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ついに、日産自動車も開発に乗り出した!最新・人気のポータブル電源はコレ!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
車中泊をしようとすると付いてまわるのが「電気」の問題です。
車内でスマホを充電するにも、パソコンを使うにも、電子レンジを持ち込んで簡単な調理をするにしても電源が必要。
エンジンを切った状態で車のバッテリーから電気を取ると、次に運転しようとしたときにバッテリーが上がってしまっていてエンジンがかからないなんていう心配もあります。
そんなとき、車内で手軽に電気を使えるようにできるのが「ポータブル電源」。
工事不要で、今乗っている車に載せるだけで、充電さえしておけばいつでも電気が使える簡単便利なスグレモノです。
ここ最近の車中泊ブームもあり、各社からポータブル電源が発売されていますが、ついにというかいよいよというか、大手自動車メーカー・日産自動車もこの分野に参入を決定。
そのあたりのことも含め、最新の売れ筋ポータブル電源を5つ、紹介したいと思います。
ポータブル電源を選ぶときのポイント。
まず気になるポータブル電源の価格帯は、約4万円~30万円前後といったところ。
ピンキリです。
当然ですが価格が高いほど大容量、つまり家電をたくさん使っても大丈夫になります。
車中泊で、スマホやパソコンの充電と読書灯くらいしか使わないという方なら、安くて容量が小さいものでよいでしょう。
最初はそんなに使うつもりはないけれど、使ってみて便利だったらもっといろいろな家電を使いたくなるかもしれないという方は、容量小さめでも後付けバッテリー(エクストラバッテリー)が装着できるモデルを選べば、「最初から大容量にしておけばよかった」と後悔する可能性を低くできます。
まずは安くて小さい製品を一つ購入するもよし。
そんなに価格が高くないものにして、バッテリーを増設できるものを選ぶのもよし。
いきなり大容量の製品を導入するもよし。
予算、当初の使い方、将来の使い方の3つに留意して、自分に合っていると思うものを選んでみてください。
人気・売れ筋のポータブル電源5選
では人気・売れ筋のおすすめモデルを紹介していきたいと思います。
まずはベーシックな性能で比較的安価なものから。
安く始めて、将来的に拡張もできる。EcoFlow (エコフロー)RIVER
ポータブル電源は欲しいけれど、価格が高くてなかなか手が出ないと思うことがあります。
EcoFlow RIVERは税込価格が39,600円。
出力端子の数も種類も豊富で、家電やスマホなど最大10の電化製品に同時給電が可能。
フル充電まで約1.6時間。
重さも6.56kgで持ち運びにも適しているので、使い勝手が良い製品と言えそうです。
しかも、基本的には電力容量が288Whですが、エクストラバッテリー(27,970円)を購入して後付けすれば、576Whへと容量を倍増できます。
まずは39,600円で始めて、いろいろな家電を使っていくうちに容量が足りないと思ったらエクストラバッテリーを検討する。
ポータブル電源初心者におすすめの1台ではないでしょうか。
サイズ/ 34.6 × 28.4 × 24.6 cm
重量/ 6.56 kg
出力ポート/USB-A×2、USB-A急速充電×1、USB-C×1、シガーソケット×1、DCx2、ACx3
容量/288Wh
※エクストラバッテリーを増設することで576Whへと容量を倍増することが可能
定格出力/600W ※瞬間最大1200W
それほど高くなくて、使い勝手重視なら。SmartTap PowerArQ3
小型で価格もそれほど高くなくて、使い勝手がいいポータブル電源としておすすめなのがこちら。
内蔵のマンガン系リチウムバッテリーがカセット式となっていて、着脱可能なのがいちばんの特長です。
別売りの予備のバッテリーを持っていれば、一つのバッテリーを使いきっても、すぐに満充電のバッテリーを入れ替えて使うことができます。
バッテリー単体での充電ができるので途切れることなく電気が使えて便利。
ポータブル電源としては珍しく、ボディカラーは4色。
レッド、チャコール(グレー)、コヨーテタン(黄土色)、オリーブドラブ(モスグリーンに近い)。
好みで選べます。
サイズ/ 29.5×23.0 × 22.5 cm
重量/ 7.9 kg
出力ポート/USB-A×2、USB-A急速充電×2、USB-C PD×1、AC×2、DC×1、ワイヤレス充電ポート×1
容量/555Wh
定格出力/500W
SmartTap ポータブル電源 PowerArQ3 オリーブドラブ【バッテリー交換式】 (555Wh/150,000mAh/AC500W出力(最…
ポータブル電源を寿命で選びたい方に。Anker 757 Portable Power Station
ポータブル電源に使われているバッテリーはリチウムイオンバッテリーが主流です。
しかし、リチウムイオンバッテリーにもいろいろあって「リン酸鉄」を使っているものが比較的寿命が長くなります。
本製品では、寿命の長いリン酸鉄リチウムイオン電池の中でも高品質な電池を厳選して高い安全性も確保。
どんなバッテリーも使えば使うほど、新品の状態よりは電池の減りが早くなりますが、本製品なら3,000回、放電(使用)と充電を繰り返しても、バッテリーの最大容量が8割までしか低下しないとのことです。
出力ポートが14口あるのも魅力!
