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キャンピングカーの維持費! 今年1年でこれだけかかった!費用公開!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私のキャンピングカーは日産NV350キャラバンをベースにした「GT NV350 CARAVAN(以下GT)」というバンコン(バンコンバージョン)です。
バンコンとは外装には大幅な架装をしていなくて、普通のバンの車内にキッチンやベッドなどを設置したキャンピングカー。
私のGTはキャラバンでも標準ボディよりは車体が大きなワイドボディ。
広さもそこそこあって装備もそろっているので、キャンピングカーとして人気のクラスだと思います。
外見は普通でも室内にはいろいろな設備があるキャンピングカーは、何か特別な維持はかかるのかな、という疑問もあると思います。
そこで今回、私のGTの維持費について実際に何にいくらかかったか、紹介したいと思います。
※記事内の金額はすべて税込み。
車両としての維持費について
あたりまえですが、キャンピングカーも道を走る車両。
普通の車と同じように、自動車税も来るし、定期点検にも出すし、車検も通さないといけません。
ちなみに私のGTの諸元および仕様は、
・サイズ:長5380mm×幅1960mm×高2380mm
・エンジン:ディーゼル
・燃料:軽油
・駆動方式:4WD
・走行距離:約69,000㎞ 2022年12月現在
自動車税の納付書、定期点検の通知など、費用がかかるお知らせを受けると、その都度「ああ、お金がいるな」と感じますが、いったい年間で車両としての維持費はいくらになるのでしょうか?
今年支払った維持費
定期点検費・・・・・・16,720円
案外安いと思いますが、基本料のみです。消耗品の交換があれば部品代+工賃が加算されます。
車検費・・・・・・123,240円
内訳
・車検基本料金・・・・・・43,780円
・追加点検+交換部品・・・・・・16,220円
・自賠責保険、重量税、印紙代など諸費用 63,250円
GTは、ディーラーで車検を受けています。
格安の車検専門業者に比べ、費用が高いと思いますが、車種に対する知識やメンテナンス履歴の把握など、安心して任せられるメリットがあります。
これらのほかに、
消耗品費・・・・・・10,780円
オイルとオイルフィルター交換点検や車検の時に消耗品の交換を依頼するケースが多いと思いますが、オイルとオイルフィルターは走行距離に応じて交換時期を決めています。
GTの場合は10,000㎞毎に交換。
自動車税・・・・・・36,000円
区分:特殊用途車 総排気量 2L超以上2.5L以下
保険料・・・・・・67,150円
任意の自動車保険は、車両保険付きの3年契約で保険の代理店で加入しています。
ネットで加入する方が安いのですが、店舗が自宅から近くにあって担当者が決まっていて、何かと相談できるのが安心なので変えようと思いません。
タイヤ保管費・・・・・・20,900円
GTの冬用夏用のタイヤの交換と保管をディーラーと年間契約。
昨年は、保管中にバーストするというアクシデントがありました。
ですが、車2台持ちなのでタイヤの保管場所が足りないことと、重いタイヤを自分で交換する必要がないので、タイヤ保管サービスを利用しています。
これら今年1年で支払った車両に関する維持費を合計すると・・・・・・274,790円でした。
少し過去の部品交換代も紹介
今年ではありませんが、昨年暮れにブレーキパッドを交換しました。
そのときの走行距離は約55,000㎞でしたが、残量が40%未満だというので、12月の定期点検で交換。
ブレーキパッドの交換・・・約24,000円
キャンピングカーは室内にキッチンやベッドを設置しているので、いってみれば常に荷物を積んだ貨物車の状態、ブレーキの時に前輪に大きな荷重がかかります。
それがパッドの減りを早めるようです。
ベース車とキャンピングカーになったときの重量差を知っておくと、パッド交換時期の目安がわかりやすいです。
走行にかかった燃料費と高速代
走行距離は昨年末の定期点検時の走行距離から約7,000km。
燃費は荷物の重さやエアコンの作動時間、タイヤの空気圧や、運転の仕方にも影響されますがベース車のカタログ値と比べて悪くなるといいます。
ベース車燃費(カタログ値)
市街地・・・5.9km/L
郊外モード・・・8.1km/L
高速道路モード・・・8.8km/L
GTの燃費:過去の走行実績から計算した値。(実走値)
市街地道路・・・約5~7km/L
高速道路 ・・・約8~9km/L
今年1年の燃料費・・・・・・129,317円
燃料費は、原油価格の動向に影響を受けます。
現在は、戦争など世界情勢が不安定な状況が反映して原油が高騰しています。
