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アライメントとは?車のタイヤのトーイン・トーアウト・キャスター・キャンバーを解説!

タイヤのアライメント調整をしたことがありますか?車高を変えたときや、ぶつけてしまったときにアライメント調整をしたいですね。アライメント調整の概要と、アライメントの要素トーイン・トーアウト・キャスター・キャンバーについて解説していきます。

タイヤのアラインメントとは?

トーイン、トーアウト、キャスター、キャンバーの違い

修理工場

出典 :©Shutterstock.com/WathanyuSowong

ホイール・アライメント(Wheel Alignment)は自動車のホイールの整列具合のことで、「アライメント」と略していうこともあります。車体に対してホイールの位置、角度、方向がどのように取り付けられているかを確認し、調整をします。

車を運転するときの「走る・曲がる・止まる」動作にはホイール・アライメントが大きく関わっていて、バランスが崩れると走行上のトラブルの原因になります。

ちなみに、車のアライメントには「ボディーアライメント」もあります。

自動車の車体構造(内板骨格)と外装パネル(外板)の歪み具合やその修正のことを指し、調整する車がカーメーカーの寸法図通り復元することです。

この記事では「ホイール・アライメント」の解説をします。

車のアライメント調整をしたほうがいい場合

アライメントの調整が必要な状況は、例えば車高を変えた、足回りを調整した時があります。

他には縁石に足回りをぶつけて車に衝撃が加わった後や長年乗っている車も、アライメントの調整が必要になる可能性があります。

アライメント調整が必要な車の症状

車高を変えたなどのことをしたわけではないけれど、車の調子が変だと思った時は、アライメント調整の必要があるかもしれません。

特に以下のような症状が車にあれば、アライメントのバランスが崩れてしまっていると考えられます。
・フラフラ運転になってしまう(ハンドルがぶれる、まっすぐ走らない、曲がりにくい、加速が悪い)
・ハンドルのセンターがずれている
・タイヤが片減り、偏摩耗している

普段乗っていると気付きにくいかもしれませんが、運転していると「あれ?」と感じることがあるでしょう。
そんな時はアライメント調整を検討しましょう。

アライメントの4つの要素

アライメントには以下の代表的な4つの要素があります。

詳しい説明は次の項目で行います。
・トー角(トーイン・トーアウト)
・キャスター角
・キャンバー角
・キングピン角

このアライメントの4つの要素は、それぞれの調整される角度は小さいですが、角度の組み合わせによって走行性能が変わります。

【アライメントの要素 】トーイン・トーアウトとは

トー角(トーイン・トーアウト)

トー角は、自動車を上から見たときのタイヤの傾き角度のことで、まっすぐ走るために調整します。
ずれていると直進性やコーナリング性能に影響を与えます。

トーインは進行方向に対して内側に傾いている状態、トーアウトは外側に傾いている状態です。また、前輪のトー角は「フロントトー」、後輪は「リアトー」といいます。

日本ではmmで表すことが多いですが、海外では角度で表すことが多いです。通常の車はトー角が0度(トーゼロ)から、ややトーインの状態に調整されています。

ただし、レーシングカーなどの競技車両は意図的にトーアウトにし、他のアライメントとバランス調整することで、コーナリング性能を向上しながらも直進安定性も損なわない走りができます。

【アライメントの要素 】キャンバー角とは

キャンバー角

キャンバー角は、車両前面から見たときの地面に対するタイヤの傾き角度のことです。
直進性とコーナリング性能、ハンドル操作力への影響を与え、荷重変化への対応をします。

タイヤの角度が「ハの字」であればネガティブキャンバー(マイナスキャンバー)、「Vの字」であればポジティブキャンバー(プラスキャンバー)といいます。
キャンバー角は通常の走行をする車にはほとんどつけません。

ただし、キャンバー角を調整することで、旋回性能が変わります。
ネガティブキャンバー(ハの字)にすると旋回性能が向上しますが、タイヤの偏摩耗や直進安定性が低下する危険もあります。

また、「鬼キャン」は極端にネガティブキャンバーにする改造です。

違法改造になる場合もありますが、「レーシングカーみたいでカッコいい」「ギリギリ感が一目置かれる」などの理由から愛好者も多い改造方法です。

キャンバー角についての情報はこちらの記事

【アライメントの要素】キングピン角

キングピン角

キングピン角は、コーナリング時に回転軸となる線「キングピン軸」と路面に垂直な線との角度のことです。
「キングピン軸」は車両内側に取り付けられていることもありますが、現在の自動車には使われていないことが多いようです。

キングピン角が大きくなるとハンドルの操作力の軽減、キックバックの軽減になります。

【アライメントの要素】キャスター角とは

キャスター角

キャスター角は、自動車を横から見たときのキングピン軸の傾き角度で、調整することでふらつきの少ない、高い直進安定性が得られます。
角度を後方に付けるとプラスキャスター、前方に傾けるとマイナスキャスターといいます。

キャスター角が大きいほど、直進安定性が増します。
また、カーブを曲がるときにハンドルを切り、手を放すとハンドルが元に位置に戻ろうとするのもキャスター角がついているためです。

アライメント調整方法

お店でアライメント調整する場合

まず、タイヤの位置を正確に測定、診断を行います。
角度がずれている個所をアライメントテスターで確認し、その後調整を行います。

まず、タイヤの位置を正確に測定、診断を行います。角度がずれている個所をアライメントテスターで確認し、その後調整を行います。

また、アライメント調整のにかかる金額は測定と調整で金額がわかれていることが多いようです。

例えば、カーショップのオートバックスでは測定のみの金額は6,480円~(税込)、ジェームスでは測定のみ 5,508円(税込)と設定されています。

調整の金額は、ジェームスを参考にすると、調整するタイヤの1要素(トー、キャンバー、キャスターのいずれか)あたり7,776円(税込)です。

車の状態によって高額になってしまいますが、車が不調なときはしかたがありません。

自分でアライメント調整はできる?

お店でアライメント調整をしてもらうのは簡単ですが、高額になってしまうので、自分でやってみたい!という人もいるでしょう。

タイヤの傾きを数値で表し、調整することができればいいため、簡単ではありませんができないこともないようです。
必要なものは、ジャッキアップできる作業スペース(ガレージ)、水平を測るための道具などが必要ですが、計測だけでなくその後の車の調整の知識や技術も必要になります。

アライメント診断・調整で快適なドライブを!

タイヤとホイール

アライメント調整の概要と、アライメントの要素トーイン・トーアウト・キャスター・キャンバーについて解説してきましたがいかがでしたか?

車に乗っていて、「ちょっと走りが変だな」と感じたら、アライメント調整をしてみると解決するかもしれませんね。

トーイン・トーアウト、キャスター角、キャンバー角といったそれぞれの微小な角度によって、走行性能は大きく変わってきます。
操作性だけでなく、タイヤの摩耗、燃費などにも関わってくる重要なポイントです。

これまで気にしたことがなかった人も、チェックしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者

あかねこの執筆者の詳細プロフィール

自動車部品メーカーで庶務をしていましたが、車の勉強は始めたばかりです。 愛車はダイハツ・ムーヴラテ、憧れの車はトヨタ・S-FR。 スポーティでかわいい顔立ちの車が好きです!...

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