サイズ/ 46.26 ×23.73 × 28.81 cm
重量/ 19.9 kg
出力ポート/USB-A×4、USB-C×2、DCx1、Acx6
容量/1,229Wh
定格出力/1500W
Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh) 長寿命 ポータブル電源 リン酸鉄
最初からがっつり大容量。将来まで困らない。EcoFlow(エコフロー) DELTA MAX 1600
1612Whの大容量。これだけでもかなりいろいろな電化製品が複数同時に使えますが、さらに別売りのセクストラバッテリーをつなぐと最大5,644Whまで拡張できます。
しかも、大容量でありながら1.7時間で満充電できるスピード充電も特長。
出力ポートはAC、DC、USB、シガーソケットを合わせて15口。
ソーラーパネル、シガーソケットからの走行中充電、発電機、家庭のコンセントと4つの充電方法が使えるので、状況に合わせて充電が可能です。
容量、充電のしやすさ、拡張性などを総合的に見て、これを買っておけば車中泊での電化製品の使用に、将来まで困らない製品と言えそうです。
さらに大容量(2016Wh)のDELTA MAX 2000(242,000円、税込)もラインナップされています。
サイズ/ 49.7 x 24.2 x 30.5 cm
重量/ 22 kg
出力ポート/ AC出力×6、USB-A出力 x2、 USB-A急速充電 x2、 USB-C出力 x2、シガーソケット出力×1、DC5521出力 x2
容量/1,612Wh
定格出力/2,000W
大人気の大容量モデル!Jackery ポータブル電源 1500
容量は1534.68Wh。電子レンジや電気ケトルも余裕です。
Twin Turbo(ツインターボ)システムを搭載していて、フル充電までで最短4時間での充電が可能。
重量は16kgと大容量の割に重量を抑えているので、大人なら一人で持ち運べるでしょう。
充電方法はAC、シガ-ソケット、ソーラーパネルの3種類。
別売りのソーラーパネル・Jackery SolarSaga 200を2枚使用した場合、0~80%まで4時間で充電できます。
ポータブル電源とソーラーパネルの累計販売台数150万台の実績があるというJackery(ジャクリ)。
ユーザーレビューでの評価も高く、大人気のモデルです。
サイズ/ 41.6 x 39.4 x 33.9 cm
重量/ 16kg
出力ポート/ AC出力×3、USB-A出力 x2、 USB-C出力 x1、シガーソケット出力×1
容量/1534.68Wh
定格出力/1800W
日産自動車とJVCケンウッドなども共同でポータブル電源事業に参入!
ここまでは現在発売中で、おすすめのポータブル電源の紹介でした。
さて、車中泊の流行にともなってどんどん普及してきて、いろいろなメーカーから発売されているポータブル電源ですが、いよいよ大手自動車メーカーもこの分野に参入してくるようです。
今年の4月末には、日産自動車(以下、日産)とJVCケンウッド(日本ビクターとケンウッドが合併)、フォーアールエナジーが共同で、日産の電気自動車・リーフの再生バッテリーを利用したポータブル電源の開発をともに行うことで合意したことが発表されました。
4月26日には(開発)試作品も公開されています。
日産の電気自動車といえば「リーフ」。
これまでにグローバルで累計59万台以上が販売されています。
これらリーフに搭載されていた再生バッテリーを取り扱っているフォーアールエナジーは、使用された後でも高い残存性能と安全性を持ち、製造時にCO2の発生のないバッテリーを、ポータブル電源で二次利用するための開発を行います。
また、ポータブル電源で豊富な実績のあるJVCケンウッドは、カーナビゲーションやドライブレコーダーなどの車載機器やポータブル電源の開発で培った技術と知見を活かし、安全性はもちろん、使用済みバッテリーの再利用に最適化した設計と製品開発を行うとのこと。
つまり今回の提携で、日産、フォーアールエナジー、JVCケンウッドの3社が協力して開発した再生バッテリー利用のポータブル電源が近い将来に商品化されるということです。
大手自動車メーカーも注目しているポータブル電源。
ユーザーからすると、購入を検討する際に選択肢が増えてうれしい限りですね。
まとめ
今ある車に工事不要でポンッと載せるだけで、手軽に車内で電子レンジを使ったり、パソコンやスマホを充電できたりするようになるポータブル電源。
もはや車中泊の必需品と言ってもいいですね。
それぞれの電気の使い方に合ったものを選んで、車中泊ライフを今以上に充実させてください。
ライター:柏木シロー
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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