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パッと見は普通乗用車、でも中はキャンピングカー! 普段使いにも満足な、車中泊仕様のトヨタ・NOAH【愛車紹介】
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
昨今、軽自動車やミニバンをベースにしたレジャーから普段使いにも多目的に使えて、気軽に車中泊を楽しめるライトキャンパーが注目を集めています。
そこで今回は、納車まで9カ月!待ちに待ってやってきた我が家の愛車、トヨタ・NOAH(ノア)をベースにしたライトキャンパーNOAH DAYSの購入を決めた理由、そしてお気に入りな点と不満に感じているところも紹介します。
なぜ、このキャンピングカーを選んだのか?
私達がキャンピングカーの購入を検討したのは、友人夫婦がバンコン(バンコーバージョン)タイプのキャンピングカーを購入したのがきっかけでした。
話を聞いている時は面白そうだなと思っていただけでしたが、車の買い替えを検討していたこともあり次の車は何にしようかと悩んでいた時に、ふと友人のキャンピングカーのことを思い出し、車中泊ができる車にしたらどうかと考えました。
なぜなら、私達は以前から車でよくロードトリップ(車旅)をしていたので、長い道のりで疲れた時に気軽に休憩をし、渋滞を避けられる方法はないかなと思っていました。
そこで車中泊ができる車なら、気軽に途中で休みながら渋滞を避けることもでき、キャンプなどレジャーにも使えるので私達には最適だと考え、購入を検討することしました。
そうと決めてから、すぐにキャンピングカービルダーの店舗やイベントへ行きましたが、納得のいく車に出会うまでには時間がかりました。
私達が求めるキャンピングカーの条件は以下でした。
・駐車場に停められる(サイズ・重量)
・夫の身長でも問題なく寝ることができる(185cm)
・普段使いにも不便なく使える
・運転が快適で乗り心地の良い車
・シンクが装備されている
この条件でライトキャンパーを探すとなると、車種が限られました。
バンコンタイプのキャンピングカーは商用バンをベースとしたタイプが主流で、小型商用バンではニッサンの NV200やトヨタのタウンエースをベースとした車が多くありました。
私達は商用バンには今まで乗ったことがないので、乗り心地と運転支援機能・安全装備・快適装備が乗用車ほどは付いていないことに不安があったため、普通乗用車のミニバンタイプのモデルに絞りました。
初めてのキャンピングカー選びは知識もなかったので簡単ではありませんでしたが、いくつものキャンピングカービルダーに足を運び、ついに理想のモデルを見つけることができました!
それが、ホワイトハウスキャンパーというキャンピングカービルダーのトヨタNOAHをベースにしたキャンピングカーです。
限られたスペースを活かした、機能や装備
大幅な架装はしていないライトキャンパーなので、豪華な装備や機能は備わってはませんが、キャンピングカー初心者の今の私達には丁度よいのかなと思っています。
ポップアップルーフ
サイズ:長さ約:2130mm×幅約:1050mm
ポップアップルーフは身長185cmの夫でも安心して寝られるサイズです。
どうしてもミニバンタイプはポップアップルーフが小さめで夫には窮屈なものが多かったのですが、ホワイトハウスキャンパーのポップアップルーフは身長185cm程の人でも問題なく寝ることができます。
フルフラットのベッドスペース
セカンドシートはフルフラットになり、サードシートの場所に付属のベッドマットを置くことで大人2名でもゆっくりと寝られるベッドスペースになります。
ポップアップルーフ2名と合わせて計4名が就寝できるとのことです。
シンク・電子レンジ
シンクは給排水各10Lのタンクが設置され、電子レンジも標準装備です。
FFヒーター
エンジンを切っていても暖房が使える、FFヒーターも標準装備されていました。
サブバッテリー
サブバッテリーも標準装備。
1500Wのインバーターを介して車内のACコンセントから電気が取れます。
外部電源取り込み口も標準で付いていて、こちらも車内のACコンセントにつながっています。
電子レンジなどの家電やパソコン、車内のLED照明にも使えるので、車中泊の際にも快適に過ごせます。
次に、まだ納車されて2カ月ですが、使ってみて気に入っているところと、不満なところをご紹介します。
乗用車のミニバンタイプのキャンピングカーの購入を検討されている方は参考にしていただけたらうれしいです。
NOAH DAYSの、ここがお気に入り!
