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あなたはどこまで知ってる…?現在もはびこる自動車業界の闇販売とは

車両購入時の諸経費水増し請求

販売会社ごとに決められている、車両購入時の諸経費。手数料に関しては、新車ディーラーでもお店ごとに数十円から数百円程度、違いがあるのがほとんどです。

しかしながら、基本的に同じ車を購入するなら、税金や印紙代は常に同じ金額が請求されます。こうしたことを知らないユーザーに対して、手数料詐欺のような手法で、金銭を要求する悪質業者がいるのです。

@HappyAlex/stock.adobe.com

こうした業者では、車両本体価格を安くしておいて、車両本体以外の諸費用が異様に高く設定されています。

通常であれば1万円~2万円程度の車庫証明代行費用に10万円が計上されている、通常1万円弱の納車費用に10万円というケースもありました。

しかも、購入した車は販売店へ取りに来ると伝えても、納車費用がなくなることは無いのです。納車費用は、販売店がユーザーの自宅などへ購入した車を届ける際に必要になる費用のはずですが、一体何のための手数料なのでしょうか。

手数料と伝えて、知らないユーザーを騙す行為は、現在もまだ見かけます。件数としては少ないですが、早く消し去りたい自動車業界の闇と言えるでしょう。

お金を払ったのに車が納車されない

長野県の販売店で、車を契約し、入金も済ませたにもかかわらず、車が納車されないという事態が数多く発覚しました。そんなバカなと思いますが、2022年の初頭、現実に発生した事件です。

個人経営の自動車販売店(新車・中古車取り扱い)で発生したこの事件。大手ディーラーでは起こりえない事ですが、悪いことを考える人は、こうした安心の裏側を突いてきます。

お金を払う人の手
©RomanR/stock.adobe.com

大きなお金が動く車の売買だからこそ、信頼のおける人やお店に依頼するべきでしょう。「安くしますよ」と調子のいいことを並べるお店ほど、こうしたケースには注意すべきです。

基本的には多くの販売店が大規模・小規模にかかわらず、正しい取引をしています。だからこそ、ほんの一握りの悪いことを考える人に隙を見せないことが大切です。車の取引が、安心して行えるよう、業界全体で悪者を排除する動きも必要となるでしょう。

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Red29
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1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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