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【リコール】ハイゼットやアトレーワゴンなど約8.6万台にハンドルがきかなくなるおそれ

ダイハツ ハイゼットなど86,483台にリコール

2022年10月20日、ダイハツはかじ取り装置(ステアリングギヤ)において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は合計27件で、事故の発生はないと伝えられています。

改善対策の対象となるのは2019年8月1日~2020年9月16日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

同日、スマートアシスト搭載車19万台には改善対策届出が出されました

ダイハツ ハイゼットなどにおける不具合の状況

リコール イメージ画像

ダイハツ ハイゼットをはじめ、ハイゼット デッキバン、アトレーワゴン、スバル サンバー、サンバー オープンデッキ、ディアス、トヨタ ピクシスバンのステアリングギヤにおいて、ブーツ取付け部のシールが不適切かつエアコンドレンホースが直上にあるため、エアコン凝縮水が当該取付け部に滴下しギヤ内部に浸入するものがあり、そのため、そのままの状態で使用を続けると、ギヤ内部に錆が生じて異音が発生し、最悪の場合、ベアリングが破損し操舵ができなくなるおそれがあるとのこと。

これをうけてダイハツは、全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付けると伝えています。

不具合発生箇所と改善方法

【不具合発生箇所】
かじ取り装置(ステアリングギヤ)
【改善措置の内容】
全車両、エアコンドレンホースに延長用ホースを追加するとともにステアリングギヤのブーツ内を点検し、水の浸入が認められたものはステアリングギヤを新品と交換する。水の浸入が認められないものはブーツを適正に取付ける。

問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。

対象となる車両情報

冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

【開始】
2019年(令和1年)8月1日
【終了】
2020年(令和2年)9月16日

リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。

型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。

■ダイハツ ハイゼット
【型式】
3BD-S321V
5BD-S321V
EBD-S321V
HBD-S321V
3BD-S331V
5BD-S331V
EBD-S331V
HBD-S331V
【対象車が含まれる車台番号】
S321V-0423109~S321V-0466735
S331V-0228296~S331V-0251237
【対象車の台数】
43,569台 (3BD-S321V~HBD-S321V)
22,926台 ( 3BD-S331V~HBD-S331V)

■ダイハツ ハイゼットデッキバン
【型式】
3BD-S321W
EBD-S321W
3BD-S331W
EBD-S331W
【対象車が含まれる車台番号】
S321W-0009022~S321W-0010045
S331W-0012999~S331W-0014730
【対象車の台数】
1,024台 (3BD-S321W、EBD-S321W)
1,782台 (3BD-S331W、EBD-S331W)

■ダイハツ アトレーワゴン
【型式】
3BA-S321G
ABA-S321G
3BA-S331G
ABA-S331G
【対象車が含まれる車台番号】
S321G-0076257~S321G-0078900
S331G-0036250~S331G-0038033
【対象車の台数】
2,643台 (3BA-S321G、ABA-S321G)
1,782台 (3BA-S331G、ABA-S331G)

■スバル サンバー
【型式】
3BD-S321B
5BD-S321B
EBD-S321B
HBD-S321B
3BD-S331B
EBD-S331B
HBD-S331B
【対象車が含まれる車台番号】
S321B-0020632~S321B-0022845
S331B-0019747~S331B-0021739
【対象車の台数】
2,214台 (3BD-S321B~HBD-S321B)
1,992台 (3BD-S331B~HBD-S331B)

■スバル サンバーオープンデッキ
【型式】
3BD-S321Q
EBD-S321Q
EBD-S331Q
【対象車が含まれる車台番号】
S321Q-0000240~S321Q-0000252
S331Q-0000420~S331Q-0000472
【対象車の台数】
13台 (3BD-S321Q、EBD-S321Q)
53台 (EBD-S331Q)

■スバル ディアス
【型式】
ABA-S321N
ABA-S331N
【対象車が含まれる車台番号】
S321N-0003847~S321N-0003957
S331N-0004094~S331N-0004226
【対象車の台数】
110台 (ABA-S321N)
133台 (ABA-S331N)

■トヨタ ピクシスバン
【型式】
3BD-S321M
5BD-S321M
EBD-S321M
HBD-S321M
3BD-S331M
5BD-S331M
EBD-S331M
HBD-S331M
【対象車が含まれる車台番号】
S321M-0028814~S321M-0034275
S331M-0017657~S331M-0020511
【対象車の台数】
5,448台 (3BD-S321M~HBD-S321M)
2,845台 (3BD-S331M~HBD-S331M)

対象車種かどうかの確認方法

すでに型式や車台番号を把握している場合、ダイハツなどのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。

リコール等情報対象車両検索【ダイハツ】
リコール等情報対象車両検索【スバル】
リコール等情報対象車両検索【トヨタ】

わからない場合、以下の方法で確認してください。

型式と年式を確認する方法

軽自動車の車検証
車検証(画像は軽自動車のもの)

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。

型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。

一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。

【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても

車台番号を確認する方法

車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。

今回対象となる車両の車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。

車検証で確認する

車検証
出典:https://www.toyota.co.jp/

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。

車体の刻印で確認する

車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。

車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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