更新
【おフランス版ジムニー】など今復活したら売れそうなフランス車たち【推し車】
かつて国民車として長く作られたり、話題を呼んで人気になったものの、時代の流れで現代には存在しない車たち。
しかし、中にはリメイクなどで現代的解釈になるとしても、復活すれば「今だからこそアリだろう!」と人気が再燃する車があるかもしれません。
今回はEVやプラグインハイブリッドも盛んなフランス車から、おそらくリメイク版はEVになるであろう3台を紹介します。
シトロエン 2CV(1949年)
超小型EVアミが現在の2CV…では物足りないからリメイク希望!
第2次世界大戦前、「こうもり傘のように簡素で格安」、「農村の荒れた道でもカゴいっぱいの卵が割れない」をコンセプトに開発するも、戦争で初期量産車は破壊され、ナチスドイツ占領下でコッソリ開発を継続します。
戦後のパリ・サロンで公開されるとあまりの簡素さに酷評されましたが、ユーザーは安くてよく走り燃費もいい2CVに殺到して大ヒット。戦後フランスの国民車的存在になり、1990年まで生産されました。
ビートルやミニのようにリメイク版がないのはもったいない話で、最近デビューしたクワドリシクル(超小型車)のアミが現代版2CVとも呼ばれています。もっとちゃんと似た形で、EVでもよいからリメイクしてほしいものです。
シトロエン メアリ4×4(1979年)
おフランスのジムニー、FF版リメイクは限定販売のEメアリとして実現
2CV後継車ディアーヌのプラットフォームを使い、2CVの簡便で使い倒せる部分を受け継いだ実用車メアリ(1968年発売)のモデル末期、オフロード走行も考慮したパートタイム4WD車を追加したのがメアリ4×4。
フランス版ジープというより、小柄なボディからフランス版ジムニーといった方がよいような車。小型軽量ボディに本格的で信頼性の高い4WDシステムにより、高い悪路走破性や登坂能力を誇るのもジムニーと似ています。
原型のFF車メアリは2016年にEVの「Eメアリ」として1,000台限定で復活しましたが、メアリ4×4もEメアリか、リメイク版2CVベースのEVオフローダーとして復活すると楽しそうです。
ルノースポール スパイダー(1996年)
仕様によってはフロントウィンドウすらなかった割り切りよう
登場した時にはその低さにビックリ、並列2シーターミッドシップのフルカウルレーサーをそのまま市販したようなデザインで、デビュー当初の「ソートバン」仕様はフロントスクリーンがなく、走っている限り雨風が吹き込まない整流板しかありません。
後に一般的なオープンカーのようなフロントスクリーンを持つ、「パラブリーズ」仕様が作られ、脱着式のハードトップや簡素なソフトトップ(幌)も純正または自作で取り付け可能になりましたが、これほど走りだけに振り切った車は珍しかったものです。
安全基準の問題で現在の復活は困難とも言われますが、EVスポーツでこんな車があれば、EV普及のイメージリーダーとして最適ではないでしょうか?
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
新型車に関する最新情報はコチラ!
【推し車シリーズ】まとめて読みたい人はコチラ!
メーカー別●●な車3選はコチラ
スポーツカーを中心にまとめた3選はコチラ
- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...