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見た目は普通のハイエース!でも広いベッドやダイニングのあるキャピングカーが欲しい? ダイレクトカーズ・Winney(ウィニー)
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
クルマは1台持ちで、普段使いと車中泊の両方に使いたい!と思っていませんか。
ただ、普段使いもするとなると、いかにもキャンピングカーという外観の居室部分を外装ごと大幅に変えたキャブコン(キャブコンバージョン)は仰々しい。
そんな印象を持つ方もいるのではないでしょうか。
逆に内装や設備は、キャンピングカーとしての装備や快適性をしっかりと備えておいてほしい。
そんな要望を、どちらも叶えてくれそうなモデルとして紹介したいのが、キャンピングカービルダー・ダイレクトカーズが開発した「Winney(ウィニー)」です。
ベース車はトヨタ・ハイエースのワイドミドルルーフ。
標準ボディのハイエースに比べると余裕のサイズ。
外装にハイエースのままなのでまったく目立ちません。
そして、気になる内装と装備は?
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
■Winneyの基本スペック
車種名:Winney(ウィニー)
ビルダー:ダイレクトカーズ
ベース車両:ハイエースワゴンGLロング ワイドボディミドルルーフ
価格 2WD:515万円~ 4WD:545万円~
乗車人数:6名
就寝人数:3名
全長:4,840mm
全幅:1,880mm
全高:2,105mm
公式サイト ダイレクトカーズ
Winneyのコンセプト
Winneyは今年(2022年) ジャパンキャンピングカーショーで発表になったバンコンタイプのキャンピングカー。
リリースしたのは、三重県津市に本店、神奈川県厚木市に大型ショールームを持つキャンピングカービルダー・ダイレクトカーズです。
同社はこれまでに「山小屋」や「Retreat(リトリート)」などハイエースをベースにしたバンコンを数多くリリースしていますが、WinnyはハイエースのワゴンGLロング・ワイドボディミドルルーフをベース車に採用しています。
Winney、この名前の由来は「With(共に)」と「journey(旅行)」から成る造語であり、「共に旅する」という意味が込められています。
Winneyのコンセプトは「普段の何気ない生活の中で、ライフスタイルにちょっとした変化をもたらす車」。
これはユーザーへの特別な空間の提供を通して、ただの移動手段ではなく、日常を非日常へと昇華するキャンピングカーを目指したものです。
公式HPに「普段の生活の延長線上に新しいライフスタイルを手に入れる」と明言しているとおり、普段使いと車中泊を両立できるデザインと機能性を併せ持った車となっています。
Winneyの外装
Winneyの外観は外部電源取り入れ口を付けた以外はベースのハイエースワゴンGL ワイドミドルルーフのまま。
シンプルさがポイントです。
つまりは普段使いをするうえで、目立つ要素はなく、日常風景にすんなり溶け込む容姿と言えます。
仮にオプションのサイドオーニングを付けた場合でも、違和感なく買い物や家族の送り迎えなどの街乗りができるでしょう。
車体寸法は、全長4840mm x 全幅1880mm × 全高2105mm。
ちなみにトヨタ・アルファードが、全長4,945~4,950mm、全幅1,850mm、全高1,935~1,950mm、大体同等のサイズ感です。
Winneyの室内、概要とレイアウト
一方でWinneyの内装はどうでしょうか。
特筆すべきは女性視点からのデザインがなされた優しい雰囲気。
これはダイレクトカーズの女性スタッフによる提案であり、明るい木目を基調とした内部のカラーリングは、間接照明とのマッチングにより清潔感が演出される仕様となっています。
さらにはオプションにより、運転席・助手席のインパネとダッシュボードも木目調にカスタムできます。
この仕様を採用すると車内の統一感がより高まり、運転しながらもナチュラルな温もりが得られるトータルコーディネートが可能となります。
室内レイアウトは、居室前部からまず運転席のすぐ後ろに冷蔵庫。
