自動アイドリングストップ機能はキャンセルすべき?燃費やバッテリーへのデメリット

最近の軽自動車やコンパクトカーなど、燃費性能を重視する車種の大半がアイドリングストップ機能を搭載しています。しかし、アイドリングストップもメリットばかりではなく、デメリットもあり、アイドリングストップが嫌いというドライバーも少なくないようです。アイドリングストップ機能のメリット、デメリットをまとめました。

アイドリングストップは燃費向上に有効?

STOPアイドリング表示の画像

出典:http://www.city.kurashiki.okayama.jp/

軽自動車やコンパクトカーなどの燃費重視の車種の多くにアイドリングストップが搭載されています。
あなたは、アイドリングストップを使っていますか? 
アイドリングストップは「環境」への配慮を実現した機能です。しかし、メリットばかりではありません。

アイドリングストップをキャンセルすべきかを判断するために、気になる燃費やバッテリーへのメリット、デメリットを整理してみました。

アイドリングストップの目的とメリット

アイドリングストップとは

出典:http://www.excite.co.jp/

アイドリングストップは、赤信号などで停止した場合に自動的にエンジンが停止する仕組みです。
多くの車種は停止する際にブレーキペダルを強めに踏みこむだけでエンジンが停止します。
中にはアクセルペダルから足が離れて、車速が落ちるとエンジンが停止する車種もあります。
いずれにしても、特別な操作なしでエンジンが停止するようになっているのです。

つまり、信号待ちなどの停車時間(待機時間)に燃料を消費しないことで「燃費」と「環境」への配慮を実現した機能です。

アイドリングストップのメリット

・燃料の節約
アイドリング時に消費する燃料(10分間で約0.15~0.2L)を削減。

・排出ガスの抑止
アイドリングで排出される排気ガス(10分間で約70~100g)を削減。

・燃費の向上
毎日1時間、アイドリング時にエンジンを停止することで年間2~4万円の燃料代を節約。

アイドリングストップは、元々は燃料の節約と排出ガスによる大気汚染防止という環境保護は主な目的でした。
その他に停車中のエンジン音がなくなり、騒音が減らされるメリットもあります。

アイドリングストップ機能が開発される以前から、環境省などは「アイドリングストップ」を推奨してきました。
それをメーカーが機能として実装し、国が補助金をつけて普及を推進したのです。
そもそも燃費向上は、「燃料の節約」のオマケのようなものなんですね。

アイドリングストップのデメリット

燃料の節約、燃費の向上は自分次第?!

給油イメージの画像

出典:http://clicccar.com/

燃料の節約が期待できるというアイドリングストップですが、運転の仕方や道路状況によっては燃料を余分に消費してしまう可能性もあります。
一旦停止したエンジンを始動させるにはより多くの燃料が消費されるので、アイドリングストップで節約した分以上に燃料を消費してしまうケースがあるのです。

前述の通り、アイドリングストップを1日1時間行うと年間2~4万円の燃料代を節約できると言われています。
でも、1日当たり1時間のアイドリングストップを実行するドライバーがどれだけいるでしょうか?
さらに、それが365日となると一般ドライバーではまず該当しません。
アイドリングストップは全くのムダとは言えませんが、一概に燃料の節約のために有効であるとも言いきれません。

一般には「アイドリングストップの時間が5秒以下」の場合は、燃料の消費が節約を上回ると言われています。
つまり、エンジンの停止時間が5秒を超えない場合は「アイドリングストップは行わない方がよい」と言うことになります。
アイドリングストップで燃費のメリットがあるかどうかは、普段の自分の運転次第ということになります。

アイドリングストップ機能を使うとバッテリーの消耗が早い?!

