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雨で消えたOne Ride、その“続き”に120人以上が集結。ドランクドラゴン鈴木拓さんもぞっこんのROYAL ENFIELDはなぜこれほど人を惹きつけるのか?
2026年10月3日(土)、静岡県のバイカーズパラダイス南箱根で「ROYAL ENFIELD ファンミーティング 2026」が開催された。
このイベントが企画された背景には、9月20日に予定されていた「One Ride 2026」がある。世界中のROYAL ENFIELDオーナーが同じ日に走り、ライディングの楽しさを共有するOne Ride。バイカーズパラダイス南箱根でも多くのオーナーが集まる予定だったが、残念ながら雨により中止となってしまった。

そこでROYAL ENFIELDが用意したのが、今回のファンミーティングだ。楽しみにしていたオーナーたちが集まれる場所を改めて作りたい――。いったん中止になったイベントに対し、こうして別日に交流の場を設けるのは珍しい。
しかも、用意されたのは催し物が次々と行われるようなイベントではない。愛車を眺める。隣に停まっているバイクについて話す。オーナー同士で情報交換をする。

そんな「ROYAL ENFIELDが好きな人たちが集まる場所」だった。公式の告知でも、決められたプログラムを中心とせず、オーナーやこれからROYAL ENFIELDに乗ってみたい人が自由に交流できるファンミーティングとして案内されていた。
そして当日、南箱根には120人を超えるROYAL ENFIELDオーナーが集まった。なぜROYAL ENFIELDは、これほどまでに人を惹きつけるのだろうか?
会場の様子と、ドランクドラゴン・鈴木拓さん、女優・タレントの桜井つぐみさん、バイク女子のるなもさんによるトークショーから、その理由を探ってみよう。

目次
イベント開始は10時。でも8時にはROYAL ENFIELDがやってきた

10月3日の南箱根は晴れ。それまで雨の日が続いていただけに、久しぶりの好天を待っていたライダーも多かったのだろう。この日の箱根周辺では、朝から多くのバイクを目にした。
バイカーズパラダイス南箱根のオープンは8時。ファンミーティングの開始は10時なのだが、8時に会場へ到着すると、すでにROYAL ENFIELDで訪れているオーナーの姿がちらほら。

そして告知されていた10時を迎えるころには、さまざまなROYAL ENFIELDが駐車場に並び始めていた。ただし、会場で何か大きなプログラムが始まるわけではない。気になる車両を覗き込んだり、カスタムについて話したり、久しぶりに会った仲間と話したり。初対面らしきオーナー同士でも、目の前にあるバイクが会話のきっかけになっている。
イベントというよりも、大きなROYAL ENFIELDのミーティング。そんな言葉の方が、この日の空気には合っていた。
「集まること」そのものを楽しむファンミーティング
バイクイベントというと、新型車の展示やステージイベント、試乗会、物販など、さまざまなコンテンツが用意されることが多い。しかし今回のファンミーティングは少し違う。主役は、そこへ集まった人たちだ。
自分の愛車を見てもらったり、他のオーナーのカスタムを参考にしたり、同じモデルに乗る人同士で情報を交換したり。そこには350ccモデルもあれば650ccモデルもあり、クラシカルなCLASSICやBULLETだけでなく、HUNTER、BEAR、HIMALAYANなど、それぞれキャラクターの異なるモデルが並んでいる。同じROYAL ENFIELDでも、選ぶ車両も乗り方もオーナーによってまったく違う。だからこそ、駐車場を歩いているだけでも面白い。
何かを見るために集まったというより、ROYAL ENFIELDに乗る人、興味を持つ人と会うために集まっている。そんな印象を受けるイベントだった。

なぜROYAL ENFIELDは人を惹きつける? 3人のトークショーから見えたもの
11時30分になると、会場をバイカーズパラダイス南箱根の館内へ移してトークショーがスタート。

登壇したのはROYAL ENFIELDオーナーでもあるドランクドラゴンの鈴木拓さん、バイク女子として活動するるなもさん、そしてさまざまなバイクを所有し、モトメガネでも試乗インプレッションを行っている桜井つぐみさんの3人だ。ゲスト3名は事前の公式発表でも案内されていた。

