マツダ「VISION COUPE（ビジョンクーペ）」コンセプトカーの発売の可能性は？

マツダ「VISION COUPE」が欧州コンセプトカー・オブ・ザ・イヤーを受賞

マツダ VISION COUPEが、ジュネーブモーターショー2018にて開催された「第11回 Car Design Night」にて、「コンセプトカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

コンセプトカー・オブ・ザ・イヤーは、その年で一番評価の高いコンセプトカーに贈られるものです。
パリの国際自動車フェスティバルでも「最も美しいコンセプトカー」に選出されたマツダ VISION COUPEは、デザインが世界的に評価されているといえます。

マツダ「VISION COUPE」が「最も美しいコンセプトカー」に選出

マツダは、フランス・パリで開催中の「第33回Festival Automobile International（国際自動車フェスティバル）」において「マツダ VISION COUPE」が「Most Beautiful Concept Car of the Year（最も美しいコンセプトカー）」に選出されたことを発表しました。

同賞は、著名な建築家やファッションデザイナーなどの選考委員により、美しさやデザインにおける創造性や新しいトレンドを最も体現しているコンセプトカーに贈られるものです。
マツダからは2016年に「Mazda RX-VISION」が選出されています。

魂動デザインの新たな方向性に挑んだというマツダ VISION COUPEは、日本の繊細な美意識を反映させています。

マツダ「VISION COUPE」が東京モーターショーで初公開！

マツダは10月25日、東京モーターショー2017において、新型コンセプトモデルの「VISION COUPE（ビジョンクーペ）」を世界初公開しました。
「VISION COUPE」は、次世代デザインが目指す、「エレガントで上質なスタイル」を描いたデザインビジョンモデルとなります。

マツダ「VISION COUPE（ビジョンクーペ）」とは？

「VISION COUPE」は、日本の美意識の本質を突き詰め、「エレガントで上質なスタイル」をつくり上げることを目指す『魂動デザイン』の深化を表現した、次世代デザインビジョンモデルです。
シンプルかつスピード感あふれるフォルムの外装と、立体の深みと前後方向への軸により、スピード感がありながらも余裕のある内装を作り上げています。

魂動デザインとは？

『魂動デザイン』とは、マツダが2012年以降の新型車に採用している共通デザインテーマです。
「魂動」は「魂の動き」であり、英語では「KODO：SOUL of MOTION」と表記されます。

車を単なる鉄の塊でなく「命あるもの」としてとらえ、生き物のような温かさと躍動感を感じさせる「生きた車」をつくるのが、魂動デザインです。
「VISION COUPE」では、『魂動デザイン』をさらに“深化”させた、次世代のデザインが採用されています。

魂動デザインをテーマにした香水が登場！

マツダ「VISION COUPE」のエクステリア（外装）デザイン

「VISION COUPE」の外装デザインは、基本骨格を伸びやかな4ドアクーペとし、車らしい美しさとマシンとしての高性能さを感じさせるシルエットとしています。
そのうえで、余分な要素を削り落として「引き算の美学」を体現したシンプルなフォルムや、ショルダー部のシャープな光、ボディサイドで変化を続ける光と影の繊細な動きのコンビネーションによって、より自然で新しい生命感を表現しました。

日本の美意識を体現し、マツダらしい「エレガンス」を追求してより“深化”した『魂動デザイン』から、新たなステージのマツダデザインが始まります。

マツダ「VISION COUPE」のインテリア（内装）デザイン

シンプルにして洗練された「VISION COUPE（ビジョンクーペ）」の内装デザイン。
美しい木目調のパネルによって、エレガンスさと高級感が高められています。

マツダ「VISION COUPE」は「RX-VISION」の進化版なのか？

マツダ RX-VISION

マツダが2015年の東京モーターショーで公開した「RX-VISION（RXビジョン）」。
同じVISION（ビジョン）の名を持つコンセプトカー「VISION COUPE」と「RX-VISION」の関係性について、東京モーターショーに赴いたMOBY編集部がマツダの担当者に取材したところ、「VISION COUPEはRX-VISIONが進化したモデルではない」との回答が得られました。

東京モーターショー2017の開催前には、RX-VISIONのテーマを進化させたデザインの新型コンセプトカーが出展されるという噂が流れていましたが、実際には同じ『魂動デザイン』を採用した、次世代デザインのコンセプトカーだったという訳です。

マツダ RX-VISION（RXビジョン）とは？

「RX-VISION」は、マツダが2015年の東京モーターショーで公開したコンセプトカーです。
『魂動デザイン』を採用したボディには、ロータリーエンジンと「スカイアクティブテクノロジー」を融合した次世代エンジン「SKYACTIV-R」を搭載しています。

「RX-VISION」は、新型RXシリーズのベース車になると予想されていましたが、MOBY編集部がマツダの担当者に取材したところ、「RX-VISIONは、RX-9などの新型スポーツモデルとなって後に市販化されるプロトタイプではない」との回答が得られました。

マツダ「VISION COUPE」がRX-9として発売される可能性は？

マツダ「VISION COUPE」の最新情報について、お伝えしてきました。

ネット上では、「VISION COUPE」が新型RX-9として発売されるという噂も流れていますが、MOBY編集部が東京モーターショーでマツダの広報担当に取材したところ、「VISION COUPEは、あくまでマツダのデザインの方向性を示したもので、この車の市販化をするというものではない。また、RX-9の復活を示唆するものでもない。」との回答が得られました。

そのため、上述した「RX-VISION」の件も合わせて、「VISION COUPE」がRX-9として市販化されることは無いと思われます。
ただ、「VISION COUPE」のコンセプトやデザインが、何らかの形でマツダの新型車に採用される可能性はあるので、期待しておきましょう。

MOBYでも、マツダの新型車に関連する情報を今後も追っていくので、どうぞご期待ください！

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