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「原点に帰って愛されよう」レトロ路線で誕生した1980年代の丸目の車たち【推し車】

妙に角ばってキリッとした目をしていたり、オラついた顔で威嚇するようなクルマへのアンチテーゼとして、丸目でカワイイ人畜無害な顔つきをしたクルマがウケている…と言っても現在の話ではなく、昔からそういうクルマが発売されては、ヒットしてきたものです。

それも日本で角型ヘッドライトやリトラクタブルライトが主流になった1980年代早々には、「原点に帰って愛されるクルマを」というレトロカー路線が始まっていましたが、その時代の代表的な3台を紹介しましょう。

ホンダ シティ(初代・1981年)

これからは角目で低いクルマ?冗談じゃないとばかりに登場した反逆児

ホンダ シティ R(初代)

1980年代初期、表面が円滑なフラッシュサーフェス化や、クサビ型のウェッジシェイプといった、「背の低い近代的デザイン」が高級車から大衆車まで大流行し始めた頃。

ホンダも、2代目シビック(スーパーシビック)や初代アコードのヘッドライトを丸目から角目へ切り替えた時期に、シレッと丸目ヘッドライトに背の高いトールボーイスタイルで現れた初代シティに、戸惑った人は多かったはずです。

当時まだ7歳だった筆者も「あのホンダが?」と驚いたクチですが、背が高いのに空気抵抗は少ないと聞いて、何事も見かけによらぬと感心したのを覚えています。

ブリスターフェンダーのターボII”ブルドッグ”でも、カブリオレでも印象は変わらず人気だったのに、1986年にモデルチェンジした2代目は角目ヘッドライトにガッツリ低いクラウチングチングスタイルで初代を完全に否定。

「ホンダって何考えてるのかよくわからない」と思ったものです。

日産・Be-1(1987年)

35年前から、レトロカーって変わらないものです

日産 Be-1 キャンバストップ

初代マーチ(1982年)をベースに、思い切って全く違う丸目ヘッドライトに丸っこいボディを架装した、日産パイクカー軍団、そして国産レトロカーの第1号。

1970年代半ばまで丸目ヘッドライトのクルマなんて当たり前に売っており、何ならオールド・ミニが2000年まで売っていた中で「古くて新しいレトロカールックなクルマを売ろうじゃないか」とやったのですから、当時は時間の流れが今より早かったんでしょう。

あるいは近代的デザインとは常に反発されて、昔ながらの暖かみを求めるユーザーが常に一定数以上いる、という事なのかもしれません。

しかし、現在のスズキ ハスラーやダイハツ ムーヴキャンバスなどを見ていると、人々が求めるレトロカーのデザインとは、Be-1から35年経っても全く変わらず、ならばレトロカーとは「古い」ではなく「変わらない」という意味なんだろうか?と考えさせられます。

マツダ オートザム キャロル(2代目キャロル・1989年)

アルトがベースの、マツダ版バイクカー

マツダ オートザム キャロル(2代目キャロル)

既存車をベースに、全く異なる丸目ヘッドライトのレトロ調やファニールックなボディを架装するのは、今でも光岡など国産コーチビルダー(架装業者)の得意技ですが、かつてはマツダもキャロルにオリジナルボディを架装していました。

これが丸目に丸っこいボディの可愛らしいクルマで、キャンバストップなどはオシャレ感覚も満載、当時マツダ5チャンネル体制の一翼を担ったオートザム店にピッタリです。

3代目(1995年)も含め、どこかイタリア車かフランス車の趣を感じつつ無国籍風、強いて言えばアニメに出てきそうなオリジナルデザインは、バブル時代の大らかさや自由さを感じさせます。

それも日産パイクカー軍団のように台数限定や期間限定ではなく、普通に売っていたのは今考えれば驚きで、4代目以降はただのアルトOEMになってしまったのは残念でしたが、ヴィヴィオビストロやミラジーノなど、他社にも影響を与えたであろう傑作でした。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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