや熱いものを掴むときに便利だが、熱い状態のエンジンルームを開けたときにもはめておくと安全。

また、見た目も悪くないので、寒い時に普通の防寒手袋としても使えて尚便利。

これは、1,000円以下でジャケットとかが買えてしまうワークマンで1,500円くらいした、ワークマンではある意味高級品だ。

タイヤチェーン着脱の際のお供といったイメージだが、実は意外とその他の場面でも活躍する。

長さが上腕部まであるので、ウェットスーツやその他何でも大きなバケツや桶の中でザブザブと洗い物をしたい時に、長袖のジャケットを着ていても水の中に肘より上まで入れられるので便利なのだ。

もちろん洗車の際(あまりしないけど)にも良い。

自分の体を労りたい歳にもなってきたので、現在これも冬の常備品になっている。

それから、身に着けるものとしては、このご時世だから替えのマスクも車内常備品に加わった。

その他常備している雑貨類

「初心者必見!案外思いつかない…」でも雑貨類的な物が多かったが、書き忘れた物や新たに加わったものもあるので、それらについて。

小さいエコバッグ

旅の最中にコンビニを利用する機会は多い。

レジ袋が有料になって以来、スーパーの買い物ではトートバッグを使うことが多くなったが、コンビニでは大量に買い物をするわけではないし、広くないレジ周りでも使いやすい小さめのエコバッグが重宝する。

案外この小さめのエコバッグも日常から長旅までの必需品だ。

保温・保冷カップ

食器類は除外の予定だったが、少し毛色の変わったもので、結構前から車に常備していたものがあるので、例外的に紹介したいと思う。

コンビニの話で思い出したのだが、コンビニやSAではコーヒーを買うことが多い。

正直に白状すれば、旅先では自分で淹れるよりコンビニに買ってしまうことの方が多い。

そして、缶コーヒーはあまり好きではないので紙コップのコーヒーを買うのだが、紙コップはちょっと頼りない。

カップが歪んでいて、蓋との隙間からコーヒーが溢れてしまった経験もある。

それで、コンビニコーヒーの紙コップを入れる保温用カップを結構前から常備していたことを思い出した。

真空二重構造のカップのような容器だが、飲み物が冷めないだけでなく、手が熱くならないし、握ったカップが変形しなくて安全。

そして、直接飲み物を入れるわけではないから洗う必要もない。

洗って車に積み忘れなんてことがないのも便利だ。

ライター

タバコを吸わなくなってもう20年近く経つが、体に良いだけでなく、補充の必要のある常備品が一つ減ったという意味でも便利になった。

しかし、一つだけ不便になったことがある。

タバコを吸わなくなると、意識しなければライターを持ち歩かなくなってしまうことだ。

タバコを吸っていた頃は、ライターは手元にあるのが当たり前すぎて、必需品リストに載せるまでもないような存在だった。

その習慣が今でも残ってしまっているのか、前回必需品として取り上げることさえ忘れてしまったのだが、やはりライターは必需品の一つだ。

ライターが必要になるのは焚き火などの着火のためだけではない。

例えば、手に刺さった棘を針で抜くときは、一応針の先を火で炙ってから使いたくなるし、ナイロンやビニール系のロープや紐をカットした後も炙って解れ留めしておいた方が良い。

何かにつけ「ライターどこだっけ?」と思う場面は結構あるものだ。

そして、チャッカマンは商標で一般名称で何と呼んだら良いのかわからないが、柄のあるタイプが便利だ。

実は上の画像の柄付きライターは柄が伸縮式になっている。

柄を縮めれば普通の使い捨てライターとほぼ同じようなサイズになり、収納に有利。ポケットの中でも柄が邪魔にならなくて良い。

ダイソーで見つけた(110円)のだが、これはなかなかに画期的で気に入っている。

但し、夏は無防備にライターを車内に置いておくと発火の危険があるので、保管方法に注意が必要だ。

扇風機兼ライト

「初心者必見!案外思いつかない…」でライト類に関しては何はともあれヘッドランプ、そしてランタンはソーラー充電式が便利と書いたが、この扇風機とライトが合体したやつも大変便利で、現在車内常備品の一つとなっている。

充電式でUSBから充電する仕組みだから、ポータブル電源からも走行中の車からも充電できる。

そして向きを調整できて普通の扇風機みたいに首も振るしタイマーもついている。

下の画像のような形に畳めるので、収納のしやすさでも大変便利だ。

ランタン類も色々持っているけど、ヘッドランプ(もちろんこれも常備品の一つ)以外に何か一つと言えばこれのような感じだ。

充電ケーブル類

USB充電で思い出したのだが、充電ケーブル類のことも忘れていた。毎回いちいち揃えるのも面倒なので、あれを忘れたこれを忘れたとならないように、micro USB Type-B・USB Type-C・Lightningは1本ずつ車内に常備している。

それと、私にとって車は移動事務所でもあるので、一応ペンやメモ帳など最低限の文房具も同じ引き出しに収まっている。

今後導入したいと思っている物

できればFFヒーターも導入したいし、他にもいくつか思い当たるものはある。

しかし、今後導入したいと思っている常備品の筆頭は、電動キックボードか、なるべくコンパクトに畳める折り畳み式電動アシスト自転車だ。

理由は、足の病気で長距離の歩行が困難な足になってしまったためだ。

旅先で車を置いて散策するための足として使いたい。

原付一種登録の電動キックボードは、以前Swallow ZERO9を試させてもらって記事に書いたが、これは本当に良かった。

これが本命と言っても良いのだが、クラウドファンディングなどを見ていると、良さそうな電動アシスト自転車も次々登場してくるので迷ってしまう。

また、電動キックボードに関しては、小型低速車(仮名)という新たな区分を設け、規制が緩和される動きもかなり具体化しているようだ。

その新たな区分の車両は、速度は現行の原付より制限されるが、いろいろな点でより自転車に近い扱いになるようだ。

そして、速度を6km/h以下に制限した場合は歩道も走行できるようになるといったような内容も盛り込まれている。

この規制緩和に関しては賛否両論あるようだ。

実際、現在も違法な電動キックボードは巷に氾濫し、ルール違反も横行しているが、否定的な意見はそれに拍車がかかるといったような考え方だ。

確かに悪い方向から考えるとそうなってしまうのも仕方がない。

しかし、私もその1人だが、足に問題のある人にとって、これが非常に大きな朗報であることも忘れないでいただきたい。

この規制緩和に併せて、自転車も含め交通ルール厳守を徹底する動きを進めたり(例えば自転車のルール違反も即反則金で良いと思う)、スピードの出る違法車両を販売できない仕組みを作ってしまうなどの対策をとれば、むしろ現在より状況は良くなるのではないかと思う。

良い方向で進んでくれたら、サンダーバード2号方式の車中泊車との相性は、これが一番かもしれないとも思って期待している。

ライター:笠原 サタン

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執筆者プロフィール
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