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千原ジュニア×日産セドリック330:Vol.5(最終回)「千原ジュニアさんにとって“クルマ”とは?」MOBYクルマバナシ
【Profile】千原ジュニア1974年03月30日生まれ。京都府福知山市出身。
愛車:日産セドリック330型
前回までのインタビューはこちら:
Vol.1「死んだら棺桶にして欲しい」
Vol.2「愛車と過ごした日々とこだわり」
Vol.3「未来をともにする車」
Vol.4「タクシーのすべらない話」
Vol.5:千原ジュニアさんにとって“クルマ”とは?
幼少時からクルマに憧れを抱いていましたか?
小さい頃、父親がセリカに乗ってたんですよ。だから子供心に、三角窓とかがカッコイイなぁとは思ってましたね。いい車乗ってんなぁ、みたいな。
でもなんかこう……、父親の運転がめちゃくちゃ遅いんですよ。もうホンマに、常軌を逸するくらい遅い。というのも父親は設計士やから、建物見て走りよるんです。それで後ろからクラクション鳴らされるんですけど、本人はどこ吹く風で。
だから父親の運転する車、すごい嫌でしたねぇ。
これからドライブに行きたい場所や、一緒に行きたい人はいますか?
千葉にすごいキャンプ場があるとかいってね、そこに行きたいと思ってますね。
そもそもドライブって言われても、目的地を決めずに走ることが無いんですよ。絶対行きたい場所があって、そこまでの過程やから、温泉だったら後輩とかみんなで行くし、ご飯食べ行くんやったら奥さんと行くし、行く場所によって人を選んでます。
でも今はやっぱり、甥っ子2人を乗っけてどこかに行くのが一番楽しいですね。過去は京都の水族館とか、まぁご飯食べ行ったりとか、甥っ子とは色んな場所に行ってます。
最近「マンチェスター・バイ・ザ・シー」っていう映画を観たんですよ。主人公が兄の死をきっかけに甥っ子と生活を始めるっていうストーリーなんですけど、めっちゃいい映画で。せいじ死なないかなぁ、思いましたわ(笑)。
千原ジュニアさんにとってクルマとは?
なんかこう、自分だけの空間やし、物事を考えるのに一番適しているというか……、勉強部屋みたいな感じですかね。
車に乗っているときは考え事ばっかりしています。一番してるんじゃないかな。仕事の事とか、これから向かう現場のこととか、……ずっと考えてますね。
愛車である330日産セドリックをこよなく愛し、15年以上も一途に乗り続ける千原ジュニアさん。昨今のクルマには見られなくなったクラシックカーならではのディティールを大切に守り続ける千原ジュニアさんのこだわりは、クルマ好きなら誰もが憧れるロマンスであると言えます。
千原ジュニアさんにとってクルマとは勉強部屋であり、苦楽を共にしてきた唯一無二の相棒。そんな330を“棺桶にしたい”と語った千原ジュニアさんの生き様は、誰よりも眩しく、男らしい美学を感じます。
前回までのインタビューはこちら:
Vol.1「死んだら棺桶にして欲しい」
Vol.2「愛車と過ごした日々とこだわり」
Vol.3「未来をともにする車」
Vol.4「タクシーのすべらない話」
取材:村橋ゴロー
撮影:渡部孝弘
文:MOBY編集部
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...