GTの軽油もここ最近は高くておよそ140円/L。
さらに、今年3回、大阪から福井へ旅行に行ったときの高速代金もあります。
高速代金・・・・・・15,000円
走行してかかった維持費の合計は、144,317円
その他、キャンピングカーならではの費用
室内の架装部分にかかるメンテナンスは、気楽に相談できるRV専門ショップが近くにないので、日々の点検は自分で行っています。
GTの販売店(東京)へも問い合わせをしますが、遠くのビルダーより近くのディーラーを頼ることが多くなります。
ただ、普通車のディーラーなので架装部分については分からないことが多々あり、責任を持った回答や助言はなかなかしてくれないのが現状です。
GTも7年目に入り、そろそろ架装部分の主要装備も総点検の時期にきているようなので、早々にビルダーまたは連携するショップに相談したいと思っています。
今年追加でかった費用は、
追加装備・・・・・・9,000円:リアカメラ
後方確認用として購入後、自分で取付けて配線もしました。
その他、車内用品の購入費用として42,872円
内訳は、
キャンピングカー専用品・・・約10,000円
メッシュパネルおよび関連小物が含まれています。
キャンプだけでなく家でも使う併用品・・・32,872円
シュラフやアルミテンショナー、カーサイドフックなどの小物です。
基本的に用品は、キャンピングカー専用ではなく、家やキャンプでも使えるものを優先して購入しています。
キャンピングカーならではの費用の合計・・・・・・51,872円
今後考えられる費用
FFヒーターのOH(オーバーホール)・・・・・・約27,500円~
最近、白煙を出すことが多くなったので燃焼部にスス(カーボン)が付着して不完全燃焼になっていることが考えられます。
サブバッテリーの交換・・・・・・1個60,000円×2個=120,000円
フル充電後、短時間で残量表示の目盛りが減るので、バッテリーの能力が低下しているようです。
金額は、GTの販売店からの回答です。
ネットで調べると金額も色々ですが、キャンピングカー内の設置場所によって作業に手間取る場合もあるので、価格差があるようです。
過去の経験から今後考えられる大きな費用
オルタネーターの交換(発電機)・・・60,000円~100,000円以上
オルタネーターが故障すると電源が供給されません。
バッテリーが充電されないのでやがてバッテリーがあがり、エンジンを動かせなくなる、とても深刻な事態です。
過去の交換に至った経緯は、
・車種・・・ハイエース15人乗りコミューター、ガソリン4WD
・年式走行距離・・・年式不明(忘れました)12万キロ以上
※業務用として使用していたので、年式は浅かったと思います。
走行中にバッテリーの警告ランプが点灯。
しばらくして色々な警告灯が点滅したので、路側帯に停車したところ突然エンジンが停止しました。
その後、セルが回らずエンジンもかからない状態に。
車はけん引されて整備工場行きとなりました。
原因は、オルタネーターの故障。
修理業者さんの話ではオルタネーターの故障は突然やってくることが多く、特に10万キロ以上走行している車は危ないらしいです。
走行中に警告灯が点灯するような状況になった時は、あわてず路肩など安全で交通の妨げにならない場所に停車させましょう。
その後のことは停車させてから考えても遅くないです。
購入から現在までの6年間の大きな出費は?
タイヤ交換・・・77,000円(税込み)
2021年末に預けていたスタッドレスタイヤがバースト。
経年劣化もあったので4本交換。
キャリアベースとリアサイクルキャリアの購入・・・約170,000円
内訳は、
キャリアベース・・・・・・約30,000円
リアサイクルキャリア・・・・・・約140,000円
アウトドア用品のカヌーや自転車を載せるためのキャリアです。
着脱式リアサイクルキャリアの価格は脱落防止ワイヤーの設置も含めた総額です。
6年間でかかった大きな出費の合計・・・・・・247,000円
まとめ
年間の維持費としては、今年は車検の年だったので費用が特に大きかったように思いますが、定期点検時の消耗品交換などが少なく済んでいました。
維持費は毎年決まって発生するものと、いつ発生するか分からないものがあります。
FFヒーターOH、サブバッテリー交換、オルタネーターの交換などの今後発生すると思われる維持費については、日々の自己点検や情報の収集で早めの把握を心掛けたいところです。
ライター:kenjii
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- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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