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【おフランス版ジムニー】など今復活したら売れそうなフランス車たち【推し車】

かつて国民車として長く作られたり、話題を呼んで人気になったものの、時代の流れで現代には存在しない車たち。

しかし、中にはリメイクなどで現代的解釈になるとしても、復活すれば「今だからこそアリだろう!」と人気が再燃する車があるかもしれません。

今回はEVやプラグインハイブリッドも盛んなフランス車から、おそらくリメイク版はEVになるであろう3台を紹介します。

シトロエン 2CV(1949年)

超小型EVアミが現在の2CV…では物足りないからリメイク希望!

シトロエン 2CV チャールストン
1980年に登場、末期の代表的モデルだった

第2次世界大戦前、「こうもり傘のように簡素で格安」、「農村の荒れた道でもカゴいっぱいの卵が割れない」をコンセプトに開発するも、戦争で初期量産車は破壊され、ナチスドイツ占領下でコッソリ開発を継続します。

戦後のパリ・サロンで公開されるとあまりの簡素さに酷評されましたが、ユーザーは安くてよく走り燃費もいい2CVに殺到して大ヒット。戦後フランスの国民車的存在になり、1990年まで生産されました。

ビートルやミニのようにリメイク版がないのはもったいない話で、最近デビューしたクワドリシクル(超小型車)のアミが現代版2CVとも呼ばれています。もっとちゃんと似た形で、EVでもよいからリメイクしてほしいものです。

シトロエン メアリ4×4(1979年)

おフランスのジムニー、FF版リメイクは限定販売のEメアリとして実現

メアリ4×4
「フランス人がキューベルワーゲンを参考にジムニーを作ったらこうなった」ようなデザイン

2CV後継車ディアーヌのプラットフォームを使い、2CVの簡便で使い倒せる部分を受け継いだ実用車メアリ(1968年発売)のモデル末期、オフロード走行も考慮したパートタイム4WD車を追加したのがメアリ4×4。

フランス版ジープというより、小柄なボディからフランス版ジムニーといった方がよいような車。小型軽量ボディに本格的で信頼性の高い4WDシステムにより、高い悪路走破性や登坂能力を誇るのもジムニーと似ています。

原型のFF車メアリは2016年にEVの「Eメアリ」として1,000台限定で復活しましたが、メアリ4×4もEメアリか、リメイク版2CVベースのEVオフローダーとして復活すると楽しそうです。

ルノースポール スパイダー(1996年)

仕様によってはフロントウィンドウすらなかった割り切りよう

flickr.com Author:Brian Snelson CC BY 2.0
ルノースポール スパイダー(スピダー) パラブリーズ仕様

登場した時にはその低さにビックリ、並列2シーターミッドシップのフルカウルレーサーをそのまま市販したようなデザインで、デビュー当初の「ソートバン」仕様はフロントスクリーンがなく、走っている限り雨風が吹き込まない整流板しかありません。

後に一般的なオープンカーのようなフロントスクリーンを持つ、「パラブリーズ」仕様が作られ、脱着式のハードトップや簡素なソフトトップ(幌)も純正または自作で取り付け可能になりましたが、これほど走りだけに振り切った車は珍しかったものです。

安全基準の問題で現在の復活は困難とも言われますが、EVスポーツでこんな車があれば、EV普及のイメージリーダーとして最適ではないでしょうか?

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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