あなたの回答は正解？駐車場利用時の「車種を教えてください」で伝える内容とは

旅館やホテルを予約するとき、コレを手元に準備しておけば安心！

冒頭でお話したように、広く知られている車であれば、車種を伝えることで入庫可能かどうかすぐに判断してもらえるでしょう。しかし、”知名度の低い車”などに乗っている場合、車種を聞いても判断できないケースがあるかもしれません。

そのような場合、何を伝えればよいのでしょうか？前出のホテルスタッフに聞いてみました。

「メジャーなお車であればすぐに判断できますが、馴染みのないお車の場合、入庫可能かどうか分からないこともあるかもしれません。そのようなときは、車検証をご提示ください。記載されている長さや幅、高さ、重量などから判断いたします。

お電話にて車検証の情報をお伝えいただければ、入庫可能かどうか判断できるかと思います。」

要するに、相手が知りたいのは”車の大きさ”ですから、相手に「自分のクルマ」が伝わりにくい場合は、車検証に記載されている情報（長さ・幅・高さ・重量など）を伝えてみましょう。

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車検証には“センチメートル単位”で記載されている点に注意しよう

しかし、ひとつ気になる点は、車検証に記載されているボディサイズは、ミリメートルをセンチメートルに換算した上で、”小数点以下を切り捨てた数値”であるということ。

たとえば、全幅1,855mmのクルマは、車検証には「185cm」と記載されます。幅185cmまでの制限が設けられた駐車場の場合、車検証上は問題なさそうでも、実際には”数ミリオーバー”していることになります。

入庫可能なクルマの寸法が「ミリメートル単位」ではなく「センチメートル単位」で表記されている駐車場もありますが、このような場合、入庫は可能なのでしょうか。

立体駐車場を経営する会社に「”幅185cmまで”と記載されている駐車場で、全幅1,855mm（車検証上は185cm）の車は入庫してもらえるのか」と聞いてみたところ、

「駐車場によって対応は変わるかと思いますが、弊社ではそういった車は入庫しません。制限を数ミリ超えている場合、タイヤやホイールがパレットに当たってしまい、傷がつく恐れがあります。

車が入らないことはないと思いますが、トラブルに発展する可能性もあるため、お断りしております。」

という回答をいただきました。

車検証上ではサイズに問題がないとしても、主要諸元などに記載される「ミリ単位」の数値では、制限を超えていることがあります。制限を数ミリ超過していると、トラブルにつながる恐れもあるようですので注意しましょう。

駐車場利用時に車種を聞かれた際、「自分の車」が相手にうまく伝わらなければ、車検証の情報を伝えることは有効です。しかし、ミリ単位で見てみると、駐車場の制限を超えてしまっている可能性もゼロではありません。

平面駐車場において、車種が限定されることはそこまで多くないものの、立体駐車場では、入庫できる車種が限られることも多々あります。駐車場での思わぬトラブルを避けるためにも、愛車の「ミリ単位の寸法」は頭に入れておくと安心かもしれませんね。

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