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傷消しの人気おすすめ商品と選び方|作業前にの大きさや深さの確認を
ボディを磨いた際に付く磨き傷や、ほんの軽くボディの表面を擦ってしまったりした傷などは、板金塗装を行なわなくてもDIY作業である程度消すことができます。その際に使用するのが、自動車用の傷消しとして売られている製品です。
傷消しの種類と、傷を消す方法の違い
ボディの傷を消すのには2種類の方法があります。ひとつは表面を削って傷を消す方法、もうひとつとは傷を埋めて消す方法です。削って消す時に使用されるのはコンパウンドなどの研磨剤が配合された物で、傷の深さまで塗装の表面を削り落として傷を消します。荒さの異なるものがセットになっているタイプは、少しずつ目を細くしていくことで傷が目立たなくなっていきます。
傷を埋めて消すタイプには塗装の表面に馴染む樹脂などが配合されており、その成分が傷に入り込むことで傷がわかりにくくなります。また、埋められる傷の深さには限界があるので、完全に傷を消すことができない場合もあります。
ただ、いずれのタイプも磨き傷程度の極めて浅い傷にしか効果がないので、下地が出てしまったり触ってわかるような傷には使うことができません。傷が深い場合は板金やパテ埋めをした上で、塗装をしなおす必要があります。
傷消しの選び方
傷消しを使用する場合は、その製品の特性をよく理解しておく必要があります。塗装表面を研磨するタイプは完全に傷を消すことができますが、当然作業した部分の塗膜は薄くなります。そう簡単に塗装がダメになるという訳ではありませんが、やり過ぎれば当然塗装にダメージが出ます。
また、使える色が限られているものもあるので、間違えて使ってしまうと表面の艶が無くなってしまうこともあるので注意が必要です。傷を樹脂などで埋めるタイプは塗装を傷めることはありませんが、埋める成分がそこまで硬くないため時間が経つと再度傷が目立つようになってきます。そのため、マメに作業を繰り返す必要があります。
製品のタイプとしては液状やペースト状のものが主流ですが、より手軽に使えるクロスタイプの製品などもラインナップされています。作業性や効果などをしっかり考慮して、ご自身のニーズに合ったものをチョイスするようにしてください。
傷消しおすすめ6選
【おすすめ1】ツヤ仕上げキズ消しセット(ソフト99)
2種類を使い分けることで、より美しい仕上がりに
研磨剤を含んだクリームタイプのアイテムで、中細タイプのキズ消し用と、極細タイプのツヤ出し用、専用の作業用スポンジが含まれています。専用スポンジは、垂直、水平を問わず塗装のどんな面でも均一な力で研磨できるように作られており、ドアノブなどの小キズやスリキズを一掃することができます。全塗色に対応しており、塗装面のトラブルを手軽に解消することができます。
【おすすめ2】スクラッチゼロ(Holts)
塗装表面を美しく磨き上げ、保護効果も発揮する
粉砕系砥粒を使用することで、キズ消しからツヤ出しまで1本で行なうことができる製品です。特殊シリコンポリマーを配合しており、磨き作業と同時にポリマー層を形成するため、施工後に高いコーティング効果を発揮します。全塗色に対応しており、マイクロファイバークロス、スポンジ、ミガキシートが付属しているのですぐに作業を行なうことができます。
【おすすめ3】塗装面用キズリペアシステム(クイックス)
表面処理に特化した技術をもつメーカーが作る、高性能な補修剤
ポリッシュ剤とフィニッシュ剤を組み合わせることで、塗装面の傷を消して、鏡面仕上げにできる製品です。従来のキズ消しコンパウンド製品とは異なり、有効成分が媒介となって働くことで塗装面のクリア層を移動し、同化させて表面を平らに変形させることで傷を消します。どんな色のボディにも使用することができ、コンパウンドのようにキズの程度に合わせて番手を使い分ける必要もありません。
【おすすめ4】チタニウムスクラッチリムーバー(SPASHAN)
塗装を保護しつつ傷を埋め、表面を保護する
塗装面浅い傷などに透明な樹脂が入り込むことで、傷を目立たなくすることができる製品です。全てのカラーに使用することができ、塗装面だけでなくメッキパーツやプラスチックにも使用可能です。傷が深い場合はコンパウンドと併用することで、効果を発揮させることが可能です。
【おすすめ5】魔法の傷消しクロス((mono)make)
気になる洗車傷や細かい擦り傷を、あっという間に除去
擦るだけで傷を簡単に消すことができる、クロスタイプのアイテムです。専用クロスと使い捨て手袋がセットになっており、ドアハンドル周りの爪キズや細かい擦り傷に効果的です。塗色を選ばない全色対応タイプで、写真入りのマニュアルが付属しているので初めて作業を行なう際も安心です。
【おすすめ6】車の気になる小キズ消しクロス(i car live)
コストと時間を大幅にカットできる、整備士が監修したアイテム
粒子サイズでの研磨が可能な特殊な布にコンパウンドと鉱油を融合し、最短で30秒程軽く擦るだけで塗装面の浅い傷を消すことができます。通常の洗車では落としにくいアスファルトのタールなども落とせ、ペイントの保護にも効果があります。全ての塗色に使用することができ、約1年程度繰り返して使用することができる高い耐久性を持っています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...