街中でも違和感なく、普段使いができる
屋根の高さも2000㎜未満なので立体駐車場も気にすることなく止められます。
駐車場探しには困りません。
また、見た目でキャンピングカーとわかる外観だと、どうしても目立ちますが、街中に溶け込む普通乗用車に見えるこのタイプは注目されるのが苦手な私達にはベストです。
ロングドライブにも安心・快適な乗り心地
ロードトリップ(車旅)で運転時間が長くなるからこそ運転時の快適さを求めました。
その点、普通乗用車であるトヨタNOAHなら乗り心地も問題なく、安全装備など様々な機能も備わっている点が長距離運転でも安心感を与えてくれます。
シンク&電子レンジ
シンクが付いていないベッドスペースだけの普通乗用車のミニバンをベースにした車中泊使用の車もありますが、やはりシンクと電子レンジはあってよかったです。
電子レンジがあればスーパーで購入した食品を手軽に温められ、シンクがあれば歯磨きや洗顔も車内ででき、シャワーにして足を洗う事も可能なので満足しています。
また、電子レンジの下の部分には収納式のミニテーブルが設置できるようになっていて、小さめですが食事にも使えます。
開放タイプのポップアップルーフ
ポップアップルーフ選びにこだわった点は、まずは高身長の夫でも寝られるサイズであること、次に網戸なしで開放ができるかどうかでした。
網戸だと外はあまりよく見えなく、網戸を開けることで限られた空間のポップアップルーフでも開放的に感じます。
希望は3面全て開放可能なタイプでしたが、ビルダーに問い合わせると3面網戸で1面だけ開放もできるタイプなら設置可能ということで、即決でお願いをしました。
起床時に網戸を開けて外の景色を見ながらゆっくり過ごす時間がお気に入りです。
自由にアレンジができるセカンドシート&回転フロントシート
セパレートタイプのセカンドシートはバタフライシート(蝶の羽のようにシートを折り畳むことができるため)が使われ様々なアレンジができ、さらにフロントシートも回転可能なので対面でも座れます。
限られた空間を活用し快適に過ごせるよう設計されていると思います。
シートアレンジでダイネットとしても使用でき、オプションで購入したテーブルを設置するとゆったりと食事ができるので追加購入してよかったです。
NOAH DAYSの、ここはちょっと不満!
収納が足りない
限られた空間を活かしてしっかりと就寝スペースは確保されていますが、収納スペースとしては小さな戸棚があるだけ。容量は小さいです。
ただ、収納の問題はライトキャンパーには仕方のないことなので、いろいろ工夫して収納スペースを増やしていこうと思います。
車内での調理には工夫が必要
調理を行う場合は、電子レンジ下の収納式のテーブルまたは食事用のテーブルになりますが、調理スペースとしてはせまいというのが正直な感想です。
私達は料理をするならキャンプ場の調理場を使います。
それ以外は旅先の美味しいものを味わうのを楽しむ旅のスタイルなので、そもそもそれほど調理をする予定はありませんでした。
とはいえ、キャンピングカーでの旅は車内での料理も醍醐味のひとつなので、工夫しながらいろいろと試してみたいと思っています。
おわりに
知人にキャンピングカーを購入したと話すと、みんなフルコンやキャブコンタイプの車を想像して驚きます。
私達夫婦も以前はキャンピングカーと聞くと、ロマンはあるけど大きくて運転や管理も大変で日々の生活では不便というイメージでしたが、探してみるとコンパクトで目立たないキャンピングカーがあるということを知り、これなら私達のライフスタイルにフィットしていると購入に至りました。
ミニバンタイプのNOAH DAYSは普段使いもでき、ひとりでも家族でも手軽に車中泊の旅やキャンプを楽しめるところが魅力だと思います。
私達夫婦のキャンピングカーデビューにはぴったりなこの愛車と、これからたくさん旅に出かけたいと思います。
目指すは日本一周!
ライター:La Noggie
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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