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「SHAD」と「フルヒトロス」をキャンプツーリングで実戦比較!本当に使いやすいアルミトップケースはどっち?
ツーリングライダーなら誰でも一度は憧れる、「アルミ製の大容量トップケース」
その人気メーカー「GIVI・SHAD・フルヒトロス」の3モデルを比較・検証するシリーズの最終回は、実際にキャンプツーリングで使用してみた「実用レビュー」です!
なお、今回は奥様との夫婦ツーリングだったので、僕のR1200GSに「SHAD:TR48(以下、SHAD)」、奥様のG310Rに「FURCHTLOS:RANGER TOP CASE 50L(以下、フルヒトロス)」を装着してのレビューとなります(GIVIさんゴメンね)

収納力を比較
今回はキャンプツーリングということもあり、さすがにトップケースだけでは全ての荷物を収納できないので、僕のGSは「SHAD+純正サイドケース+シートバッグ」、奥様のG310Rは「フルヒトロス+シートバッグ」という構成です。
基本的にキャンプ道具や日用品はシートバックやサイドケースに、ツーリング中に出し入れするものはトップケースに入れるというパッキングで、それぞれのトップケースに入れたものは以下の通りです。
僕(SHAD):厚手の防寒インナー、メッシュグローブ、レギュラーグローブ、帽子、折り畳み傘、水筒、書類、携帯トイレ、ガジェットとか熊よけ鈴とかヘッドライトとかが入っている大型ポーチ、ツーリングマップル、降車時に2人分のインカム
奥様(フルヒトロス):上記と似たようなものと食べ物と食べ物と食べ物(女性なので詳細はヒ・ミ・ツ)


もしかしたら、写真を見てお気付きかもしれませんが…僕(SHAD)は降車時にライディングジャケットもトップケースに入れてましたが、それでも全然余裕でした!
奥様(フルヒトロス)の方も、降車時にライディングジャケットを入れようと思えば、余裕で入るスペースが確保されていたので、収納力に関してはどちらも「優秀」という結果に至りました。
ぶっちゃけ宿を使う1〜2泊程度のツーリングなら、シートバッグすら不要だと思います(男子の場合)

シートバッグとの干渉を比較
続けてトップケースとシートバッグとの干渉具合ですが…結論、これもどちらも問題ありません!
一応説明しておきますが、干渉を避けるためにシートバッグを極力ライダー側に寄せる…なんてことは一切しておらず、いつも通りの感覚で乗せた結果です。
僕は50Lの大容量シートバッグを乗せていましたが、それでもライダーにもSHADにも1mmの干渉もなく、至って快適な状態でございました。


奥様の方はシートバッグが若干背中に干渉していましたが…これはBMWの純正トップケースを装着した状態でもそうなるので、”いつも通りの許容範囲”で、むしろシートバッグとフルヒトロスの干渉がないことを称賛したい次第です!
ただし、フルヒトロスは標準でバッグレストが付いているので、僕のようにデカいシートバッグだと多少干渉する可能性はあります。


荷物の取り出しやすさを比較
続けて荷物の取り出しやすさですが、基本的にトップケースは「ツーリング中に頻繁に取り出すものを入れる」ので、ここはかなり重要なポイントです!
…ってことで、SHADはロック機構に鍵を刺したまま、そのまま鍵ごと持ち上げるだけで解錠できる…つまりは「片手だけで開錠できる」というメリットがあるので、片手にグローブを持った状態でも蓋を開けることができました。
※もちろん両手操作がベターではあります。




フルヒトロスに関して、形状的にSHADより高さがあるので…身長154cmの奥様だと開けにくいのでは?と心配でしたが…結論そこは全く問題ありませんでした。
「うむ、ちゃんと蓋を開けて中身を確認できるぞ!」と奥様が仰っていたので、もちろんバイクの車高にも左右されますが、基本的には小柄な方でも扱えると思います!
解錠については鍵をチョコっと回すだけで、蓋がパカっと開く「チョコパカ方式(僕が命名)」なので、片手でも操作できる上に力も必要ありません。
つまり、フルヒトロスは実は女性ライダーにピッタリのトップケースなのかもしれません(おしゃれだし)


