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マツダ3 ファストバック ディーゼル 試乗レポ「デザインに惚れたら買い」で正解

#3分で読める

今回の試乗車:Mazda3 ファストバック 1.8Lディーゼル

グレードは「XD Lパッケージ」グレード名の「L」はレザーの頭文字。基本装備は布シートの「プロアクティブ」と変わりない。

今回の総走行距離は約600km。感想を結論から申し上げましょう。

・外装、内装ともにデザインが秀逸すぎる。
・そこそこよく走る。十分。
・燃費もいい。
・峠が楽しいハンドリング。
・乗り心地は固め。が、すぐに慣れる。

ボディカラーは新色の“匠塗”、ポリメタルグレーメタリック。樹脂の「ポリ」と金属の「メタル」が融合した青みのあるグレー。筆者の好きな色で、広報車を借りるときこのボディカラーを指定させてもらった。

デザインの良さは群を抜いて、それ以外が……というわけではありません。「Mazda3」は価格にも注目いただきたい。1.5Lガソリンの最安価グレードで税込222万円。最安価グレードといっても装備がスッカスカにはなりません。2.0Lガソリンエンジンを積み、皮シートのグレード(20S Lパッケージ)でも税込270万円。乗り出し300万円前後のクルマでここまで上質な外装、内装デザインを持つ国産車が他にあったでしょうか?

欲を言えば、もっとエンジンパワーが…乗り心地をもう少し…と言いたくなるところですが、200万円前半からの価格に収めたところ考えるとマツダさんはよくやった、と讃えたい。

落ち着いたレッドの内装色。これも筆者の好み。

マツダ3は、デザインに惚れたら買い。それで正解です。マツダ3のオーナーになったら、ちょっと上質な日常を手にすることができるでしょう。

第40回 2019-2020 カー・オブ・ザ・イヤーでは2位の結果。満点の10点を入れた選考委員は皆口を揃えてデザイン性の高さを評価。無理難題を克服した「SKYACTIV-X」エンジンにも高い評価。このエンジンについては別の取材記事で詳しくお伝えします。

マツダ広報担当者に、ひとつ希望をお伝えしました。「マツダ3に、2.5Lターボを積んでください」と。ボンネット内にぎりぎり収まるでしょう。フロントヘビーな重量配分になりバランスが悪そうではありますが、優秀な制御が効くAWDを積めばなんとかなるかと。

荒船山へドライブ

「人馬一体」のことばを掲げるマツダさん、2020年はル・マン耐久にも参戦されるそう。ホットハッチ・マツダ3に筆者は淡い期待を抱いて筆を置くことにします。

撮影・文:MOBY編集部 宇野 智

画像ギャラリー・スペック

全長:4,460mm 全幅:1,795mm 全高:1,440mm ホイールベース:2,725mm 車両重量:1,410kg
XD Lパッケージ 6速AT 2WDの新車車両価格は297万円。
乗車定員:5名
「骨盤を立てて座る」シート。きちんとセッティングして乗りたい。
ペダルの配置位置もマツダは拘る。
「SKYACTIV-D 1.8」直列4気筒DOHCターボディーゼルエンジン。排気量1,756cc 最高出力:85kW[116ps]/4,000rpm 最大トルク:270N・m[27.5kgf・m]/1,600-2,600rpm
WLTCモード燃費:19.8km/L 市街地モード:16.4km/L 郊外モード:19.7km/L 高速道路モード:21.8km/L
実燃費:市街地 14-15km/L・山岳路 16-17km/L・高速 18-20燃費
リアサスはマツダ肝いりの開発。研究しつくした結果、トーションビーム式に。
最新「MAZDA3ファストバック」中古車情報
本日の在庫数 991台
平均価格 229万円
支払総額 126~398万円
執筆者プロフィール
宇野智
宇野 智
モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...

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