館内にはROYAL ENFIELDオーナーだけでなく、この日たまたまバイカーズパラダイス南箱根を訪れていた他メーカーのバイクに乗るライダーの姿も。
3人のバイク談義に、多くの人が耳を傾けていた。
「バイクに乗りたい」ではなく「このバイクに乗りたい」
ROYAL ENFIELDへの愛を最も熱く語っていたのが鈴木拓さんだ。鈴木さんがバイクの免許を取得したきっかけは、「バイクに乗ってみたい」と思ったからではないという。

街中で偶然見かけたCLASSIC 350のハルシオングレー。その姿に惹かれ、「あれに乗りたい」と思ったことが、バイクに乗り始めるきっかけだった。
免許を取ってからバイクを探し始めたのではなく、欲しいバイクが先にあって、そのために免許を取ったのである。
スペックや排気量を比較する以前に、見た瞬間に「乗りたい」と思わせる。クラシカルなシルエット、独特のカラーリング、細かな造形など、現行車でありながらどこか時代を超えた雰囲気を持っていることは、ROYAL ENFIELDの大きな魅力だろう。
鈴木さんは現在も自身のROYAL ENFIELDをかなり気に入っているようで、この日も会場に集まったファンとの会話や写真撮影に気軽に応じていた。

なお、鈴木さんの愛車と、そのこだわりについては別途インタビューを実施済み。後日公開予定の「みんなのバイク特別編」で、鈴木拓さんの愛車をじっくり紹介する予定なので、そちらもお楽しみに!
バイクだけじゃない。「乗る人」までスタイルの一部になる
トークショーで何度も話題に上がったのが、ROYAL ENFIELDの「おしゃれさ」だった。車体のカラーリングや造形だけではない。会場に集まったオーナーのファッションを見ながら、鈴木さんたちは「ROYAL ENFIELDのオーナーはおしゃれな人が多い」と盛り上がる。

その話を受けて桜井さんが語ったのが、「オートバイがおしゃれだと、ライダーの方もおしゃれでいたくなるんだろうなと思う」ということ。
バイクがおしゃれだから、それに似合う服を選びたくなる。バイクだけで完結するのではなく、人が乗った姿まで含めてひとつのスタイルになるというわけだ。

実際、この日の駐車場を見ていても、クラシカルなウエアやワーク、ミリタリーなど、愛車の雰囲気に合わせたファッションを楽しんでいるオーナーは多かった。「速い」「軽い」「高性能」といった数値だけでは表せない、所有することで生活やファッションまで楽しみが広がっていくこと。これもROYAL ENFIELDが支持される理由のひとつなのかもしれない。
見た目は重厚。でも乗ると驚くほど親しみやすい

一方で、見た目だけでバイクを選ぶわけにはいかない。そこで興味深かったのが、さまざまなROYAL ENFIELDに試乗してきた桜井つぐみさんの言葉だ。桜井さん自身の愛車はROYAL ENFIELDではないものの、仕事でさまざまなモデルに乗ってきたという。
その桜井さんが感じているのが、「どれも初めて乗った気がしない」という親しみやすさ。

たとえば650ccモデルは、車体を前にすると重厚で大柄に見える。しかし実際に走らせてみると、低回転から粘るエンジン特性や自然に出てくるパワーのおかげで扱いやすく、「400ccくらいの感覚」と感じるほどだったという。
細い道でUターンするときにも突然エンストしてしまいそうな不安が少なく、アップハンドルによって取り回しもしやすい。桜井さんは、その印象を「見た目以上に親しみやすい」と表現していた。

クラシカルなスタイルに惹かれて近づいてみる。そして乗ってみると意外なほど扱いやすい。デザインだけのバイクで終わらないところも、ROYAL ENFIELDの面白さなのだろう。
バイクが知らない人との会話を生み出す
もうひとつ、3人の話から見えてきたのが「人とのつながり」だ。
鈴木さんはROYAL ENFIELDで走っていた際、他のライダーから合図を送られた経験や、海ほたるでインドの人たちに囲まれ、一緒に写真を撮ったエピソードを紹介。言葉が通じなくても、目の前にあるROYAL ENFIELDが会話のきっかけになったという。

