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【初心者向け】タイヤの空気の入れ方!空気圧の見方や必要な道具を紹介

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タイヤの空気圧を確認してから空気を入れる

車に装着されているタイヤの空気を入れる際、ただ単純に空気を入れただけで安心と考えている人が多いのではないでしょうか。

しかし、空気圧は車両によって条件が異なり、適正な数値を保たないとかえって車両のトラブルに繋がる可能性があります。

安全に車を走らせるためには、車両ごとに設定された適正なタイヤの空気圧を確認してから、空気を入れるようにしましょう。

この項目では、なぜ適正なタイヤの空気圧を保たなければならないのか、2つの理由を挙げてみました。補足として、どうすれば適正な空気圧をチェックできるのかについても取り上げています。

【理由1】空気圧不足=走行中にトラブルが発生しやすくなる

空気圧が適正な数値を下回って不足していると、走行中にトラブルが発生しやすくなるようです。

主なトラブルを例に挙げてみました。

  • タイヤが異常な発熱を引き起こす
  • タイヤがバーストする
  • 走行安定性の低下
  • 燃費の悪化
  • タイヤの寿命が短くなる

タイヤの空気圧が足りない状態で車を走らせていると、路面との設置面積が広くなり、タイヤのトレッドやサイドウォールなどにかかる負荷が大きくなります。ゴムの摩耗が偏ったり、グリップ力が低下したりする可能性が高まるでしょう。

結果、タイヤに亀裂が入りバーストしてしまいます。タイヤのバーストが元凶となり、交通事故へ繋がるシチュエーションもあるようです。

また、空気圧低下はタイヤの負担が高まるほか、燃費を悪化させる、もしくはタイヤの寿命が短くなる要因ともなりかねません。早めの空気圧補充が重要となるでしょう。

【理由2】空気圧過剰=タイヤへの負担が大きくなる

空気圧不足が問題となる反面、空気圧が過剰となるのも問題です。

タイヤへ十分に空気圧が入っているから安全ではありません。以下のトラブルが発生する可能性があります。

  • トレッド中央部分に負荷が掛かり、タイヤの摩耗が偏る
  • 空気の入り過ぎにより衝撃の吸収ができなくなり、乗り心地が悪化する
  • タイヤの接地面積が減ることによるハンドリング性能の低下

空気圧が過多の状態では、タイヤのゴムが膨れ上がることにより路面との接地面積が狭くなります。接地面積が減ることによりタイヤの摩耗が偏ったり、走行中の衝撃吸収ができなくなったりして、パンクやバーストに繋がりかねません。

「タイヤの空気が少ないから、多めに入れておこう」ではなく、適正な空気圧数値でタイヤを管理するのが重要となるでしょう。

【補足】“空気圧の適正数値”は身近な場所に書いてある

車両ごとに適正なタイヤの空気圧の数値が異なります。空気圧の数値をチェックするのは簡単でないように感じるかもしれません。

しかし、運転席のドア開口部などに「車両指定空気圧」と書かれたステッカーラベルが張られていて、適正な空気圧数値が書かれています。例えば、「フロント:200kPa、リア:220kPa」と書かれていれば、その車種に装着するタイヤで入れるべき空気圧の数値です。

ただし、メーカーによっては同じサイズ・扁平率のタイヤで空気圧の適正値が異なる、同一種類のタイヤでも個体により空気圧の適正値どおりに入れても十分な性能を発揮しない可能性がある点は注意すべきです。

タイヤの状態を正常に保つため、車両指定空気圧をチェックしておくとよいでしょう。

タイヤ交換にかかる値段について詳しく知りたい方はこちら

【ガソリンスタンド】タイヤの空気の入れ方

@BJ/stock.adobe.com

タイヤの空気圧は、自動車ディーラーやカー用品店などで調整をお願いできるケースが多いです。

しかし、普段給油で利用するガソリンスタンドでも、“据え置きタイプ”もしくは“持ち運び式”空気圧を補充するための機械が置いてあります。

車の使用頻度に関係なく、2週間に一度は空気圧チェックをするように心掛けるとよいでしょう。

空気圧補充用の機械となる「空気充填機」の使い方は以下の手順で進めてみてください。

  1. エアチャック(ホースの先端についている注入口)をタイヤのバルブに取り付ける
  2. タイヤのエアゲージ(機械本体に表示計があったり、ホースの途中についていたりする)に内圧が表示される
  3. エアゲージに表示されている空気圧に従い、適正値となるようレバーやボタンなどで機械からタイヤへ空気を注入、もしくは空気を抜き取る
  4. 調整が完了したら、タイヤのバルブからエアチャックを外し、空気が漏れないようバルブの注入口をキャップで塞ぐ

空気注入用のホース先端についている「エアチャック」を、タイヤのバルブに取り付けます。この際、バルブについているキャップ(ゴムで作られているケースが多い)を外し、空気漏れがないように取り付けるのに注意してみてください。

エアチャックをバルブへ取り付けたら、「エアゲージ」で空気圧をチェックします。空気充填機の本体、あるいはホース途中にメーターがついているため、メーターの針が示している数値を確認してみましょう。

エアゲージで示している空気圧の数値がチェック出来たら、空気圧の適正数値に従い、レバーやボタンなど機械の仕組みに従ってタイヤへ空気を注入する、もしくは抜き取る作業を進めてみてください。適切な空気圧となったら、タイヤのバルブからエアチャックを取り外し、空気が漏れないようバルブの注入口をキャップで再び塞いでください。

タイヤの適正空気圧について詳しく知りたい方はこちら

タイヤへ空気を入れるのに必要な道具

@NATALLIA/stock.adobe.com

お店に出向かなくても、自家用のアイテムを入手すればタイヤの空気圧調整は可能です。

自家用の空気圧調整アイテムは以下の選択肢があります。

  • 電動エアーコンプレッサー
  • 電動エアーポンプ
  • 足踏み式エアーポンプ

近年はバッテリーが搭載された「電動エアーコンプレッサー」「電動エアーポンプ」が主流です。電源がなくてもバッテリータイプとなっているため持ち運びができて、手や足などで力を使うような操作がなく簡単に車のタイヤ空気圧を調整できるメリットがあります。

一方、昔ながらの足踏み式エアーポンプ商品も注目です。手動でありながら十分な空気圧補充が可能。大型トラックなどではなく乗用車・軽自動車レベルの車両に使っているタイヤであれば、足踏み式エアーポンプでも問題なく使えるでしょう。

予算に余裕があれば電動エアーコンプレッサーか電動エアーポンプ、少しでも安く、緊急用にタイヤの空気圧調節アイテムが欲しい人なら足踏み式エアーポンプがおすすめです。

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