長く乗りたいならやるべき?新車の角をとる「慣らし運転」の方法を解説!

気に入った車に長く乗ろうと思ったら、慣らし運転は必要なのでしょうか。メーカーによっても対応が違っていて困ってしまいます。慣らし運転は本当に必要なのかメーカーの対応も交えて答えを探していきます。

慣らし運転とは?

スバル インプレッサ

慣らし運転とは、新車を購入してから一定期間または一定の走行距離を走るまで、車の性能を抑えて走行することで、車の状態を良好にすることです。

自動車のパーツは、いくつもの金属パーツが触れ合って構成されています。納車したばかりの新車は、それらの接地面が馴染んでおらず、その状態でエンジンやトランスミッションに強い負荷をかけるとパーツの表面にキズを付ける可能性があると言われています。

そのようなことが起こらないようにするために、慣らし運転は必要だと言われています。

新車の慣らし運転は必要ない?

慣らし運転は最高回転数を守ること

慣らし運転の概要について先ほど説明しましたが、果たしてどれほどの効果があるのでしょうか。最近の自動車は精密に作られているから、慣らし運転は必要ないという意見も存在し、本当に慣らし運転が必要であるかについては賛否が別れます。

慣らし運転の要不要に関して、このような説明があります。

使用開始直後は初期故障期にあたり、故障率は時間の経過とともに低下し、やがて安定した状態になっていくことが知られている。部品の組み立て集合体である自動車やオートバイもこの例外ではなく、使用開始直後は初期故障による故障の可能性が高い状態にある。

出典:https://ja.wikipedia.org/

新車は実際に走ることで、組み立て時に締めたねじが緩んできたり、組み付けた部品同士が緩んだり干渉しあったりする可能性があり、これらは故障の原因となることがあるので慣らし運転が必要、と考えられます。

新車の慣らし運転は必要?メーカーによって対応が違う?

スバルBZR

新車の慣らし運転に関しては、各自動車メーカーも言及していますが、メーカーにより意見が異なっています。今回はスバル、ホンダ、スズキの3社の慣らし運転に対する意見をピックアップします。

スバル

慣らし運転についてスバルはBZRの取扱説明書の中で「新車の慣らし運転中(1,000kmまで)は4,000rpm以下で運転してください」と記しています。

慣らし運転が必要な場合は取扱説明書に記載しているようです。また、記載されているとはいえ、エンジンの回転数を抑えて走ることのみが記載されているため、その他の特別な配慮は不要です。

ホンダ

ホンダは慣らし運転についてホームページで、現在の車は、エンジンやその他の部品精度が向上しているため、慣らし運転を行う必要はありません。ただし、機械の性能保持と寿命を延ばす為には以下の期間はエンジンや駆動系の保護の為に、急激なアクセル操作や急発進を出来るだけ避けて下さい、と記載しています。

また、慣らし運転について具体的にはこのように記載しています。

・取扱説明書に慣らし運転期間の記載がある場合 → その期間
・取扱説明書に慣らし運転期間の記載が無い場合 → 1000km走行までを慣らし運転の期間

出典:http://customer.honda.co.jp/

スズキ

スズキは、慣らし運転に関して具体的な方法を示していませんが、以下のように述べています。

慣らし運転はお客様が新しい車に慣れるまでと考え、急発進・急ブレーキなどを避け、安全運転を心がけてください。

出典:http://www.suzuki.co.jp/

スズキは、ドライバー自身が車に慣れるための期間を慣らし運転としています。車の走行性能を高めるための「慣らし運転」とは別の意味で使用していることが分かります。

スズキは、慣らし運転の必要性を具体的には述べておりませんので、不要と考えて良さそうです。

慣らし運転は運転者のためにある?

慣らし運転とは、運転する人が車に慣れるための期間でもあります。車はワイパーやウインカー以外は車によってスイッチの配置や操作方法が変わってきますし、車両感覚や左側の見切りも変わってきます。

ドライバーが新車に慣れるまで、安全に車を運転するためにも、車をゆっくりと動かす慣らし運転は必要ですね。

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