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【7月7日は七夕!】探してみると思ったよりも多かった「7」に縁のある車たち【推し車】

7月7日は七夕!普段は天の川に遮られて会えない織姫と彦星が年に一度再会できる日であり、笹に願い事を記した短冊を吊るす日。

筆者が住む宮城県仙台市を含め、8月に七夕祭りを開催する地域も多いため「7月の七夕」というイメージは薄れているものの、全国的には一応7月7日が七夕とされて、何らかの行事が行われる事が多い日とされています。

今回は「7」続きの七夕の日にちなみ、「7」に縁のある車を集めてみました。

オースチン セブン(BMC ミニ・1959年)

1962年まで「オースチン」ブランドのミニは「セブン」を名乗った

出典:flickr.com Author:Andrew Bone CC BY 2.0

え?これはBMWになる前の旧ミニだよね?と思うかも知れませんが、イギリス生まれの伝説的コンパクトカー、ミニは最初から「ミニ」として販売されたわけではありません。

第2次世界大戦後、生き残りのため合併を繰り返したイギリスの自動車メーカーでもっとも大規模になっていたBMC(ブリティッシュ・モーターコーポレーション)は低燃費で実用性に優れる安価なコンパクトカー「ADO15」を開発。

「オースチン」ブランドからオースチン セブン、「モーリス」ブランドからモーリス ミニ マイナーとして発売します。

戦前・戦後の傑作小型車マイナーの縮小版として位置づけたモーリス版に対し、オースチン版は戦前の傑作大衆車の車名を復活させたものでしたが、結局はモーリス版の「ミニ」が親しみやすいとして定着。

1962〜1963年頃にミニへと統一されますが、それまでのオースチン版は「セブン」を名乗っていました。

トヨタ7(1968年)

国産初のレーシングターボまで発展したグループ7レーシングカー

トヨタ7(開発コード474S・5リッター版の「ニュー7」)

1963年に始まった日本GP(日本グランプリ)は、当初の市販車レースからレーシングカーの争いとなり、特にトヨタと日産(元々はプリンスが開発)のグランプリマシンは、国産車メーカーの王座を賭けて激しく争いました。

トヨタが実際に戦うものとしては初めて開発したレーシングカーがトヨタ7で、由来は当時のFIA(国際自動車連盟)によるC部門第7グループに属するマシンのため。

3リッターV8版の「7」(415S)が1968年の日本GPに出場するも、シボレーの5.5リッターV8を積む日産 R381に敗れ、1969年に投入した5リッターV8エンジンの「ニュー7」(474S)も日産 R382に惨敗。

さらに日本初の自動車用ガソリンターボエンジンを積む7ターボ(578A)を開発するも、排ガス対策注力のため日産もトヨタも日本GPへ不参戦となり、その後の米Can-Amレース進出も実現せずに終わりました。

マツダ サバンナRX-7(1978年)

ロータス/ケータハム セブンと並び、日本ではもっともメジャーな「7」

マツダ サバンナRX-7(初代グループBラリー仕様・2014年グッドウッドフェスティバル走行車)

ロータリースポーツとしてはメジャーなRX-7ですが、いきなり「7」になったわけではありません。

マツダではファミリアロータリークーペにRX-85、ルーチェロータリークーペにRX-87という開発コードを与えた後、初代カペラ以降のロータリーエンジン車に海外ではRXナンバーを割り振りました(コスモスポーツはRXナンバーなし)。

初代カペラがRX-2、サバンナがRX-3、2・3代目ルーチェがRX-4、2代目コスモがRX-5で、RX-7を経て4ドアクーペのRX-8へ続きますが、商標登録上ではRX-1からRX-9までをマツダが登録しているものの、1と6、9の該当車は海外も含めありません。

結果的にラッキーナンバーの「7」をつけたRX-7が3代続くロータリースポーツの傑作となり、今もなお復活を望まれています。

最新「サバンナRX-7」中古車情報
本日の在庫数 34台
平均価格 360万円
支払総額 189~908万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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