アイリング時のバッテリー画像

出典:http://www.cockpit.co.jp/

エンジンを始動させるためのセルモーターはかなりの電力を消費します。
アイドリングストップ機能を使用すれば、必然的に頻繁にエンジンの再始動を繰り返すということになります。
当然、バッテリーの消耗が激しくなります。

そのため、アイドリングストップ搭載車は高性能の大容量バッテリーを搭載しています。
このバッテリーの価格は通常の1.5倍~2倍で、交換した場合は2万円程度の出費となります。
アイドリングストップで燃費が節約できたとしても、一瞬で吹っ飛んでしまいますね。
アイドリングストップ車では、バッテリーが上がることのないよう注意しましょう。

ちなみに、ある試算ではバッテリーのコストが1万円高くなると、それを回収するために約200時間のアイドリングストップが必要になると言われています。

夏場はツラい!アイドリングストップでエアコンが停止!

カーエアコンの画像

出典:http://carcast.jp/

アイドリングストップでエンジンが停止すると同時にエアコンも停止します。
バッテリーの電力でエアコンを稼働させるハイブリッド車とは違って、エアコンのコンプレッサーが回らなくなり、冷気を作り出せなくなるのです。
これは、夏場の猛暑時にはちょっとツラい話です。

最近のアイドリングストップ搭載車はこれに対処すべく、バッテリーでファンを回して残った冷気を送ったり、エアコン付近に保冷剤を取り付けて冷風を送る工夫をしています。
それにも限界がありますし、結局はバッテリーの消耗につながってしまいます。

補機類、電装品にもリスクが?

エンジン再スタート時の振動は、ゴムでできたブッシュやタイミングベルトなどの部品の劣化や消耗を早めます。
また、ヘッドライト、カーオーディオなどの電子機器の破損のリスクも高まります。

自動アイドリングストップ機能はキャンセルすべき?

アイドリングストップをキャンセルする方法とは?

前述したように、最新の車種の多くは自動でアイドリングストップをする機能が付いています。
特に変更をしない限り、信号待ちなどでエンジンが止まるように設定されています。

これまで、アイドリングストップのデメリットをご紹介してきましたが、自動アイドリングストップをやめたいと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

自動アイドリングストップ機能はキャンセル・解除することが可能です。
それでは、自動アイドリングストップ機能をキャンセル・解除する二つの方法をご紹介します。

①運転席についているボタンを押す

アイドリングストップ解除ボタンの画像

出典:http://car.watch.impress.co.jp/

一つ目はいたって簡単です。
あまり知られていませんが、運転席のボタンの一つにアイドリングストップ機能をオフにするボタンがついています。

このボタンを押すことで、自動アイドリングストップ機能はキャンセル・解除されます。

ただ、これは一時的なものです。
というのも、このボタンを押してキャンセルしても一度エンジンを切ってしまうと、次にエンジンをかけた時にはまた自動アイドリングストップ機能はオンになってしまうのです。

それでは煩わしいという方のために二つ目の方法をご紹介します。

②アイドリングストップキャンセルキットを使う

前述したようにアイドリングストップをオフにするボタンは一度押しても、エンジンを切ると元に戻ってしまいます。

アイドリングストップキャンセルキットは、一度オフボタンを押せば、「次にオフボタンを押すまで、キャンセル状態を記憶させる」ものです。

アイドリングストップキャンセルキットを導入すれば、エンジンをかけるたびにボタンを押す必要がなくなります。
また、アイドリングストップ機能を使いたくなった場合には、もう一度ボタンを押せばオンにすることができます。

おすすめのアイドリングストップキャンセルキットはこちら

アイドリングストップの効果は状況次第

アイドリングストップは燃費向上に有効な機能と思っていましたが、その効果は自分の運転次第で変わってくることがわかりました。
バッテリー消耗のリスクなどを考えると、アイドリングストップ機能を使用する前に自分の運転を振り返って判断することが大切ですね!

まずは、自分の車のアイドリングストップについてしっかり理解しなければいけません。
アイドリングストップ搭載車を購入する場合にも、検討材料として知っておくことが大切です。

その上で、アイドリングストップを停止するというのもひとつの選択だと思います。
もちろん、その日の予定や道路状況で使い分けるというのもアリですよね!

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