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標準装備で車載用エアコン付き!季節を問わずに車旅を楽しめるキャンパー鹿児島のCK-Wilderをレビュー
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
キャンパー鹿児島「CK-Wilder(CK-ワイルダー)」
CKワイルダーはキャンパー鹿児島が制作するハイエース標準ボディをベースにしたバンコンバージョンタイプのキャンピングカーです。
同社はハイエースの架装を得意としていて、多数のバンコンのラインナップがありますが、今回紹介するCKワイルダーは標準装備で車内用のエアコンが設置されているのが最大の特徴。
最近の日本は夏の暑さがとても厳しいので、キャンピングカーにエアコンを搭載したいという方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
またCKワイルダーにはギャレーは設置されず、ゆったりくつろげるダイネットやベッドにスペースを割いてあったり、オーナーの趣味に応じて多目的に使えるボードが装備されたりと、いわゆるバンライフの流れを組んでいるのもオリジナリティを感じるポイントです。
それではキャンパー鹿児島のCK-Wilderについて詳しく見ていきましょう。
CK-Wilder
ビルダー:キャンパー鹿児島
タイプ:バンコン
ベース車両:TOYOTA ハイエース 標準ボディ
乗車定員:6名
就寝定員:2名
全長:4,690mm
全幅:1,660mm
全高:1,980mm
外装
CKワイルダーの外装には架装が施されておらず、見た目としては普通のハイエースと変わらないので、ショッピングやお子様の送り迎えなど日常の使用にも使いやすいです。
車高や車幅も一般的な日本の駐車場サイズに収まる規格なので、旅行の際などに駐車スペースを気にかけなければならないタイミングもほとんどないでしょう。
また標準装備ではハイエースDXがベース車となっていますが、オプションでスーパーGLを選択することもでき、スマートキーやパワースライドドアなどに対応可となっています。
内装
レイアウト
CKワイルダーでは2列目に配置されたマルチモードシートによって、かなり柔軟に車内のレイアウトを変更することができます。
2列目シートを前向きにした状態で、目の前にテーブルを配置し食事を取るといった2人旅向けの使い方のほか、3列目のフラットシートと対座式にして複数人でテーブルを囲むようなレイアウトも可能です。
後部には大きな収納キャビネットがあり、その上部には車載用エアコンを設置。
またフロントシートに3名、マルチモードシートに3名と合計6人が前向き乗車できるので、キャンピングカーとしてだけでなく普段使いの車としても便利でしょう。
ダイネット
CKワイルダーでは様々な形のダイネットを作り出すことができる面白い仕様になっています。
2列目シートを後ろ向きにすることで、3列目のフラットシートと対座式のダイネットを構成したり、2列目シートと3列目のフラットシートでL字型にテーブルを囲んだり、場合によっては2列目シートは前向きのままで、後部のマットで対座式のダイネットを作ることも可能です。
3列目のシートをフラットな状態にしておいて、ドライブ中の休息時などにここでくつろいだりするのもいいですね。
車体右側のサイドには4人分のボトルホルダーもあり、使い勝手も良さそうです。
ベッド
2列目のマルチモードシートを倒せば、3列目と合わせてフルフラットのベッドとして使用することができます。
規格としては大人2名が就寝可能なサイズですが、小さなお子様でしたら3人で寝てもそこまで窮屈に感じることはないでしょう。
またフルフラットにするのももちろんいいですが、2列目シートは角度を自由に変えられるので、やや背もたれをあげてリクライニングチェアのような使い方もできます。本を読んだりスマホで調べ物をしたりするのに重宝しそうですね。
2人旅の場合には常に後部をベッド状態にしておいて、いつでもすぐにくつろげるようなスペースとして活用するのも良さそうです。
収納
CKワイルダーの最後部部分は大型の収納コンソールを設置したタイプ1と、収納は減らし荷室スペースを大きくとったタイプ2の2パターンがあります。(写真はタイプ2)
タイプ1の収納コンソールは2段+左右の合計4つのスペースに分けられているので、かなり多くの荷物をこちらにしまうことができるでしょう。
左側の上2段は下開き式扉で最下段は扉なし、右側の上2段は引き出し式で最下段は横開き式扉と、ほとんどのスペースに扉が設けられているので、走行中に荷物が動いてしまう心配もありません。
さらに2列目、3列目のシート下も収納スペースとして活用できるようになっているので、荷物が車内に溢れかえるなんてこともないでしょう。
バンコンは収納スペースに困ることも多いですが、これだけの収納があれば安心です。
一方のタイプ2はブックスタンド付きの簡易的なコンソールが採用され、キャンプ道具や自転車などお気に入りのギアを車に積むために荷室が大きくとられています。
この辺りはオーナーの好みに合わせてチョイスすれば、より理想のキャンピングカーとなってくれるでしょう。
電装系統
標準装備で110Ahのディープサイクバッテリーが2つに走行充電、外部100V電源(サブバッテリーの充電機能はオプション)に500Wのインバーターと、標準装備の時点で電装系統は充実度が高いです。
そしてなんといっても夏の車中泊の強い味方である車載用エアコンCoolStarがついています。オプションのFFヒーターも選択すれば、季節を問わずにキャンピングカーでの車旅を楽しむことができるでしょう。
またその他のオプションとして、サブバッテリーの増設や、リチウムイオンバッテリーへの変更、176Wのソーラーシステムなどが用意されています。
まとめ
今回の記事ではキャンパー鹿児島のCK-Wilderについてご紹介しました。
マルチモードシートを活用して、柔軟にレイアウトを変えられるダイネットやギャレーをあえて設置せずに収納を充実させている点など、他メーカーのバンコンとは一線を画す一台に仕上がっています。
またバンライフの流れをくむバンコンでは珍しく、標準装備で車載用エアコンを取り付けることができるのも非常に大きいですね。
ぜひ一度キャンピングカーショーや、キャンパー鹿児島さんのお店で直接見ていただきたいキャンピングカーです。
ライター:DRIMO編集部
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- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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