同様に、ROYAL ENFIELDで走っていると海外の人から声をかけられたり、写真を撮らせてほしいと言われたりするという話も飛び出した。
そして実際、この日のバイカーズパラダイス南箱根でも同じような光景が起きている。知らないオーナー同士が車両をきっかけに話し始める。気になるカスタムについて質問する。初めて会った人でも、「ROYAL ENFIELDに乗っている」という共通点があれば会話が始まる。

今回のファンミーティングそのものが、3人の話していた「バイクが人をつなぐ」ということを、そのまま形にしたようなイベントだった。
トークショーが終わっても、オーナーたちは帰らない
トークショーの最後には、参加者とともに集合写真を撮影。その後は再び駐車場へ戻り、それぞれが思い思いに過ごしていた。

トークショーが終わったからイベントも終わり――とはならない。愛車を囲んで話をする人。別のモデルを見て歩く人。鈴木拓さんと話したり、一緒に写真を撮ったりする人。そんな時間がゆっくりと流れていた。公式な開催時間は10時から14時までだったが、オーナー同士の交流はその後も続き、会場が落ち着き始めたのは15時ごろ。
この日集まったROYAL ENFIELDオーナーは120人以上。大掛かりなステージイベントを何本も用意したわけではない。それでも多くの人が集まり、時間を過ぎても会話が続いていた。その光景こそが、ROYAL ENFIELDというブランドが持つ力を一番わかりやすく表していたのかもしれない。
気になるなら、まず一度乗ってみればいい
この日はROYAL ENFIELDのレンタルも人気だった。
ファンミーティング当日に限り、対象モデルは通常1時間3300円のところ1650円という特別料金が設定され、発売されたばかりのBULLET 650もレンタル対象となっていた。会場では多くのライダーがROYAL ENFIELDを借り、箱根の道へと走り出していた。

バイカーズパラダイス南箱根ではROYAL ENFIELDのレンタル車が用意されており、気になるモデルを実際に走らせて、その乗り味を確かめることができる。

ROYAL ENFIELDが気にはなっている。でも、輸入車だし、自分に乗れるのだろうか。そんな人ほど、一度実車を見て、可能なら実際に乗ってみてほしい。
今回のトークショーで桜井つぐみさんが話していた、「初めて乗った気がしない」という感覚が、きっと理解できるはずだ。そして、もしかすると鈴木拓さんと同じように、「バイクに乗りたい」ではなく、「このバイクに乗りたい」と思える一台に出会えるかもしれない。
10月31日まで南箱根でROYAL ENFIELDの世界を体感できる!
「ROYAL ENFIELD ファンミーティング 2026」は終了したが、バイカーズパラダイス南箱根では2026年10月31日(土)まで「ROYAL ENFIELD MATAGARI EXPERIENCE 2026」を開催している。
期間中は館内にROYAL ENFIELDのレンタルバイクやカスタム車両を展示。ROYAL ENFIELDに乗って来場した人を対象としたプレゼント抽選企画も実施されている。
「ROYAL ENFIELDは気になっているけれど、まだじっくり実車を見たことがない」という人にとっても、その世界観に触れられる機会だ。
秋の箱根ツーリングとあわせて、バイカーズパラダイス南箱根へ足を運んでみてはいかがだろうか。
ROYAL ENFIELD MATAGARI EXPERIENCE 2026 開催概要
開催期間:
2026年10月1日(木)~10月31日(土)
会場:
バイカーズパラダイス南箱根
静岡県田方郡函南町桑原1348-2
主な内容:
- ROYAL ENFIELDのレンタルバイクを展開
- ROYAL ENFIELDのカスタム車両を館内展示
- 「CHALLENGER」「SAMURAI」「Royal Enfield-改」などのカスタムマシンを展示
- ROYAL ENFIELDで来場した人を対象としたプレゼント抽選会を実施
※受付でROYAL ENFIELDの鍵を提示し、アンケートに回答すると参加可能
※抽選数には限りあり
バイカーズパラダイス南箱根の10月の営業時間は、平日9:00~17:00、土日祝8:00~17:00となっている。
- 執筆者プロフィール
- nakajima