ダイネットは、よく見るセカンドシートを後ろ向きにして対面対座するタイプではなく、進行方向向かって縦にベンチシートを2列、二の字型に配置。
最後部にギャレーという順になります。
ダイネット
さて、 キャンピングカーにおけるリビングスペースであるダイネットを見てみましょう。
少し先述しましたが、まず目に入るのは横広で対面式のシート。
後部のギャレー(キッチン)へのアクセスを容易にし、さらにはベッドの展開が簡易な使い勝手の良い設計となっています。
このユーザー優位の導線は、さすが女性スタッフがデザインした気配りと設計の妙といえそうです。
というのも、オプションでフリップダウンモニターを設置すれば、広やかなダイネットで足を伸ばしながらのテレビ鑑賞が可能となる、そんなくつろぎ空間までもが想定されているのです。
ギャレー(キッチン)
ギャレーには使い勝手の良いシンクが設置されています。
この下部にある給排水タンク(各20L)には、リアゲートを通じて車外からの出し入れが可能という、うれしい工夫がなされています。
このギャレーにはコンロこそありませんが、その代替としてカセットコンロもしくはIHクッキングヒーターが設置でき、自分が持っている調理器具に合わせたコーディネートが可能となっています。
また電子レンジの下には調味料収納棚、収納・調理スペース、コンセントが完備されており、調理にこだわりたいユーザーの期待にも十分応えてくれることでしょう。
蛇口は引き出し式。シャワーホースを伸ばせば、車外での簡易な洗浄作業にも使えます。
冷蔵庫(40L)は運転席のすぐ後ろに配置。
冷蔵および冷凍機能が同時に利用できます。
こちらはうれしい標準装備です。
ベッド
やはりキャンピングカーの快適性を決める設備といえばベッドでしょう。
Winneyに搭載されているのは、長さ1,810mm×幅1,630mmのフルフラットベッドで、大人3名が川の字を描ける広々スペースとなっています。
ベッドへの展開は簡単で、ダイネットのテーブルを取り外し、ソファ脇のスライド収納とクッションを移動するだけで完成です。
ちなみにこのベッド、テーブルを立てたままだとお座敷スタイルにもなることから、シチュエーションに合わせた楽しみ方ができるのです。
スピーカーと間接照明を組み合わせ、のびのびと寝ころんだり座ったりできるリッチなリビングスペースを確保できるのはWinneyならではの強みといえそうです。
収納
標準の収納スペースとして左右のベンチシートの下に引き出し収納があります。
さらにオプションでリアに床下収納が設置することも可能。
また、先述した電子レンジ下の収納スペースはステンレス製のボックスで、水抜き機能が付いています。
メンテナンスが簡単なので、汚れ物や水物の収納場所として使い勝手が良いでしょう。
電装系
つぎはWinneyに配備されている電装系をみてみましょう。以下はすべて標準装備となっています。
鉛サブバッテリー×2
1,500Wインバーター
走行充電システム
外部電源
ボルトメーター
オーディオ切り替えスイッチ
これらで特筆すべきは、やはりバッテリーをはじめとした充実した電源設備でしょう。
オプションとしてFFヒーターやクーラー(家具の形状変更が必要なため要相談)といった空調設備を追加した場合でも、それほどバッテリー切れを心配せずに過ごせる安心感はすばらしいの一言です。
まとめ
本記事ではキャンピングカーの有名ブランド、ダイレクトカーズが提供する新型キャンピングカー、「Winney(ウィニー)」を紹介しました。
日常シーンに溶け込む外観の車体。多機能にもかかわらずサイズはハイエースと同等という設計がポイントです。
都市部へのお出かけの際に問題となる、「特定の立体駐車場や狭いパーキングに停められない」といった課題も解決してくれて、普段使いにも適した一台といえます。
キャンピングカーでありながら日常の足としても兼用したい。そんなユーザーの要望に応えたのがWinneyです。
ぜひ展示場に足を運び、その秀逸な設計と機能性を実感してみてください。
ライター:DRIMO編集部
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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