ただし、フルヒトロスには一つ注意点があり、それは構造上「インロック」ができてしまうことです。
事実、今回のツーリング中に奥様がインロックをかましてしまい…有能な部下の僕がスペアキーを持っていたことで事なきを得た…というモデルケースを経験してしまいました(爆)
なので、フルヒトロスを使う場合は、標準で鍵が2本付いてくるので、片方をスペアキーとして持ち歩くことをおすすめします。
そして、これは”ツルッとした美しい見た目”とのトレードオフになってしまいますが…指紋や汚れが目立ちやすいのが玉に瑕です…


持ち運びやすさを比較
続けてキャンプツーリングならではの、ケースの持ち運びやすさの比較です。
バイクでキャンプをする時は、トップケースをテント近くに置いた方が”荷物収納スペース”として使えたり、後ほど説明する”テーブル”として活用できますが…だからこそ、持ち運びが面倒だとゲンナリしますよね…
そういった意味でSHADは「独自の持ち手システム」のお陰で、バイクからケースを外す際も持ち運びもかなり楽な方で、そもそも見た目のイカつさよりは軽く感じるので助かりました。



フルヒトロスは重量5.25kgと、5.5kgのSHADとほぼ同じ重さですが…無駄に豪華な「鋳造アルミニウムの持ち手」のお陰で、こちらも運搬はかなり楽な方です!
これは僕も奥様も全く同じ意見ですが、一見普通の持ち手のように見えますが…おそらく設置場所や重量配分が計算し尽くされているので、スッと自然に持ち上げることができます!
もちろん「片手で運搬できる」という点ではSHADに軍配が上がりますが、その際にケースが縦向きになってしまうので…荷物の入れ方には要注意です。



キャンプテーブルとしての比較
最後はトップケースを”キャンプテーブル”として使う場合の比較ですが、これは予想通りフルヒトロスが強かったです!
なんせ「正方形に近い形+フラットな天板」という…どう考えても”テーブル化”を見越した設計(?)となっているので、特にG310Rのような積載スペースの限られたバイクは重宝すると思います。
そりゃ〜荷物からテーブルを減らせるとなれば、収納スペースの余裕が全然違いますからね(真顔)



SHADはフルヒトロスと比べてフラットな面が少なくはありますが、それでもテーブルとしてのスペックは比較的高いと思います!
メーカーロゴの部分に若干の凹凸があるので、そこに不安定なものを乗せなければ問題ございません。

アドベンチャー志向のSHAD、汎用性と多様性のフルヒトロス
今回、実際にキャンプツーリングでSHADとフルヒトロスを試して分かったことは、SHADはやはりアドベンチャー志向のケースであること、そしてフルヒトロスは汎用性と多様性に優れていることです!
まずもって、SHADは”車種別専用フィッティング”が必要なので、そもそも取り付けできない車種が多々あります。
そして、その対応車種は圧倒的にアドベンチャーバイクが多く、それゆえケースの仕様自体がアドベンチャー志向になるのは当然の結果と言えます。
具体的には深さよりも横幅重視(アドベンチャーバイクは横幅がある)の、荷物をポンポンぶち込める収納スペース、片手が塞がっていても開けやすいロックシステム、ケースの重さをカバーする持ち手システム、ヘビーデューティー感漂うデザイン、頑丈な作りなどです。

フルヒトロスは汎用ベースプレートで取り付けできる車種が多く、G310Rのようなネイキッドにもマッチする、スマートで美しいデザインが特徴です。
見た目以上に持ち運びしやすい持ち手と、力やコツが不要のストレスフリーなロックシステム、そしてテーブルとしての順応性…これらはまさに多様性!老若男女問わず、どんなライダーやバイクでも扱いやすい証拠ですよね!?
それこそベースプレートは単品でも手に入るので、つまりは2台以上のバイクを所有しているライダーなら、「トップケースの使い回しができる」というメリットもあると思います(これまた多様性)

結論:どれも良いやん!
えっと…すいません、本当に申し訳ございません…
今回使ったSHADとフルヒトロス、それから第1回と2回に登場したGIVIですが…色々とガチで比較・検証した結果、「どれも良いやん!」という全くもって無責任な結論に達してしまいました!
しかし、今回の一連のシリーズが、「俺っちはこれが合ってそう!私はこっちにするぅ♪」などと…読者の皆様のトップケース選びの参考になったのなら、それはそれは大変嬉しゅうございます。

- 執筆者プロフィール

- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...